パスポートの更新に出掛ける時は映画を何か観ようと決めていた。
やっと、出掛けた先日、すぐに入れるのは、すでに予告が始まっていた
「マリー・アントワネット」だった。
写真は、ベルサイユではなくヴォー・ル・ヴィコント城である。
フーケが造ったこのお城をルイ14世がみて、嫉妬して投獄
ヴェルサイユをヴィコントと同じ、
建築家ル・ヴォー 室内装飾家ル・ブラン 造園家ル・ノートルに依頼して、
ヴィコントを上回る物を造らせたと云われている。
つまり、フーケがこのヴィコントを造らなかったら
ヴェルサイユはあのように豪華にはならなかったとも云われている。
敷地は狭いがまとまっていて、美しさでは、こちらのが上回るような気がする。
特に、ノートルが造った庭は、高低さをうまく使ったシンメトリーの美しい庭だった。
「マリー・アントワネット」の中の、庭園を歩くシーンは、
こちらで、撮影したのではないかとか、円形の池のシーンはこちらで
ベルサイユの建物との合成ではないか・・・とか、
ロケ地を想像しながら、スクリーンを観た。(もちろん、勝手な想像だが・・)
”パンがないなら、お菓子を食べればいいのに!”と云ったという有名な話を
様々なスィートの連写と現代的な音楽は、究極のお嬢を演出?!
動機は、衣装を観ることだったはずが
何故か、ロケ地ばかり気になった映画だった。
ヴェルサイユもヴィコントも、もちろん、妄想の引き出しである。
今までのドレスも、こんな庭を歩いた時の風を思い出しながら創っている。
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