アソシエーション分析
アソシエーション分析とは、膨大なデータから意味のある関連性(アソシエーションルール)を抽出する分析手法です。
ECサイトやPOSの取引データから「商品Aを買うと、商品Bも買う確率が高い」というようなルールを見つけ出す方法になります。
評価指標
アソシエーションの強さは以下の3つの値で評価します。
・支持度(Support)
・信頼度(Confidence)
・リフト値(Lift)
「架空の購入データ」
購入明細ID | 購入商品 |
---|---|
1 | 弁当、バナナ、たばこ |
2 | パン、コーヒー、チョコレート |
3 | 弁当、ビール、たばこ |
4 | 雑誌、コーヒー、チョコレート |
5 | ビール、たばこ、コーヒー |
… |
⇒アソシエーションルールに変換
条件部(A) | 結論部(B) | 支持度 | 信頼度 | リフト値 | |
---|---|---|---|---|---|
弁当 | ⇒ | たばこ | 0.55 | 0.63 | 1.21 |
コーヒー | ⇒ | チョコレート | 0.50 | 0.55 | 1.32 |
ビール | ⇒ | たばこ | 0.49 | 0.50 | 1.45 |
… |
A・Bを事象として「Aという条件の時にBが起こる」を、「A⇒B」と表します。
(Aを条件部、Bを結論部という)
1.支持度
支持度(A⇒B) = 条件部(A)と結論部(B)をともに含むデータ数 ÷ 全データ数
全データの中で、「商品Aを購入するときに、商品Bも一緒に購入する」というルールが出現する割合です。
この指標が高いほど、全体の中でそのルールが出現する割合が高くなります。
2.信頼度
信頼度(A⇒B) = 条件部(A)と結論部(B)をともに含むデータ数 ÷ 条件部(A)を含むデータ数
条件部(A)の項目が出現する割合の中で、条件部(A)と結論部(B)が同時に出現する割合です。
この指標が高いほど、AとBの商品は関連が強いということになります。
3.リフト値
リフト値 = 確信度(A⇒B) ÷ 結論部(B)を含むデータ数
条件部(A)と一緒に結論部(B)を購入した顧客の割合が、全データの中で結論部(B)を購入した顧客の割合よりどのくらい多いかを示したものです。
この指標が低いほど、Bの商品は単独でよく売れているということになります。
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