合気道 楽心館 中野道場 熟年ばんざい!

中野体育館は中高年シャンゼリゼ、合気道で熟年ばんざい!

(8)上級者ほど、技をかけられて気持ちいい、らしい。 今年も・・(気持ちよく投げられたい)!

2012-01-21 23:23:37 | 中高年の楽しい合気道中野道場
8  今年も・・(気持ちよく投げられたい)!



遅ればせながら、今年もよろしくお願いします。



小寒から立春が1年で一番寒さが厳しいという通り、

寒~。



とはいえ、世の中、年頭からいい話を聞かない。

ラジオの子供電話相談室で、

「生きるのが辛いんですが・・」という相談が

あったことが話題になっていた。小学生か中学生であろうに。

そういえば、電車の中でも疲れた目をした子どもを見かけるよね。



かと思えば、

ポットに有害物質を入れて職場の同僚に飲ませ逮捕された

30代の男が、「人間関係がうまくいかなくて・・」

と動機を漏らしていたニュースに、

ただ、あんぐり・・





ふと、

文京道場で合気道をやっている子供たちの姿を思い出し、

(あの子たちは大丈夫だろうな)と想像する。



子供から合気道を身体に覚えこませていれば、

道場の外、凸凹道だらけの世の中でこそ、

相手と結ぶ武道、合気道の基本が広範に活きるに違いない。



家族や友人と、部下や上司、同僚と、対人関係でつながる基本が

合気道には満載されている。

シニアになって学ぶ合気道とは意義が違い、

実践にいくらでも反映できる。

長い人生そのものの質がまるで違ってくるはず。

・・そう確信するしだい。



考えてみれば・・

(合気道は一人では始まらない、よな・・)

(そうか、共同作業なんだ)と納得。



技を掛けられ、投げられたり、

時には痛い目に遭いながらも・・

そのとき、ふと、

(投げられて喜んでる自分がいるぞ、なんだこれは・・)

と気付くことがある。

時には、畳に這いつくばりながら、

つい、ヘラヘラ笑ってしまっている。

相手にうまく技をかけた時、(ムフフ)、と笑いがこみあげるのならわかるが、

投げられてこみあげる(快感)は何だろう?



(ああ、これは、「共同作業」だからなのではあるまいか・・)



相手とつながっている中で作業が遂行され、完結する・・

その意味では、

技をかける側も、かけられる側も等価であろう。

ヒトは本来、自己だけが利益を得るより、

共同作業、共同利益を喜ぶ生き物なのかもしれない。



現代の格差社会は、

1%の人間が大半の利益を独占しているそうな。

しかし・・贅沢三昧に耽っておられる1%の人間は、

きっと(淋しいヒトたち)だと思う。

抜け駆けして得る喜びなど、共同作業で感じる喜びに比べれば

いかばかりか、知れていよう。



上級者ほど、技をかけられて気持ちいい、らしい。

今年もまた、

(気持ちよく投げられたい)・・もの。

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