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英国男って、ネは図々しいくせして「人を押せない」

1999-03-09 21:38:08 | ゾンちゃんの朝ヤム
わーん今日は仕事ないと思ったら、今度はまたドメスティックな雑事が山積み、ヒーどうして朝ってこう、やる事が沢山あるの。まーちゃん先生、明日から大阪なのに、まだメールの返事も出してねえしアウアウ。

アタシそれでなくても朝ヨワいのよ、できることならヒロビロとしたベッドで、大きめの羽根枕3つ4つ背中にあてて、お茶なんか啜りながら、執事がアイロンかけてピシッと伸ばした新聞に、けだる気に目を通す...なんてのが理想なんですけど。

まあいい、今日はなぜだか、新聞とイカとアジ買って帰って来たらジョン・フォックスが皿なんか洗っておったし。あ、そうそう買ったのよイカ、巨大なヤツ。あと、アジ、っつうか、香港版アジっぽい魚2尾は、今塩焼き中。ムフフ、なんだかんだ言って、やっぱニッポンのオヤジの真髄は、刺身に塩焼きですな、誰がニッポンのオヤジだ。すぐオヤジ化しますが一応、女です私。何しろ、人間観察を生涯の研究テーマにしとるポムポム君にまで最初男だと思われとったしな。えーと、なんだっけ。

あ、そうそう、ニュースニュース。イカとアジはまた、後で。今日もまた、蘋果と明報は買えませんでした。最近私が新聞買い損ねた話書く度、ラマの先生とかスッチーとか「予約しろよ予約」なんて、パソコンの前でツッコミ入れてるような気がするが、いいのよ、そうすっと毎日確保できるけど、緊張感が薄れてしまいそうなんで、当面、ヒーヒー言いながら島の、原始的かつ味わい深い新聞スタンドに到達した時点で入手できたヤツでやる、というスタンスで。

朝、点心2ヶ食ったのに、ハラ減ったよー、とベソかきながら、ようやく今朝のヘッドラインです:

<天天> 公僕鐵飯碗制打崩 公積金替換長俸合約取代終生聘用
<東方> 港府「炒」四萬管理層 廢終身聘用部門私營化採指令退休
<HKS> Plan signals revamp for civil service
<SCMP> Jobs for life end in shake-up for civil servants

ほう。「尸」の部首名って「しかばね」って言うの。今初めて知ったよアタシ。

何故か天天日報なんてチョー大衆紙まで買ってみたにも関わらず、今日のヘッドラインも全部同じニュース「公務員改造計画」でしたアラらっと。

今日び終身雇用では世界的に有名なニッポンですらソレ、危うくなってきとりますが、もともと諸外国では「デキる奴は転職してどんどんノシ上がり」「ダメな奴はたちまちクビ切られる」なんてのは、たとえ景気絶好調の時でも常識中の常識。当然、生き馬の目を抜くここ香港でもそうなんですが(一部日系企業除く)、オヤ・・・?

公務員サンだけは今までどうもそうじゃなかったようで。そりゃあイケませんな、マ、安定した職業だと、結婚相手だのサラ金の客として人気だろうが、やっぱり仕事もロクにせんでそれにアグラかいてる無能な奴や業者と癒着する奴が出てくるのは、これまたどこも同じ。

んで昨日は、公務員業界の最高峰?林煥光(Lam Woon-kwong)公務員事務局局長(Secretary for the Civil Service)みずから「公務員体制改革:邁進新世紀(Civil Service Reform: civil service into the 21st century)」を発表。採用、給与、規律、処分、退職などキチッと決めてみたそうです。実はこの人自身に対する不満も下からつのっておるようで、昨年末それに抗議する意味で懲教署(Correctional Services Department)のトップが辞任したんだが。ま、見た目爽やか、真面目そうな方。

ヘッドラインは終わってしまったものの、ついでに今日私が一番気になったニュースも。「朝ヤム」史上初、サウスチャイナの「テクノロジーポスト」からのご紹介です:

***李家のやり手次男坊リチャード健在、サイバーポートに次なる野心

リチャードとは、私が愛する長江実業のドン李嘉誠の次男、リチャード・リー(李澤楷 Richard Li Tzar-kai)。えーと今いくつかな、まだ32、3だよな、とにかく30代前半。何しろ次期長江をしょって立つ長男のビクター(李澤鉅 Victor Li Tzar-kuoi)ですら、私より若いんだもん。私オヤジが好きなのに。

しかしそんな邪悪な下心とは何の関係もなく、このリチャード君、とにかくやり手で有名。何しろまだ20代のうちにあの「スターTV」の立て役者となった男。経営そのものは行き詰まったためその後、ルパート " 世界のメディア王...のわりには最近は香港人ガールフレンドとの結婚話の方が盛り上がっとる " マードックの手に実質上渡ってしまったが。でも彼の野望はまだまだそれどこじゃないようです。いいねえ、こういう男。

そもそもこの「サイバーポート」構想、1年前に彼が言い出したとか。当時政府は例によって「そんなことに金出せるか」態勢だったらしいが、その後、往年のライバル・シンガポールに負ちゃおれんと思ったのか、また(ディズニーランド誘致計画じゃねえが)いつの間にか乗り気になったらしい。ふーむ、いいじゃん、香港版シリコンバレーか?と思ってたらリチャード君によれば「エプコット・センターとアキハバラを合わせたような」ヤツらしいが。ま何でもいいよ、実は先日この話聞いた時は「ま~た、巨大なゲームセンターみてえなクダラねえものこさえるんじゃねえだろうなあ」なんてバカにしとったんだけど、リチャード君がいるなら安心ね。

IBM、Hewlett-Packard(HP。分割してHとPになるのか?)、Oracle Systems、Sybase、Softbank、Yahoo! などなど、世界有数の企業は「ご奉仕価格にて」テナント提供の上、誘致するようですが、小売りからインターネット関連、ディジタルムービーその他、関連企業を一堂に集める模様。日本企業の皆様も、腕に自信のある転職希望者も、こりゃあウカウカしちゃおれませんで。あ、もうとっくに目、つけてた?

それにしても、魚焼くニオイって、西洋人にはタマらんらしいですな、何しろあの美食大国フランスですら、在仏日本人がウッカリそんなこと家の中でしようものなら、タダチに通報されるか、よくてもオニのような顔の隣人に怒鳴り込まれるのがオチ。サガワ君もパリでやって煙モクモクにしたらしいし。あ、しまった食欲が激しく減退するような事、思い出しちゃった、今のナシナシ。

そうそう、んで、ジョン・フォックスが、すんげえ困ってウロウロしてるぞハハハ、でも、そういう苦情を言えないのがイギリス人であった(相手が私だから、ではナイ。全般的に)。そうなのよ英国男って、ネは図々しいくせして「人を押せない」ので、アジア辺りに来るとよく、人込みの真ん中で立ち往生してコマっておるのであった、ゲラゲラゲラ。ヤツとバンコク行った時は、あああハラの底から、笑った笑った。

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