メトロポリタン美術館展
西洋絵画の500年
2021年11月13日~2022年1月16日
大阪市立美術館
「クリヴェッリの作品はしばしば、その優れた絵画技法のおかげで、欠損のない保存状態で今日まで伝わっており、この《聖母子》も同様である。」
圧巻!! クリヴェッリ!!
カルロ・クリヴェッリ(?〜1495/96)
《聖母子》
1480年頃、36.5×23.5cm
クリヴェッリは果物の綱飾りを好んで描いたが、本作品におけるキュウリとリンゴの桁外れの大きさと意味は、何世紀にもわたって解釈を拒んできた。
半分に折り、横に三つ折りしてから再び開いた紙片(画家の署名「ヴェネツィアのカルロ・クリヴェッリの作品」が記されている)は、四隅のうち3つが小さな蜜蝋の玉で留められている(四つ目の蜜蝋の玉は失われ、その痕跡だけが残っているかのように描かれている)。紙片と蜜蝋の玉は左から差す光に照らされ、モアレ模様のある黄色の絹布に影を落としている。
深いひび割れの入った大理石の欄干。
聖母と幼子の頭部を飾る丸い皿のような光輪は宝石や真珠で装飾されており、立体的に見える。
無垢を象徴するゴシキハワを胸に抱いた幼児イエス
いくつかの研究の解釈に従えば、罪の象徴である非常に大きなハエ。
メロメロになりました。
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国立新美術館での再会が待ち遠しい。