「自分の息子は野球をするもの」・・・今だにゆるぎない確信。しかし現実は・・・。
知らず知らずに私の勝手な思いを口にしていたのかもしれない。一方的に思いを押し付けようとしたことも否めない。結果、むしろSyouは野球から遠ざかろうとする。そんな彼が珍しく野球に興味を示した。「元プロ野球選手が野球教えてくれるぞ」。
今日は、後輩Sがヘッドコーチを務め、元中日ドラゴンズの投手渡部司さんが塾長の「野球塾」の体験練習の日。落合監督の現役時代には専属バッティング投手として「落合の恋人」といわれた渡部さんが、「子供に本物の野球を伝えたい」との熱い想いで来月から発足する野球塾だ。子供は普段(週末)は所属チームで野球をし、平日の夜にナイターで行われるこの塾で、「本物の基礎」を習得する。塾ではチームとして練習をしたり、試合をすることはないという。個人の技術を磨く場だ。そして、多数のプロ野球経験者の協力で本物の野球の基礎を徹底的に鍛える。焼肉屋の休みの日には小島弘務氏、東京からは元横浜高校のエース三浦氏、そして解説でも活躍の彦野氏など、我々世代は誰もが知っている選手も協力してくれるとか。
「本当のトレーニング方法や野球への取り組み方を教え、将来甲子園球児やプロ選手を育てたい」。渡部さんの熱い想いに共感する人は多い。やはり、夢を語るのは大切だ。そして、本気になると皆が協力してくれることを証明するような野球塾の成功を祈る。
さて、興味を持ったSyouをつれてここぞとばかりにグランドに。「遊び感覚でも、参加することで興味を持たせよう」そんな軽いノリが間違っていた。わざわざ塾に来るような子供たちのレベルに、ろくに野球もやったことのないSyouが参加できるわけもなく、「俺にはムリ」って。本人にはマイナスイメージを持たせてしまった。
Syouよ、寒い中悪かったな、野球好きのアホ親父につき合わせて・・・。