「ほう、便利そうだのう」
こんびにえんす?
「…別にわざわざ英語で言わんでもいいから」
いやぁ、久しぶりに『1・2のアッホ』を思い出して
「30年も前の、大ヒットというほどでもないマンガを引き合いに出すなや」
よくお前もそんなマンが知ってるねぇ
「それは置いといて」
置いとくのかよ…
「病院のカルテ、あるだろ?」
あるだろ?って、あるねぇ
「アレが結構様変わり中、なワケで」
様変わり中、って、どゆこと?
「普通、お医者さんが紙に万年筆かなんかでドイツ語かなんかの何を書く、わな」
よくわかんないことだらけだけど、そだねぇ
「ま、あれ、事務、という一面もあるだろうけど、一方で履歴、という側面もある、よな」
よな?といわれても…
「これまでにどんな病気しただの、前回はどんな診察をした、だの、そーゆーのを、さぁ」
あ、たしかにそうだねぇ
「なわけで…ま、ないと話にならん場合もあるし、ないよりはあった方がいい、よな」
ま、ね
「で、便利な反面、面倒な点も」
え?あるか?
「すんごい単純にいうと、探すのが面倒」
…そだねぇ
「名前だけで管理するとそれはそれで面倒だし、じゃ、通院中の人とそうでない人と、とか分けると、それはそれで面倒」
紙、だもんねぇ…
「なわけで…コンピュータに入力しよう、という動きが割とでてるらしくて」
あー、そなんだ、確かにそれなら検索とか楽だろうし、ねぇ
「使い方にもよるけど…総合病院なんかで複数の科のカルテなんかがある場合にしても…内科ではどんな薬出してるんだ?あ、これ出すと被っちゃう、これとこれだと副作用が…みたいなことも確認しやすくなるし」
普通、複数の科にまたがるとカルテ別だもんねぇ
「ま、これにもデメリットはあるわけで…といっても、慣れてない、とかそーゆー理由ぐらいしか思いつかんけど」
紙に万年筆で、にこだわるような人は多そうだもん、ねぇ…
「ま、高い医療技術さえ提供してもらえるんなら、高くもない金払って、パンチャーでも雇えば済むわけだし、なぁ」
ベラボーに高くなるワケでもないだろうし、ねぇ
「とまぁ、便利になりつつあるわけだが」
ん?ナゼ逆接?
「総合病院なんかだと複数の科に、といった、わな?」
?うん
「もっと大きい目で見ると、他の病院にいってる、なんてことも考えられる、わな?」
そいえば…割と当然のような気がするけど、複数の病院いってるヒト、珍しくもないし
「ま、問診なんかで、今通院中ですか?なんか薬飲んでます?なんてこと聞かれて答えたりもするけど…どんな病気で、ま、そこまではわかるけど、どんな薬を、っつーと、薬の名前なんか覚えてるヒト、少ないし」
ま、ねぇ…どーゆー効き目の薬ですよ、はわかるにしても…
「何色か?どんな形か?ぐらいはわかるにしても、なぁ」
通院中のときって、今飲んでる薬もってく方がいいのか…
「ま、それしてくれればいいんだろうけど、そんなコト気がつかんもんだしなぁ」
持ってこないのが悪い、とはとてもいえない、よねぇ…
「で、こんなことを」
電子カルテを全県で?
「オレは知らんかったんだが、このての電子カルテの共有化、っつーのはちっちゃいレベルでは既に行われてたらしくて」
知らんかったや、ってそれ以前に電子カルテも漠然としか知らんかったんだけど
「それを徳島県で全県レベルでやろう、と」
へぇ、それは便利になるねぇ
「だわなぁ」
つか、今までなんでやらんかったんだろ?
「ま、まずインフラの問題があったんだろうなぁ」
インフラ、が?
「今ではADSLだの光ファイバーだの、って一ても珍しいとも思わんけど…ほんの2、3年前じゃねーか?ここまで一般的になってきたの」
そいえば…その前だとダイアルアップ以外の選択肢が…
「ISDN入れた!とかいうと、どんぐらい速いの?わー噂に聞いてたけど早ーい!だったわけだし、それに常時接続じゃないから電話代がすごいことに、なんてのもあったし」
確かに、たったそれぐらい前、では、やれたらいいね!っていう人がいたとしても、現実的にムリ、で終わっちゃう話、だったんだねぇ
「それと」
ん?まだあるの?
「記事の最後の方にもあるんだけど…データがバラバラだと、やりたい!といってもムリ、だわな」
ま、確かに、ねぇ
「電子カルテっつーのが1種類しかないんならまだしも、いくつかの会社が、ウチのほうが入力しやすい、いやいやウチの方が処理が早い、いやいやウチの方がカスタマイズしやすい、なんて製品作ってるんだろうし、体力のある病院なら自分でシステム組んじゃうだろうし」
それだと、どーゆー情報を、っつーのが
「ま、突き詰めていくと、書くべき情報なんてのは限られてるんだろうけど、それにしても、項目の名称が違ってたり、書き込める情報が違ってたり」
例えば?
「性別なんかを、ある病院では男、女、で入力するけど、別の病院ではmale、femaleだったり、あるいは、記号的に0と1で表してる場合もあるだろうし」
どれかだ正解、というわけでもないだけに難しい、やねぇ…
「ただ、まぁ、さっきも言ったけど突き詰めればだいたい同じなわけで、それをなんかIBMの技術でどーのこーの」
なげやり…
「下手に誉めるのも違うと思うんでなぁ。細かいことはなーんもしらんのだし」
そんな心遣いせんでいいと思うが…
「ま、すぐに、というわけでもなさそうで、町医者レベルまで浸透するのか、とか全然わからんのだが、まぁ便利になりそうだなぁ、と」
いいねぇ、徳島の人は
「ま、これが成功例となってくれれば、マネしよう、と多くの件が思うだろうし、で、導入に当たっても、おそらくIBMにノウハウが残るんだろうから、案外容易にできるような気がするし」
そか、すぐにできるかも知れんのか
「あんま1社独占、というのも、とは思いつつ、同じ技術を全都道府県で導入すれば、全県、どころか全国で情報を共有できることになる、んだよなぁ」
それは大きいねぇ!
「よなぁ」
つか…
「ん?」
ほめっぱなし?
「ほめっぱなし」
じゃ、これで終わり?
「いや」
え?誉めっぱなし、っていってるじゃん
「この件についてはな」
別の話になるの?
「別というか…この記事、朝日の配信記事なんだが、随分好意的、だろ?」
随分、というか、完全に誉めてる、と思うけど…
「へぇ、朝日がねぇ、と思わんかなぁ」
どうだろ?いいことはいいことでいいんじゃないの?
「で、だ」
話、やっぱり変えんのか
「朝日って、住基ネットに批判的、だよな?」
いきなりすぎるけど…ま、そだねぇ
「同じようなもんじゃないのか?」
え?え、と…そういえば…
「情報量でいえば、むしろグッと少ないわけで」
でも、それを、なんか国民総背番号だのよくわかんないコトいって
「便利にするために、データベース化する、ということをなんで批判するのかわかんない」
ま、ねぇ
「民間が勝手にやるんだったら文句を言わない?むしろ民間が勝手にやる方が問題だと思うんだが」
そー考えると…カルテ情報なんかを、狭いエリアであれば、患者に許可をえたわけでもなく勝手に共有、って…
「オレは、それでも構わんと思ってるけどなぁ。ま、セキュリティだの意識だのにはちゃんと気をつけてくれよ、とは当然思ってるけど」
お前、住基ネットも同じ立場だもんなぁ。いいじゃん、便利になるんなら、ただし、キチンと運用しろよ、って
「朝日も、住基ネットに対しておんなじような態度を取ってるんなら、ま、これに対して好感触なのもうなずける、と思うんだが…なんかブレてませんか?と思うんだが」
ま、ぶれてなかったら朝日じゃないわけだし
「…とんでもない結論だな…その通りなんだが」
こんびにえんす?
「…別にわざわざ英語で言わんでもいいから」
いやぁ、久しぶりに『1・2のアッホ』を思い出して
「30年も前の、大ヒットというほどでもないマンガを引き合いに出すなや」
よくお前もそんなマンが知ってるねぇ
「それは置いといて」
置いとくのかよ…
「病院のカルテ、あるだろ?」
あるだろ?って、あるねぇ
「アレが結構様変わり中、なワケで」
様変わり中、って、どゆこと?
「普通、お医者さんが紙に万年筆かなんかでドイツ語かなんかの何を書く、わな」
よくわかんないことだらけだけど、そだねぇ
「ま、あれ、事務、という一面もあるだろうけど、一方で履歴、という側面もある、よな」
よな?といわれても…
「これまでにどんな病気しただの、前回はどんな診察をした、だの、そーゆーのを、さぁ」
あ、たしかにそうだねぇ
「なわけで…ま、ないと話にならん場合もあるし、ないよりはあった方がいい、よな」
ま、ね
「で、便利な反面、面倒な点も」
え?あるか?
「すんごい単純にいうと、探すのが面倒」
…そだねぇ
「名前だけで管理するとそれはそれで面倒だし、じゃ、通院中の人とそうでない人と、とか分けると、それはそれで面倒」
紙、だもんねぇ…
「なわけで…コンピュータに入力しよう、という動きが割とでてるらしくて」
あー、そなんだ、確かにそれなら検索とか楽だろうし、ねぇ
「使い方にもよるけど…総合病院なんかで複数の科のカルテなんかがある場合にしても…内科ではどんな薬出してるんだ?あ、これ出すと被っちゃう、これとこれだと副作用が…みたいなことも確認しやすくなるし」
普通、複数の科にまたがるとカルテ別だもんねぇ
「ま、これにもデメリットはあるわけで…といっても、慣れてない、とかそーゆー理由ぐらいしか思いつかんけど」
紙に万年筆で、にこだわるような人は多そうだもん、ねぇ…
「ま、高い医療技術さえ提供してもらえるんなら、高くもない金払って、パンチャーでも雇えば済むわけだし、なぁ」
ベラボーに高くなるワケでもないだろうし、ねぇ
「とまぁ、便利になりつつあるわけだが」
ん?ナゼ逆接?
「総合病院なんかだと複数の科に、といった、わな?」
?うん
「もっと大きい目で見ると、他の病院にいってる、なんてことも考えられる、わな?」
そいえば…割と当然のような気がするけど、複数の病院いってるヒト、珍しくもないし
「ま、問診なんかで、今通院中ですか?なんか薬飲んでます?なんてこと聞かれて答えたりもするけど…どんな病気で、ま、そこまではわかるけど、どんな薬を、っつーと、薬の名前なんか覚えてるヒト、少ないし」
ま、ねぇ…どーゆー効き目の薬ですよ、はわかるにしても…
「何色か?どんな形か?ぐらいはわかるにしても、なぁ」
通院中のときって、今飲んでる薬もってく方がいいのか…
「ま、それしてくれればいいんだろうけど、そんなコト気がつかんもんだしなぁ」
持ってこないのが悪い、とはとてもいえない、よねぇ…
「で、こんなことを」
電子カルテを全県で?
「オレは知らんかったんだが、このての電子カルテの共有化、っつーのはちっちゃいレベルでは既に行われてたらしくて」
知らんかったや、ってそれ以前に電子カルテも漠然としか知らんかったんだけど
「それを徳島県で全県レベルでやろう、と」
へぇ、それは便利になるねぇ
「だわなぁ」
つか、今までなんでやらんかったんだろ?
「ま、まずインフラの問題があったんだろうなぁ」
インフラ、が?
「今ではADSLだの光ファイバーだの、って一ても珍しいとも思わんけど…ほんの2、3年前じゃねーか?ここまで一般的になってきたの」
そいえば…その前だとダイアルアップ以外の選択肢が…
「ISDN入れた!とかいうと、どんぐらい速いの?わー噂に聞いてたけど早ーい!だったわけだし、それに常時接続じゃないから電話代がすごいことに、なんてのもあったし」
確かに、たったそれぐらい前、では、やれたらいいね!っていう人がいたとしても、現実的にムリ、で終わっちゃう話、だったんだねぇ
「それと」
ん?まだあるの?
「記事の最後の方にもあるんだけど…データがバラバラだと、やりたい!といってもムリ、だわな」
ま、確かに、ねぇ
「電子カルテっつーのが1種類しかないんならまだしも、いくつかの会社が、ウチのほうが入力しやすい、いやいやウチの方が処理が早い、いやいやウチの方がカスタマイズしやすい、なんて製品作ってるんだろうし、体力のある病院なら自分でシステム組んじゃうだろうし」
それだと、どーゆー情報を、っつーのが
「ま、突き詰めていくと、書くべき情報なんてのは限られてるんだろうけど、それにしても、項目の名称が違ってたり、書き込める情報が違ってたり」
例えば?
「性別なんかを、ある病院では男、女、で入力するけど、別の病院ではmale、femaleだったり、あるいは、記号的に0と1で表してる場合もあるだろうし」
どれかだ正解、というわけでもないだけに難しい、やねぇ…
「ただ、まぁ、さっきも言ったけど突き詰めればだいたい同じなわけで、それをなんかIBMの技術でどーのこーの」
なげやり…
「下手に誉めるのも違うと思うんでなぁ。細かいことはなーんもしらんのだし」
そんな心遣いせんでいいと思うが…
「ま、すぐに、というわけでもなさそうで、町医者レベルまで浸透するのか、とか全然わからんのだが、まぁ便利になりそうだなぁ、と」
いいねぇ、徳島の人は
「ま、これが成功例となってくれれば、マネしよう、と多くの件が思うだろうし、で、導入に当たっても、おそらくIBMにノウハウが残るんだろうから、案外容易にできるような気がするし」
そか、すぐにできるかも知れんのか
「あんま1社独占、というのも、とは思いつつ、同じ技術を全都道府県で導入すれば、全県、どころか全国で情報を共有できることになる、んだよなぁ」
それは大きいねぇ!
「よなぁ」
つか…
「ん?」
ほめっぱなし?
「ほめっぱなし」
じゃ、これで終わり?
「いや」
え?誉めっぱなし、っていってるじゃん
「この件についてはな」
別の話になるの?
「別というか…この記事、朝日の配信記事なんだが、随分好意的、だろ?」
随分、というか、完全に誉めてる、と思うけど…
「へぇ、朝日がねぇ、と思わんかなぁ」
どうだろ?いいことはいいことでいいんじゃないの?
「で、だ」
話、やっぱり変えんのか
「朝日って、住基ネットに批判的、だよな?」
いきなりすぎるけど…ま、そだねぇ
「同じようなもんじゃないのか?」
え?え、と…そういえば…
「情報量でいえば、むしろグッと少ないわけで」
でも、それを、なんか国民総背番号だのよくわかんないコトいって
「便利にするために、データベース化する、ということをなんで批判するのかわかんない」
ま、ねぇ
「民間が勝手にやるんだったら文句を言わない?むしろ民間が勝手にやる方が問題だと思うんだが」
そー考えると…カルテ情報なんかを、狭いエリアであれば、患者に許可をえたわけでもなく勝手に共有、って…
「オレは、それでも構わんと思ってるけどなぁ。ま、セキュリティだの意識だのにはちゃんと気をつけてくれよ、とは当然思ってるけど」
お前、住基ネットも同じ立場だもんなぁ。いいじゃん、便利になるんなら、ただし、キチンと運用しろよ、って
「朝日も、住基ネットに対しておんなじような態度を取ってるんなら、ま、これに対して好感触なのもうなずける、と思うんだが…なんかブレてませんか?と思うんだが」
ま、ぶれてなかったら朝日じゃないわけだし
「…とんでもない結論だな…その通りなんだが」