関西ヤングジュオン日記

森林ボランティア講座in関西
の修了生たちのその後の活動日記

震災復興支援活動@東松島 2013春最終版

2013年06月16日 | 震災復興支援
こんばんわ!
ブログ担当のまっちゃん(1期生)です。

ここ1ヶ月は本業が忙しくなり、なかなかブログ更新の時間が取れていませんでした。
楽しみにされている方々には大変申し訳ありません。
(って、読んでくれてる人いるのかな?汗)

今回はGWに関西中国地域の有志で行った宮城県東松島市での震災復興支援活動の最終版です。
参加された方や受入側の方々の言葉を載せていきたいと思います。
※本当は全文載せたいのですが、ボリュームが大きくなることもあり、一部抜粋とさせていただきます。


■M元さん
○大きく前進したと感じた事
3回目の支援で継続した活動になり、現地の方々との心の交流の広がりと深さを
 肌身で感じることが数多くなってきました。
現地受入側のMさんのボランティア精神が浸透し、その広がりが地元民の方々に
 広がりをもたらしていました。(地元民女性ボランティアの人数が増えてきました。)
神社運営委員会に若い人をメンバーに増やし、活動が活発になりその広がりを感じました。
 前夜祭、祭り本番では十分な準備態勢を組み、過去に見られない多くの地元民参画型の
 復興祭が出来ました。
復興畑で作業をすることにより、萎えた心から元気を回復してきた仮設住宅の多くの方々が見られました。
 なかにはご主人を失った心の痛手から立ち上がろうとして、半分迷いながらも意識して自立復興しようと
 心を奮い立て、復興祭運営にもチャレンジする方が見られました。

○今までも素晴らしいと感じていたこと
東北の方々は人情に非常に厚く、粘り強いことをいつも感じています。
私たちの迎え方は本当にものすごい気配りで、こちらが恐縮してしまうことが非常に多く、
申し訳ないくらいです。
Mさん、ボランティア、神社運営委員の皆さん方三浦食堂さん本当に有難うございます。

ボランティアに来たつもりがボランティアされている印象は私たち全員が感じています。
感謝・感謝・感謝

○今後の課題
心の復興を支えるのは最終自分自身であることをどのように判ってもらえるのか。
 今後の仕組みつくりが必要です。仮設住宅、自宅を問わず自立に向けた支援が必要です。
 その為に復興プログラムが被災者各人に必要です。
 大きく分類すれば次の4パターンの状況が考えられます。被災者により状況は大きく差があります。
 1:茫然自失 2:悲しみ 3:怒り(発憤,発奮) 4:自立復興
畑の瓦礫処理に見られるように土に親しむ作業は心身療法にもあるように大きな効果が期待できます。
 今後の大学生協の若い力の発揮できる分野でもあります。鎮守の森復興も同じことが言えるでしょう。
 JUON東北の方々と連携した活動展開が必要です。
仕事や事業を持つ人は仕事や事業そのものが家族を支える収入にもつながり、
 くらしの安定に欠かせないもう一つの重要な課題です。
 事業や仕事の支援の為にJUON市場の活用で遠隔地の方々でも支援できる仕組みが必要です。
観光事業の利用も交通、飲食、宿泊、お土産等々は大きな事業支援です。
 被災地を避ける観光コースを変更修正し是非コースの中に被災地を入れていただきたいものです。
 出来れば一部でも良いので、瓦礫処理のメニューも欲しいものです。
 是非遠隔地の皆さん方でチャレンジください。
 私たちも雄勝町や女川町、石巻市の被災地を帰路に就く前に見学しました。
 被災地を一度見れば判ります。
 皆さんも身体で感じてください。まだどれほど今後の継続的支援が必要なのか、
 このことは決して東北だけの問題ではなく私達自身の問題でもあります。

願・・・自立支援に向けた継続支援

■Y邑さん
○印象に残ったこと
震災の爪痕が随所に残っている箇所はいまだに見受けられますが、
 2年前、1年前、現在に移行するにつれ、表情が全体的に
 柔和になりつつあるように感じました。
Mさんのお宅の前にある畑の一部に菜の花や玉ねぎが植えられており、
 また周辺住民の方がナスの栽培を行っているのを見て、土地もほぼ元通りになりつつあると
 感じていますが、津波によるがれきや岩石が散在している箇所がいまだに見受けられるので、
 継続した復興活動を行う必要はありとの認識を抱きました。
去年から大曲地区の方々にお世話になりましたが、小生のことを忘れずに接していただけたのは
 本当にうれしい限りでした。

○今後、課題に思うこと
今回の前夜祭には老若男女問わず参加されていたことは本当によかったと思いました。
 一方、本祭が平日に開催された影響もあると考えますが、若い方々がほとんど少ない状態であることは
 さびしいと考えています。
津波の被害の大きな大曲浜地区は家がほとんどない状態で、再建のめども立たない状況であることは
 現地を見て、またダンプカーが多く走っているのを見て深く感じ取りました。
 仮設住宅に住まれている方は多いと思いますが、いつになれば震災前に近い環境で
 生活できるか心残りです。
津波で枯れた防風林が去年~ことしの間に撤去され、風がかなり強く吹いている、
 ほこりが舞い上がるといった気象現象は肌で感じました。防風林の植樹対応は喫緊の課題です。
 再整備を行うのに行政、地域住民との納得性でもって行わないといけないのは当然ですが、
 行政、地域住民、ボランティアが一枚岩で活動できるようにすることが求められるでしょう。
大曲地区の住民が小生に話をされていましたが、仙台から公共機関で来る際、
 松島海岸駅で代替バスに乗り換えることが障壁であるといっています。
 2015年に線路は新たに敷設される予定とのことですが、線路のルート変更は必須で、
 土地買収や安全確保といった課題を抱えて対処しないといけない。


最後に私たちを受け入れて下さった東松島市大曲五十鈴神社の役員一同様より頂いたメッセージを
掲載させていただきます。(一部抜粋)

先日の例大祭には嘗て無い程の人達が訪れ、
震災に遭われた方々が以下に心のより所を求めているかを知らされました。
~中略~
私達役員一同も神社再建に向かうことが出来るものと確信をしている所です。
発災以来、二年余り過ぎた今、自立再建の道を歩む事をお誓い申し上げます。

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