Break Time

coffee breakで気分転換を~♪

ある秘密

2014-08-26 21:20:50 | 読書
サギソウが咲いている



フィリップ・グランベール著 野崎歓 訳「ある秘密」を読んだ。
時代背景にナチスによるユダヤ人虐殺などの過酷な運命を背負って生きた家族の秘密。
それを15歳で知って生きる作者の自伝的小説。


あらすじ(ネット参照)
父と母は何か隠している……。
ひとりっ子で病弱なぼくは、想像上の兄を作って遊んでいたが、
ある日、屋根裏部屋で、かつて本当の兄が存在していた形跡を見つける。
両親の秘密とは何か。ナチスによる弾圧と虐殺のはざまで、二人に何が起ったのか。
変えられた名字の秘密、そして戦時中両親に起こった暗い過去。


ペンギンの憂鬱

2014-08-24 17:24:26 | 読書
不安定な天候の中、タマスダレガ咲いている。


あるサイトで面白かった本のリストに載っていた「ペンギンの憂鬱」アンドレイ・クルコフ著 沼野恭子訳 を読んだ。
久しぶりに興味をそそる内容でその不思議な展開を楽しむことが出来た。



あらすじ(ネット参照)
恋人に去られた孤独なヴィクトルは、憂鬱症のペンギンと暮らす売れない小説家。
生活のために新聞の死亡記事を書く仕事を始めたが、
そのうちまだ生きている大物政治家や軍人たちの「追悼記事」をあらかじめ書いておく仕事を頼まれ、
やがてその大物たちが次々に死んでいく。
舞台はソ連崩壊後の新生国家ウクライナの首都キエフ。ヴィクトルの身辺にも不穏な影がちらつく。そしてペンギンの運命は……。

読書

2014-08-14 14:47:00 | 読書
先日 桜庭一樹著 第138回直木賞受賞作「私の男」を読んだ。
複雑な家族愛、どろどろした人間模様に嫌悪感を持ちながらの読破となった。



あらすじ(wikipedia参照)
2008年6月、結婚式を翌日に控えた腐野花が婚約者の美郎、父の淳悟と3人で会食する場面から始まり、第2章は2005年11月、第3章は2000年7月、第4章は2000年1月、第5章は1996年3月、最終章は1993年7月と、年月をさかのぼっていく形で物語は進む。また年月がさかのぼるにつれて舞台も東京から北へ変わっていく。

竹中花は9歳のとき、奥尻島を襲った大地震(北海道南西沖地震)による津波で家族を亡くし、親戚に当たる腐野淳悟の申し出によって引き取られ、北海道の紋別市で性的虐待を受けながら暮らす。それ以来、花は淳悟と離れないと決意したのだが、大人になってから美郎と結婚することになる。第1章では花が新婚旅行から帰ってきて、淳悟が消えたことを知るまでを描かれ、第二章では後の婚約者である美郎との出会い、第三章では高校生になった花と淳悟の殺人、第四章では中学生の花による殺人、第五章では小町を中心にして描かれ、最終章となる。物語は全体的に日本ではタブーとされている親子の愛(近親相姦)を中心に描かれている。

芙蓉の人

2014-08-07 20:25:40 | 読書


いまNHKでドラマ化されている「芙蓉の人」を電子書籍で読んだ。
明治期に夫のために初めて富士山冬山登山に挑む女房の覚悟とその壮絶な観測所での生活。
死をも恐れない夫婦の一途なまでの観測生活に感動を覚えた。


あらすじ(参照)
日々の暮らしに欠かせない天気予報。明治期に、この予測をより正確なものにするべく命を懸けた夫妻がいた。
野中到(いたる)・千代子夫妻――到は私財を投じて富士山頂に気象観測所をたて、前人未到の冬期観測を実施。
「一人であれば、夫は必ず死ぬであろう」と考えた千代子は、夫を支えるため後を追って山頂に登るが……。
世界遺産に登録された霊峰・富士山を舞台に、日本の未来のために初めて富士登山に挑んだ、実在の夫婦の感動物語! 



蓮の花

2014-08-03 20:50:29 | 読書
我が家の蓮の花、今年は花芽が上がらず諦めかけていたのですが、
やっと咲きました。
それに続けてまた花芽が上がってきて・・・
晩生の子は興ざめしたころに出てきて驚かされます。
これは確か≪宝鏡寺≫という名前だったと思います