*** june typhoon tokyo ***

横浜FC×松本山雅@ニッパツ【J2リーグ】

 昨季と同じカードとなった開幕戦は、互いに決め手を欠いてのドロー。

 横浜FCのホーム、ニッパツで行なわれたJ2開幕戦は、奇しくも昨季と同じ松本が相手。昨年は足立梨花、今年は佐藤美希と2年連続でJリーグ名誉マネージャーが来場しての注目カードとなった。

 両チームとも積極的に攻め合い、激しい攻防が続く。横浜FCは抜群のキープ力と突破力、高さを擁して、J2では“反則”気味のパフォーマンスを繰り出すイバを中心に、野村、ジョン・チュングンがカウンターでゴールへ迫ると、対する松本は果敢なドリブルで仕掛ける前田直輝に永井や高崎が小刻みな連係を見せながら局面を打開していく。

 横浜FCが圧力をかけてゴールに迫る場面が増えるが、松本の守護神・守田が好セーヴを連発。さらにエリア内へ進出した横浜FC攻撃陣は数回ハンドともとれる場面があったが、いずれもノーファールでPKを奪えない。それでも、松本の1ボランチ、藤田の周りのスペースを巧みに使いながら、ゴールへと攻め立てる。

 再三ピンチを招くもGK守田を中心にゴールを割らせずに踏みとどまっていた松本も、何とか耐えるとカウンターで反撃開始。70分以降は快速の前田大然を投入し、横浜FCの最終ラインへ猛然とプレッシャーをかけてボール奪取を試みるが、なかなか決定的なシュートシーンまでは至らない。それでもファールが増えてくると、パウリーニョのFKが僅かにサイドネットに外れるなど、相手陣内で得点の匂いのする場面を作り始める。試合終了間際にはCKから飯田がヘディングシュートを放つもポスト直撃となり、両チームどちらもゴールを割ることなく試合が終了した。
 
 横浜FCはかなり押していた時間もあったが、ゴール前で冷静に判断して決め切ることが出来ずにいると、打ち合いという流れに乗せられてしまった感じも。一方、松本は前田直輝、永井などの連係の密度をもっと高めていけば、面白い存在になりそう。ただ、前田直輝が低い位置からドリブルで仕掛けようとするため、チームに攻めのスイッチが入りかけた時に相手にボールを奪われ、一気にピンチになってしまうことも少なくなかったゆえ、そのあたりは永井や高崎との距離感を含めて、いま一度バランスを高めておきたい。また、下川のサイドからの突破も良かったが、最後のクロスや展開力がもう一つ。それらは今後練習や試合を重ねて、高めていくしかない。

 さらには、やや主審のジャッジに不安定さがあったことも、良くも悪くもアップダウンの激しい展開を呼んだ一つの要因となった。90分間において、熱くギアを高めるところと冷静にボールを散らすところ、メリハリをつけた戦術や状況判断などをそれぞれのスタイルに重ねて、チームとしてのストロングポイントを活かすべく修正していきたい。

◇◇◇

【明治安田生命J2リーグ 第1節】
2018年02月25日(日)14:03試合開始 ニッパツ三ツ沢球技場
入場者数 10,779人
天候 曇 / 気温 8.4℃ / 湿度 50%
主審 榎本一慶 / 副審 秋澤昌治、淺田武士 / 4審 松澤慶和  

 横浜FC 0(0-0 / 0-0)0 松 本

≪得点≫
(横):
(松):

◇◇◇
≪スターティングメンバー≫
GK 01 守田達弥
DF 03 田中隼磨
DF 02 浦田延尚
DF 04 飯田真輝
DF 31 橋内優也
DF 29 下川陽太
MF 14 パウリーニョ
MF 06 藤田息吹
MF 25 前田直輝  → 工藤浩平(90+5分)
FW 38 永井 龍
FW 09 高崎寛之  → 前田大然(70分)

≪サブスティテューション≫
GK 30 ゴ・ドンミン
MF 10 工藤浩平
MF 20 石原崇兆
MF 47 岩上祐三
MF 05 岩間雄大
MF 08 セルジーニョ
FW 07 前田大然

≪監督≫
反町康治

◇◇◇









































◇◇◇




















にほんブログ村 サッカーブログへブログランキング・にほんブログ村へ

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「松本山雅」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事