ヤシ科 ワシントンヤシ属
原産地 アリゾナ
幹の高さ 約10m
幹の太さ 約1m
掌状葉の直径 2m弱
葉柄の長さ 2m弱
成長速度 早い
耐寒温度 約-5℃
耐乾性 強い
耐塩性 中間
適地 日当たりの良い場所
サイズ 大型
枯れ葉が長期間固着する。葉先が枝垂れ柳のように垂れ下がり、葉柄基部が叉状に裂けて竹篭を編んだように交叉するさまが異国的な雰囲気を出す。枯れ葉は長期間固着するので、剪定が必要である。葉柄に刺がある。肥料に反応しやすく、肥料を多めに与えると、年速50cmほど生育する。窒素肥料が多過ぎるとイラガなどの害虫が発生するので注意すること。自生地の北限は東京と同緯度に達する。耐火性があり、火事に遭って黒焦げになっても難なく回復する。壮観で雄大な大型のヤシで、巨木の迫力を演出することもできそうだ。比較的生育が早いので、巨木愛好家にとってはインスタント食品のごとく好都合な品種かもしれない。
同属のオキナヤシモドキ(オニジュロ)がしばしばオキナヤシと混同されているが、こちらのほうが寒さに強い。ただし、多雨多湿の環境に対してはオキナヤシモドキのほうが強いので、その分相殺されるかもしれない。業界ではオキナヤシモドキをワシントンヤシと呼んでいるそうだが、ヤシの専門家が命名しているので彼の表記にした。
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