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野球選手の行動基準

2010-04-17 23:49:48 | 気づきと感謝

ビジネスで「クレド」といえば珍しい言葉ではなくなってきた。

企業が行動指針などを簡潔に記した社員向け心得集のことだ。仕事をしていく時の「判断基準」「行動基準」を徹底的に浸透させ、社員のモチベーションにつなげ、顧客サービス向上に大変な効果を発揮します。リッツカールトンが有名ですね。でも、一朝一夕にできる話ではありませんが・・・。

さて、一昨日の日経新聞のスポーツ欄にこんな記事を見つけました。

「球界も『クレド』で心得」

プロ野球球団もこういったクレドに取り組んでいるそうで、西武球団は球場警備員やアルバイトを含めた関係者1,400人が蛇腹状のクレドを携行し、自分の価値判断基準として浸透させているとのこと。

楽天はさらに選手にも徹底しているという。野村前監督の影響もあるのでしょう。良い傾向なのか、悪い傾向なのか・・・。朝まで飲んでマウンドに上がったとか、有名選手のさまざまな豪快エピソードからは想像できませんね。これも時代だということです。

いずれにせよ、チームが同一目標・共通価値観を持つことは極めて大切です。実際、スポーツでも強くなるためにこのトレーニングをすることは珍しくありません。

楽天の選手行動基準の抜粋を紹介します。なかなか興味深いです。

▼私たちは、社会の一員として自覚を持って行動します

▼私たちは、常に全力プレーを心がけます

▼私たちは、科学的思考で勝利を目指します

▼私たちは、常にチャレンジ精神を忘れずに行動します

▼私たちは、自ら考えて行動し、無限の努力を続けます

▼私たちは、常にチームの勝利のために行動します

▼私たちは、支援していただく皆様のために行動します

・・・

それぞれに、その背景や意味も記されているようです。

ビジネスで組織活性化や人材育成にかかわる私には「こりゃスゴイ」と思う反面、単なる野球ファンとしては少し微妙ですね・・・。

昨年のドラフトの目玉、菊池雄星(西武)はハードな高校野球生活の中でビジネス書を読み、進路についても「野球だけしかできないと思われたくないし、それではいけない」と言っていました。「スゴイ選手だ!」と思う反面、もっと単純に「野球だけしか興味ありません」みたいな高校生のほうが“自然”だと思うけどなあ・・・と複雑な感じはしますね。

愛知県では、今日から地区予選を勝ち抜いた高校球児が争う、県大会が始まります。単純に「野球が好き」という純粋な高校生のプレーが楽しみです。