小林古径記念美術館・小林古径邸の学芸員の方から来年度開催予定の伝統文化紹介ワークショップについて相談を受け、打ち合わせをしました。
「小林古径記念美術館」は、近代絵画の巨匠で上越出身の小林古径を記念して高田城址公園内に建てられた美術館です。古径の作品や関連物品を展示して彼の画業を紹介するとともに、各種の講座やイベントを開催して市民に芸術文化に親しむ機会を提供しています。
そうした事業の中に、日本文化の体験講座「和ーくしょっぷ 遊んでアート!」があります。日本の絵画、音楽、料理、住まいなどの特徴を、各種の作業を通して感じてもらおうという企画で、私も音楽に関する会で関わらせて頂きました。(2011年7月開催「きいて感動☆邦楽を楽しもう」:報告は
こちら)
来年度も企画を引き継ぐということで、音楽に関しては能・狂言を軸に何かできないか、考えを練り始めたところです。もう少し内容を詰めたら具体的なご案内ができると思いますので、しばらくお待ちください。
私も初めて知ったのですが、古径は能楽にも関心があったようで、能の題材を絵にしたものや、能舞台の様子を描いた作品をいくつか残しています。図版を見せて頂いた感じでは、古径なら確かにこういうふうに描くかな、という感じの絵でした(素人ですのであまり詳しいことはわかりませんが)。いちどきちんと見てみたいと思います。
美術館には古径の旧邸が復元されており、見学もできるそうです。とてもいい雰囲気ですので、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
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小林古径記念美術館