合気道 楽心館 中野道場 熟年ばんざい!

中野体育館は中高年シャンゼリゼ、合気道で熟年ばんざい!

24  合気道的ふるまい・・セールスの場合

2013-03-19 09:58:59 | 中高年の楽しい合気道中野道場
24  合気道的ふるまい・・セールスの場合



長く生きるほど、つくづく、

(合気道は生活のあらゆる場面での「技」だ)と感心する。

人と人が接する至る所に合気道がある。



デパートで何気なくウィンドーショッピングしていると・・

「いかがですか。手に取ってみてください」

と、店員さんが笑顔で接近してくる。

「ほら、これなんかよくお似合いですよ」

と品物を手にこちらの体に合わせるではないか。

おいおい・・

こちらは、買わないつもりもないが、買うと決めてるわけじゃない。

「いや、見せてもらってるだけです」なんて、

いわなくともいい言い訳をしつつ、売り場から離れる。

そんなことが売り場ごとに繰り返され、うっとうしく感じることが多い。

店員さんのあの距離感が苦手で、デパートから遠ざかってしまった経験は

どなたもあるだろう。

もっと、そっとしておいてくれれば・・と幾度思ったか。

店員さんにとっては、よかれと思った(接客サービス)の基本、

仕事を熱心にしてるつもりなのだろうが、

逆に作用してしまうわけだ。



合気道に照らして思えば・・

店員さん思うところの(サービス)に、

ぐいっと「力」が入りすぎているため、

(買わないと帰さないぞ)と無言で言われているようで、

こちらも反射的に力で反発したのだろう。

結果、店員と客とのつながりが作れず、売買は成立しない。

もしも店員さんが合気道を知っていれば、

(つながってから、崩す)ことを心掛けたに違いない。



反対に・・

ある落語家さんの体験談。

思ってもいなかった落語の道に入る意外なきっかけとは・・

大学に入学した時のこと。

春、様々なサークルが新入生の勧誘にやっきとなり、

学内を歩く新入生めがけて殺到している。



そんな中、ある部室をのぞくと・・

部屋の中にぽつんと炬燵が置かれ、

一人の学生が背を向けて入っていた。

(??)

その学生、ゆるりと入口の方を振り向くと、

「勧誘しないから、まあ炬燵にどうぞ」とぽつり。

「はあ・・」と言っておずおずと炬燵に入れてもらったのがきっかけで、

それまで興味のなかった落語研究会に入部してしまった・・という。



合気道をおやりの方は、おわかりだろう。



接客業のみなさん、是非、合気道をやってみてください。



(異性を口説くときも・・そうですよね)

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