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衛生のはじまり、明治政府とコレラのたたかい
2023年1月14日〜3月12日
国立公文書館
その2である。
展示室内のパネル展示より。
1876年(明治9年)刊
浦谷義春著『養生のすすめ』全三巻より
明治の衛生まめちしき
飲酒で気分が爽快になるのは酒の成分が脳に作用するからであり、飲みすぎは健康を損ねます。
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目は急激な変化に弱いので、暗い所から明るい所に出たり強い光を直視し続けたりすると失明のおそれがあります。
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入浴は熱すぎる湯ではなく、適温の湯で行うと血行をよくし心身の疲れを回復させます。
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閉め切った室内で火を焚くと空気が汚れて危険なため適度に外の空気を入れましょう。
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根の詰めすぎは身体に悪いので適度に休憩を挟んで身体を動かしましょう。
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介抱が必要な病人も時々はぬるま湯で身体を清めてあげましょう。
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果物はよく熟したものを食べましょう。特に、小さな子どもは胃腸が未発達なので熟していても食べすぎには注意しましょう。
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小さな子どもは、まだ頭の骨同士が完全に着いていないため、頭をむやみに叩かないようにしましょう。
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骨格が柔らかいうちに正しい姿勢を身に着けるため、椅子の高さや日々の運動に気を配りましょう。
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以上、まめちしき9点。
今の世でも違和感の少ないものが選抜されたのだろう。
ただ、最後から2番目の「小さな子どもの頭をむやみに叩かないようにしましょう」は、今の世ではもっと丁寧なストーリーが必要だろう。
全三巻もある書籍、今の世だととんでもない豆知識も記載されているのだろう。
と思ったが、確認すると、全三巻で80頁ほどで、豆知識的な挿絵はほぼすべて取り上げた模様。
国立国会図書館ウェブサイトより、画像2点。