「実力の東都」が証明された形になりましたね。ベスト4は明治(東京六大学)、東海(首都大学)、東洋(東都大学)、近畿(関西学生大学)と従来レヴェルが高い連盟が占め、初戦から安定した力を見せ付けて勝ち上がってきた東海と東洋が決勝へ。現状ではこの4連盟の上位は揺らがないが、明治に敗れた上武(関甲新大学)やその上武と接戦を演じた創価(東京新大学)、近大に2-1で敗れた東亜(中国地区大学)とその東亜と熱戦を繰り広げた青森(北東北大学)などはめきめきと実力をつけていて、4連盟と差がないレヴェルまできているといえる。
ただ、それらの差を考えると、投手力と緻密さといえるか。スコア上は接戦でも、四球や失策が走塁ミスが散見されるチームは、今一歩のところまではいくだろうが、勝ちきるまでにはいかない。その当たりの精度を上げていくことが、4連盟に比べて層がそれほど厚くない各地区連盟の今後の課題だといえる。
今年は仕事と所用で生観戦が一度も出来なかった。せめてTV観戦でもと思ったが、地上波は生放送なし(NHK総合が本日の深夜から録画放送するらしいが…) 。甲子園で活躍した選手のその後の成長、甲子園に縁がなかった選手の活躍…などなど、人間の成長過程が観られるこういう選手権こそ教育テレビで放送してくれよ、といいたい(本当は野球だけに限らず、学生スポーツ、文化ものは是非)。
◇◇◇
≪第6日≫
第1試合@神宮 : 東洋大 7-5 東海大
東海大 002 000 210 5
東洋大 021 100 30X 7
【バッテリー】
(海)杉本、城間、中西、菅野、●小松崎 ― 秋山
(洋)○乾、S上野 ― 大野
【本塁打】
(海)石谷(8回ソロ)
東洋大おめでとう。最近の東都はかなり“戦国東都”の様相が激しく(駒沢が二部に転落するし)、突出したチームがないけれど、それでもこういう大会で頂点に上り詰めるということは、実力、高レヴェルの証ですな。
来年は六大学、早稲田がリヴェンジして欲しいところ。
松下(明徳義塾)、斎藤佑樹(早実)、大石(福岡大大濠)、福井(済美)、大野(静岡商)…と主力投手陣だけでもかなりのものだし。
ま、その前に秋季リーグと明治神宮大会でいい結果を、だな。
◇◇◇
日曜深夜26:30現在、NHKで中継録画を見ているんですが、いやぁ、これはミスが多いあまり質の高くない試合だなぁ…。6日間で行なわれているから連戦での疲れというのも解かるんだけど、それにしても、だ。普段使用していない東海がミス連発ならまだしも、通常のリーグで本拠地として使っている東洋の方が集中力が切れているようなミスを連発しているし…。
東海は、継投策が巧くいかず、少々慌てた感も。連投で疲労のエース・小松崎を7回から出さなきゃいけなくなってしまったのは、どうなんだろうと思った。監督はどっかで見た顔だな…と考えていたら、東海大菅生の監督だった人だ。東京菅生高校時代からの念願だった甲子園出場を一応果たしたから、次は大学監督ってことで就任したんだろうか。
東洋の乾はなかなかいい投手。単調さをなくせば、ホークスの和田みたいに活躍出来るかもしれないな。
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