何を調べているかというと竪穴式住居です。何故調べているかと言うと興味本位。国立民族学博物館の研究員の方が日本の竪穴式住居の復元の仕方は間違っている、どこの国の例を見てもピットハウスは穴に屋根を伏せた形で、それも土拭きで、入口は屋根の中央にあり、梯子で出入りするようになっている。日本のもそうであったはすという文章を書いてあり読んだ。私も日本の復元の仕方は行き過ぎなように思っていて、どういう意図から復元しているのか、外国のものはどうなのか調べてみる気になったのが一週間ほど前。
それとは別に竪穴式住居に住んでいなかったという文章を遥か以前に読んだ記憶があって、それは高床式の住居に住んでいたケースも多かったはずというものだったと思う。それについても調べてみたくなった。
結論はまだ出ていない。出ていないけどピットハウスは形式が色々あって屋根の中央から出入りするものは一般的に緊急避難用の住居、狩猟民の住居である事が分かった。日本では縄文人やアイヌ。だから恒常的に定住するとしたらとても不完全で不健康な建物でしかないのではと思い始めた。農耕民である。治水や水田を作る事が出来る土木工事の技術を持った集団である。竪穴式住居であったとしても長く健康的に住めるものを作ったに違いないと考え始めたのが今。20200803、今日。
BC450 春秋時代 呉越
BC400 米子市稲吉・角田遺跡棟持柱。岡山市南方遺跡BC4、5世紀の春秋時代の青銅製の矢尻
AD1世紀 登呂遺跡、土地を嵩上げした竪穴式住居。板付遺跡、環壕内からは住居跡無し
AD280〜297 魏志倭人伝
3世紀の三国志魏志倭人伝の前の魏志韓伝には次の朝鮮半島の記述あり。
「居所作草屋土室 形如冢 其戸在上 擧家共在中 無長幼男女之別」
塚のような形の草で葺かれた屋根を持つ土の部屋に住み、その入り口は上にある。年齢性別に関係なく家族全員がそこに住む。
*入口が上にあるのは積雪対策か。それとも風対策か。風対策のような気がしてきた。閉鎖性の高い扉なんてできやしない。入り口が横にあると隙間風は吹きこむ。床面がより下ということは埃やゴミが常時入ってくる。扉が屋根の一番高いところにあるなら、構造的に風は横から吹いてきても入ってきにくいのではないか。
*湿気は相当なものだったと思う。常時火を焚いておかないといけなかったのでは。
魏志倭人伝には次の文言があり。
「有屋室 父母兄弟卧息異處」
部屋があって父母兄弟は別のところにいる。
pit house
https://www.tripadvisor.fr/Attraction_Review-g56939-d102851-Reviews-Anasazi_Indian_Village_State_Park-Boulder_Utah.html#photos;aggregationId=101&albumid=101&filter=7&ff=55658664
15 Ancient House Designs
http://waldenlabs.com/ancient-shelters-you-can-build-cheap/

温帯ジャポニカ
2002年に農学者の佐藤洋一郎が著書「稲の日本史」で、中国・朝鮮・日本の水稲(温帯ジャポニカ)のSSR(Simple Sequence Repeat)マーカー領域を用いた分析調査でSSR領域に存在するRM1-aからhの8種類のDNA多型を調査し、
中国にはRM1-a?hの8種類があり、RM1-bが多く、RM1-aがそれに続くこと。
朝鮮半島はRM1-bを除いた7種類が存在し、RM1-aがもっとも多いこと。
日本にはRM1-a、RM1-b、RM1-cの3種類が存在し、RM1-bが最も多いことを確認。
RM1-aは東北も含めた全域で、RM1-bは西日本が中心であることから、日本の水稲は朝鮮半島を経由せずに中国から直接に伝播したRM1-bが主品種であり、江南ルートがあることを報告し、日本育種学会の追試で再現が確認された。
さらに、2008年には農業生物資源研究所がイネの粒幅を決める遺伝子「qSW5」を用いてジャポニカ品種日本晴とインディカ品種カサラスの遺伝子情報の解析を行い、温帯ジャポニカが東南アジアから中国を経由して日本に伝播したことを確認し、論文としてネイチャー ジェネティクスに発表している。
中国にはRM1-a?hの8種類があり、RM1-bが多く、
朝鮮半島はRM1-bを除いた7種類が存在し、RM1-
日本にはRM1-a、RM1-b、RM1-cの3種類が存在し、
RM1-aは東北も含めた全域で、RM1-
さらに、