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くりこま高原自然学校被災状況12

2008-06-23 23:50:43 | 震災 くりこま高原自然学校・耕英地区
執筆者: 広瀬敏通

電話については昨日既報のとおりやっと開通し、さっそくボランティア申し込みなどで
活用されています。《0228-45-6092》9:30~17:00にご連絡をお願いします。

今日は自衛隊、他県の消防団などが引き上げました。
明日以降は地元の消防などだけで捜索を続けますが大幅な戦力低下です。
地元住民としては「これまでご苦労様でした。」という気持ちとのことですが、まだ10人も
行方不明者がいることを考えると、引き上げ決定は早すぎると思わざるを得ません。

一方、一時は廃村、棄村を口にされた耕英地区ですが、住民らの強い復興の決意の声に押されて、
TV映像で有名になった陥没した道路に代わる迂回路を建設することになりました。
不要な道路に巨額の税金が投入されていることに比すればこれは当然過ぎる措置でしょう。
開拓者たちのムラつくりがこれで途切れなくてすみます。

しかし、道路は開通しても生活基盤を失った住民のなかには耕英で住むことを断念する人も
出ていると聞きます。震災で本格的に『限界集落』となってしまう惧れも現実化しています。
耕英が皆さんの励ましと支援で元気を取り戻すことが出来れば全国の『限界』のレッテルを
貼られた山村も再生の可能性を見出せるかもしれません。
つまり、世間(社会)との接点を絶やさず、集落存在の価値を発信し続ければ、道は開ける
という可能性です。もちろん、それにはさまざまな支援の手が不可欠です。
お年寄りだけでは発信手段すらかないません。

明日は、民間の災害救援団体が複数、避難所に集まりミーティングを行います。
明後日にはその結果を得て、ボラセン、自然学校の今後の方向性も一段と見えてくるに
違いありません。明るい話題をお送りしたいと思います。

NPO法人日本エコツーリズムセンター


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