合気道 楽心館 中野道場 熟年ばんざい!

中野体育館は中高年シャンゼリゼ、合気道で熟年ばんざい!

(5)「ありゃりゃ!」は、もしか?身体も頭も、無くて七癖。気付かせてくれた合気道です。

2011-12-23 16:35:36 | 中高年の楽しい合気道中野道場
5 「ありゃりゃ!」は、もしかすると・・



前回申し上げた体づかいの・・「ありゃりゃ??」

手を相手の胸へまっすぐな軌道で動かす・・そんなことさえ

まっすぐにはいかず、力が上へ行ったり横へ行ったりしてしまう。

頭で思うことと実際の軌道に、ズレが生じる。

稽古をしてるとこれがひんぱんにあるんですね。



どうやら、人には大なり小なり、「視差」ならぬ、「頭差」が必ずつきまとうようです。




身体も頭も、無くて七癖。

「思い込み」「先入観」といってもいいでしょう。

人生後半生ですが、

そこに改めて気付かせてくれた楽心館合気道です。



先日も・・(恥ずかしい話で恐縮です)

大掃除でキッチンのダウンライトの小型蛍光管を交換せねばと、

買い置きしていたスペアをつけかえようとしたら、

ソケットのツメがなぜか、微妙に回らない???



(おかしいな?ツメの形状も合ってるし、電極も合ってるのに・・

挿入しても回らない??)

(ソケットのツメの受け口が壊れている?)(自分は落ち着いて作業してるよな?)

・・いろいろ考えてみるが、10分、20分経っても、一向にはまってくれない。

椅子に乗って天井に手を伸ばしているから、手は疲れるし・・

だんだん、イライラしてくる。

(もう、出かける時間なのに・・)

(もう、あきらめて、電気屋さんを呼ぼうか・・)

(いや、これくらいで修理代を払うのはもったいないではないか・・)

・・・悪戦苦闘で▽※○?△(これは壊れているんだ、電気屋を呼ぶか)



さすがに、あきらめかけたころ・・

ひょんなことで、ゴミ箱に捨てた古い蛍光管と新しいスペアの

蛍光管を並べたら・・(わずかに、蛍光管の長さが違う!)

(ということは・・・そう、ワット数が違っていたのだ。ソケットは、古い蛍光管18Wしか

受け付けないソケットだった!スペアの蛍光管は27W ・・

一見差込口は同じ大きさなのだが、微妙に違っていたんだ!)

チャンチャンです。



男性でよくあるのが、

冷蔵庫の探し物。

扉を開けて目的のものを探すのだが、一向に見つけられない。

ついに、妻に向かってキレる。

(おい、あれ、どこへやったんだ!)

妻は(またか)という顔して冷蔵庫の前へくると、

さっと目的のものをつかみ出し、夫の顔の前に

(フン)という顔で突き出す。

(どこに目がついてるのさ)

と目が言ってます。



実は、ありがちなこのパターン、

(自分のアタマは正しい)という思い込みのパターンなんですね。

これが、いわば「頭差」ボケ。

経験的に、

普段、身体をよく使ってる人よりも、使わない人のほうが圧倒的にこれをやってしまう


傾向があるように、思いますね。

使い慣れてる人は、ズレの軌道修正がうまいです。



身体を日常的に動かす訓練をしてない人は、

実際との「修正」に馴染んでいないから、

正しいと思い込むほど、間違った道をとことん歩いて、ついには、引き返せない

ところまで行ってしまう。

仕事でも、恋愛でも・・「こんなはずでは・・」になってしまう。

恥ずかしながら、山ほどあります、はい。



きっと、昔の職人さんのように毎日身体を使ってる人は、実際をよく観察し、

修正できる回路が自然に身についていたんだろうと思います。

だから、普段の人間関係のやりとりでも、相手を思いやる「江戸しぐさ」のように

謙虚だったんだな、と想像します。



楽心館合気道で身にしみた「ありゃりゃ」の自分に

帰りに一杯呑みながら、一人笑いしたしだい。

(隣の客は、薄気味悪かったでしょうね)




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