*** june typhoon tokyo ***

巨人×横浜@東京ドーム

■ 今年の低迷を象徴するゲーム

 
 急遽、同僚の厚意により東京ドームでの巨人×横浜へ。しかも、バックネット裏の良席! ただし、プロ野球には興味なく「眠りそうやねん」と携帯で話していた関西弁全開の大阪女と、その通話相手で後からのこのこやって来た横浜ファンと思しき男の二人が隣に座ってなければの話だが。時代が時代ならお前ら切り捨てるところだぞッ! なんて思いはしませんよ。なぜなら、もっと腹立たしいことがグラウンド内にたくさん落ちていたからナ。

 東京ドームにいつも行って思うことは、座席間隔が物凄く狭いということ。もし球場を改良することがあるならば、座席数は減らしていいから(もうちょいグラウンドを広げて)ゆったりと座れる座席間隔に変えてほしいね。足が長くない自分でも膝が前の座席に突っかかるし、出入りが激しい人の列になったりするといちいち立たなきゃいけないし、最悪の場合、通路側の席までの人が全員通路に押し出されたりするし(3階席とか)。

 ま、そんな感じで久しぶりにいい席で試合を観た以外、得られたものはなく帰宅しましたよ。


◇◇◇

2011/10/05(水) 22回戦 東京ドーム


横浜 000 300 200 5
巨人 000 000 040 4

【勝】(横):ブランドン(1勝0敗0S)
【S】(横):山口(2勝5敗31S)
【敗】(巨):福田(0勝1敗0S)
【バッテリー】
(横):ブランドン、江尻、藤江、篠原、牛田、山口 - 黒羽根
(巨):福田、ロメロ、MICHEL、アルバラデホ、山口 - 阿部

【本塁打】
(巨):坂本16号(8回裏満塁)
 
 
 4回表、横浜はそれまでノーヒットに抑えられていた巨人先発福田から5連打を浴びせて3点を先制。7回には村田の適時打など5連打で3点を先制すると、7回には代打・中村と松本の適時打で2点追加。巨人はブランドンに得点を奪えずに6回まで無失点。8回裏に藤江と篠原を攻め、坂本の満塁弾で1点差まで迫るも後続が続かず。横浜に痛い連敗を喫した。


◇◇◇

 横浜の先発が1軍初登板のブランドンということで、初ものに弱い巨人としては、結果として負けるのは、まぁ想定内。

 だが、

9 矢野
3 脇谷
8 長野
2 阿部
7 ラミレス
5 亀井
6 古城
4 藤村
1 福田

 この先発オーダーはなんだ? 矢野と脇谷の1、2番とか8番藤村なんて全く機能しないとしかいいようがないのだが。
 結果を出したから使いたいのは解かるが、それでもチームのバランスと適材適所がある。脇谷の2番ではハッキリ言ってチームに勢いや加速度を与えられない。矢野も1番で機能するタイプではない。先頭で矢野なんて、恐さ半減もいいところ。

 問題は4回、2アウト1、3塁で藤村に代わって代打・坂本の場面。まず、この時は代打を出すタイミングではない。あわよくば長打で複数得点を狙っていたのだろうが。そして、坂本。なんと初球を振って平凡なサードへのファウルフライでチェンジ。代打は初球から狙っていくのは筋としてあるが、だからといって何のチャンスにも繋がらないファウルフライを打ち上げる神経が解からない。この場合、代打といっても、センターラインのセカンドで足を使える藤村を下げてまでの代打だということが全く解かっていないんだろうな。そうじゃなければ、あれほど落胆させるような打席にはならないはずだから。打撃不振ということでスタメンから外したのだろうが、4回で途中出場させるくらいなら、最初から使えといいたい。4回ということは、藤村には1打席しかチャンスが与えられていないのだから。
 
 スポーツニュースなどのダイジェストではその打席が省かれて、8回裏の満塁弾にフォーカスが当たるのだろうが、そこで打ったからといって評価は出来ない。なぜならば、打席の重要性で言えば、8回は偶然好結果に繋がって追いすがったようにみえるが、勝負を決したポイントではないからだ。もっと言うならば、あの場面はホームランでなく、走者一掃の長打で打者走者が塁上に残った方がまだ同点の可能性はあったといえる。満塁弾で塁上にランナーがいなくなったことで、続く寺内は投手にプレッシャーがかかることなく打ち取られてしまったのだから。

 それと、阿部の4番による弊害だ。確かに打者としては素晴らしいが、現在なかなか投手のやり繰りが難しい中ではリードに比重を置かなくてはならない。打撃、リード双方にチーム最大の負担がかかる状況は、決して有効ではない。考えなければいけないのは、それまで1順目横浜打線をノーヒットに抑えていた福田が、なぜ4回に降板したのか。その原因は福田だけじゃなく、リードする側にもある。

 あと、個人的にはもう来た時から言っているが、MICHELはセ・リーグでは使えない。球速もないし、何よりあのピッチングフォームでは、しっかりと復調しないとすぐにボロが出る。もしプレーオフを見据えるなら、越智を出すのが先だろう。

 それとこういう厳しい終盤戦こそ、大村や高橋信二などベテランをベンチに入れておくべきではないか。くぐってきた修羅場が違う。若手は勢いがあって、調子がいい時はいいが、一度その波が崩れると脆いのも確か。そのあたりを考えて采配、戦術しなければ、プレーオフで勝ち進むことはおろか、3位も危ないといわざるを得ない。

 マジでしっかりやってくれ!
 ちゃんとやれ!


◇◇◇

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4回、福田炎上中。

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7回、「闘魂込めて」が流れるスタジアム。

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ライトスタンドの威勢はいいが…。

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チームヴィーナスもジャビットも退場。

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悲しさ残る横浜2連敗。


 

 
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