カイユボット展-都市の印象派
2013年10月10日~12月29日
ブリヂストン美術館
高い期待度をもって訪問したカイユボット展。
期待をはるかに上回る、素晴らしい展覧会であった。
質量ともに、重量級。
参りました。
重要作≪ピアノを弾く若い男≫を所有するブリヂストン美だからこそ、実現できた展覧会なのだろう。
章構成
1章 自画像
2章 室内、肖像画
3章 近代都市パリの風景
4章 イエール、ノルマンディ、プティ・ジュヌヴィリエ
5章 静物画
出品作品
全63点(油彩50点、水彩1点、素描12点)
1章 油彩3点
2章 油彩12点、他5点
3章 油彩8点、他4点
4章 油彩22点、他4点
5章 油彩5点
油彩作品の出品元
定番パリの美術館からの出品は、意外にも4点のみ。
中心は、個人蔵の作品で、なんと28点!!
重要なのが、ジュネーブのプチ・パレ美術館、4点もの出品。
弟マルシャル・カイユボットの写真も、忘れてはならない。
カイユボット家、パリ近代風景など全100点。
各章に分散展示され、カイユボット作品を引き立てる。
私の好みは「都市」系作品。
章でいえば2~3章。
「お気に入り」を通り越し、偏愛する作品。
1:ヨーロッパ橋にて(キンベル美)
2:建物のペンキ塗り(個人蔵)
3:ペリソワール(ワシントン・ナショナル・ギャラリー)
キンベル美作品は、期間限定展示(11/10まで)なので要注意。
もちろん、メイン・ヴィジュアルの一つ≪ヨーロッパ橋≫(プチ・パレ美、ジュネーブ)も素晴らしい。
他にもあげだすときりがなくなる。
年内は、本展がいつでも見れると思うと、うれしくなる。
≪ヨーロッパ橋≫(プチ・パレ美、ジュネーブ)
≪室内-窓辺の女性≫(個人蔵)
≪ペリソワール≫(ワシントン・ナショナル・ギャラリー)