*** june typhoon tokyo ***

JR東日本×大阪ガス@東京ドーム【都市対抗野球】


 第89回都市対抗野球大会の準決勝第1試合は、JR東日本(東京都)を大阪ガス(大阪市)が接戦で破り、決勝進出を決めた。

 JR東日本は前の試合で4打数4三振と不調、打順も4番から3番となった丸子が初回にソロホームランを放ち先制。大阪ガスは3回裏二死から連打と四球で二死満塁とし、大沢に代わって太田をマウンドへ送ったJR東日本から、上西のサードゴロ送球ミスで2点を奪う。すると、5回表にJR東日本は大阪ガスが飯塚にスイッチしたところを捕らえ、二塁打、四球、犠打で一死2・3塁に。たまらず、大阪ガスは猿渡を送るも、丸子の遊飛の後に松本に死球を与えて二死満塁。続く渡辺にも連続四球で押し出し。ピンチが広がったが、猿渡から引き継いだ高橋が後続を抑えて同点で後半へ。

 その後、8回表までは膠着状態が続き、迎えた8回裏。JR東日本が太田から板東への代わり端を近本がレフトスタンドへソロ本塁打を叩き込み大阪ガスが勝ち越し。9回表、二死3塁と粘るJR東日本だったが、丸子が空振り三振で3アウトとなり試合終了。大阪ガスが初の戴冠までもう一つとなる決勝へコマを進めた。

 JR東日本はヒットこそ8本で大阪ガスの5本を上回ったものの、やはり四死球とエラーが重なって失点したのが大きく響いてしまった。大阪ガスは二死からでも粘る野球で食らいつき、好機に決め切る競り合いの強さを感じた。

 戦前は東京都勢が4強を埋め尽くす予測もあったが、もう一つの準決勝で三菱重工神戸・高砂(神戸市・高砂市)がセガサミー(東京都)を“スミ1”の僅差で破り、終わってみれば東京都勢はここで消えることに。決勝は関西勢同士で争うこととなった。
 
◇◇◇

■ 2018/07/23(月) 第89回都市対抗野球大会 第11日第1試合 準決勝
 JR東日本(東京都)- 大阪ガス(大阪市) 
 東京ドーム 試合開始13:30 終了16:30 試合時間3時間0分
 球審:小出/塁審:吉野、川崎、玉置/外審:
 観衆:----人

JR東日本 100 010 000 2
大阪ガス 002 000 01X 3

【バッテリー】
(J)大澤、太田、板東、西田-渡辺、石川
(大)阪本、飯塚、猿渡、高橋、温水-古川(昌)、鳥飼
【勝】(大)温水
【S】
【敗】(J)板東
【本塁打】(J)丸子(1回ソロ)、(大)近本(8回ソロ)

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