いつも・心に音楽を・くちびるに歌を~♪ 自然を感じて!

音楽療法、音楽教室、障がいを持つ子供さんのピアノ指導、緩和在宅音楽療法、アマティーナ愛知弦楽合奏団

音声障害

2005-10-04 | 健康一般
私がまだ、大学生だった頃、歌いすぎから音声障害を起こた。
症状は声が和音になって出てくることでした。
喉は痛くもなく・・順調に過ごしていたが、ただ、声楽のレッスンが
思うように進んで行きません。
やむなく、小学校から通っていた医院に行っても、変わりなし・・・の言葉が。

当時、同じ学年に失恋から失語症になった友人や、
ポリープが出来た友人がいたりと声楽科は喉の病を知るには
とても勉強になる科であった。

失恋の彼女は時の過ぎ去るのをじっと見つめ、新しい気持になったときに
少しずつ、歌えるようになっていき、ポリープの出来た男子生徒はポリープ
切除を受け、再び、レッスンに励んでいた。

私の場合は、彼女や彼の場合とは違い、何らかの外的要因が加わったか、
内的要因か・・・ストレス(オーディションや試験)から来たものかも
しれないと自分では思っていたが当時は原因不明。

当時、音声学の先生であったK先生に診て頂く事が出来、
先生のお勤めの病院、日赤病院まで、毎日静脈注射に通った。
この注射は、劇薬としてあったが、名前は分からない。
当然、ただ、音声障害と言われて、はっきりした病名も分からない。
注射は1週間で、毎日少しずつ量を増やしていく
そして、最高になったら少しずつ減らしていくような、注射であった。
しかし、結局治らずじまいで、大きく張りのある声を出すと調子良く
歌えるので、そのような曲を選んで歌っていた。

結婚をして、子供が産まれたとき、たまたま耳鼻科の先生と懇意になり
鼻からのファイバースコープで、調べて貰った結果、
「反回神経麻痺」と言われた。

「反回神経麻痺」とは
そのとつひとつの筋肉に『反回神経』からの神経の枝が行き、動かすことで声を出したり呼吸をしたりする。この声帯をきちんと閉じさせるのも筋肉(ひいてはそれを動かす運動神経)の仕組みですが、マヒして閉じないと発声のとき声帯の左右の間に透き間があいて、息がもれて発声がきれいにできません。つまりきちんと声帯に可動性のあるまま振動可能なまま左右が閉じていないと声がきれいに出ません。きれいに振動できないからです。これができない、つまり左右がきちんと閉じれずかつ可動性も障害されてる場合発声や呼吸に支障が出る、それを声帯麻痺もしくはその支配神経から反回神経麻痺と言う。

ただ、甲状腺癌の場合によく起こる病気らしいので、甲状腺専門のDrが
見て下さったが、CT等で甲状腺の検査をしたが異常はない。
「95㌫良いですが、後の5㌫を調べたい」と言われ、後の5㌫
万が一癌で有っても仕方が無いかと思い、検査をお断りした。

今は、症状は安定して、オペラのアリアもまあまあ歌えるが日本歌曲が
ちょっと難しい。と言うのは弱い声で歌わなくてはならない場面になると
声が和音(空気が漏れた感じ)になる。強い声の場合は和音が出にくい。
手術方法もあるそうだが、今、一つ踏み切れないでいる。

完全に声が出なくなった訳では無いので、このまま様子を見ながら
リハビリをしていくしかないだろう。

ともかく発声練習だけは欠かさないでいる毎日である。






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2 コメント

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いろいろ (おぱーる)
2005-10-05 15:18:09
あるんですね・・・職業病でしょうね、きっと。普通の人とは違って うんと使うからね。発声練習かあ~音楽の時間、人と違うんじゃないかって気になってドキドキして

やってました

音楽にも才能がなかったおぱーるです。
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おぱーるちゃんへ (ぴあのん)
2005-10-06 21:34:00
職業病ですかね~そうですね。毎日3時間くらいは歌っていましたからね。ポリープ等も多かったですね。おぱーるちゃんも喉を大事にして下さいね。怒鳴り声は禁物(笑)。
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