蕭白ショック!!曾我蕭白と京の画家たち
2012年4月10日~5月20日
千葉市美術館
後期に行ってきました。今回も第2章に絞っての鑑賞。
群仙図屏風(文化庁)
群童遊戯図屏風(九州国立博物館)
唐獅子図(三重・朝田寺)
寒山拾得図
あたりが蕭白ショック!!らしい作品ですかね。
群仙図屏風は、2005年京博の蕭白展、2008年東博の対決展以来、3回目。
京博で初めて見たときは言葉通りのショック!!でしたが、さすがに3回目ともなるとショック!!は薄らぎ、落ち着いて鑑賞することができました。白い蝦蟇や耳かきされる蝦蟇仙人を始めとして、何度見ても飽きません。
群童遊戯図屏風は、2010年板橋区立美の諸国畸人伝以来、2回目。
登場人物の変顔も面白いですが、左隻の端で上っていく川の描写も面白い。何より子供が元気で遊んでいるのがいい。
唐獅子図は、2008年東博の対決展以来(2回目?)
大画面の迫力。
寒山拾得図は、2011年府中市美の江戸の人物画展以来(2回目?)
鼻毛・耳毛等につい着目してしまいます。
こうして確認してみると、蕭白人気なのか、作品を見る機会は結構多いようです。
上記作品以外にも、第2章トップで登場する李白酔臥図屏風(三重県立美)、牧童群牛図屏風、旧永島家所蔵の襖絵(7点中、竹林七賢図襖以外は、3点ずつ前後期で展示替)等、楽しませてもらいました。
同じ千葉市美で2010年開催の若冲アナザーワールド展や2011年開催の酒井抱一展に比べると、観客も少なく(たまたま?)、落ち着いて鑑賞できたのはありがたかったです。(その差は何だろう?)