まいど!にゃんこふです。
先日久しぶりに母校の小学校のそばを通りました。いやあ当然の事ながら、当時の面影のかけらもありませんでしたね。
校舎の壁はパステルカラーで彩られて小洒落た佇まいで、屋上はなんか多目的スペースって感じになってました。
一番の驚きは、プールが屋内になってた事で、多分温水プールだと思われます。まあ昨今いろんな手合いがいますからね、防犯上って事が大きいんでしょうが。
私達の頃はもちろん屋外でしたし、水着に着替えるのは基本教室でした。新しい施設にはちゃんと男女別の更衣室が完備してるんでしょうね。
そういえば、昔は水泳のシーズンオフになるとプールにはメダカとか鮒とか金魚が泳いでました。多分先生が放流してたんだと思われますが、プール開きが近づくと水半分くらい抜いて五・六年生の男子がその魚を獲るという行事もありました。現在のように屋内ではそんなお楽しみも望むべくもありませんな。それに子供にとって衛生面で云々なんて事も言われるでしょうし。
私たちの頃なんて夏場泳いでると、アメンボはもちろん、ミズスマシとかちっちゃいゲンゴロウなんかが普通にいましたよ。
そうそう厄介だったのがマツモムシ。体長1センチ位のカメムシ科(だったかな)小さな昆虫で、主に水面をひっくり返って泳ぎます。見た目はちんまりして可愛くもあるのですが、うっかり捕まえようものなら掌に激痛が!そう、こいつ刺しやがるんですよ。蜂に刺された方なら分かると思いますは、実際あんな感じの痛みですね。刺されると暫く痛みが続きます。
なぜ刺されるの承知で捕まえるのか?それは多分理科の時間に観た教材映画のせいかと思います。こいつが刺す虫である事はもちろん紹介されてるのですが、それ以上に私たちの興味を引いたとある生態があったのです。それはマツモムシを水槽に入れ、そこへ5ミリ角に切った色紙を入れます。するとそれを餌と勘違いして捕まえて浮いたり沈んだり…それが妙に可愛く見えました。つまり、それを自分の目で見たかったからに他なりません。
ま、実際にはやった事ないんですけどね。
かつて虫に詳しい知人が言いました。「それってマツモムシじゃなくてミズムシじゃない?」え、ミズムシ?なにそれ?
で、その時ちょいと調べたのですが、見た目も大きさもほぼ同じ、違うのはマツモムシは背泳、ミズムシは普通に泳ぐって事。でも、プールで見てたやつは確かにお腹を上にして泳いでてたような…。
う〜む、教材映画に関してははっきりせんなあ。ま、いいや。あの頃ムシ達は、プールにぶち撒かれた塩素にもめげず逞しく生きていたって話です。
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