今回はCPUについてです。
最新のものに目を向けがちですが、
歴史を踏まえて紹介していきたいと思います。
1970年以前
コンピュータのようなものは存在していましたが、演算装置には
現在のCPUのような1つのIC(集積回路)ではなく、
真空管やトランジスタ、複数のICを組み合わせて構成されていました。
そして、1970年に世界初のワンチップのマイクロプロセッサが登場しました。
F14戦闘機の飛行制御用に開発され、動作周波数は50Hz程度だったそうです。
1970年代
性能的にCPUと呼べる程度のものが、この頃から世の中に出回り始めました。
前半は電卓程度のプロセッサでしたが、後半に入ると8ビットのCPUが主流となり、
やっとパソコンと認識できるようなものが世に出回りました。
この年代に開発された8ビットCPUから派生したCPUが、初代ファミコンで採用されています。
動作周波数は5MHz程度まで上がってきました。
1980年代
16~32ビットCPUが主流となり、業務用ワークステーションという分野が一気に広がりましたが、
パソコンの分野では16ビットCPUがまだまだ主流でした。
Pentiumが登場するのは次の年代ですが、動作周波数は100MHzまで上がりました。
なお、この時代に開発された32ビットCPUが、初代プレイステーションで採用されています。
1990年代
初の64ビットCPUが登場し、サーバー用の高性能CPUとして採用されました。
一方、パソコンの分野では16ビットから32ビットへの転換期でした。
Windows95が発売された時は、ニュースでも大きく取り上げられましたが、
OS自体は16ビットでしたので、32ビットOSであるWindowsNTを使用する人もいました。
この頃から自作パソコンが復旧し始め、速度を求める流れが始まった気がします。
動作周波数は1GHzを超えてきました。
プレイステーション2では128ビットCPUが専用開発されたりもしました。
2000年代
中盤までは速度重視の流れを引き継ぎましたが、動作周波数が4GHz程度まで上がると、
それ以降は技術的な問題で、速度を上げられない領域に入りました。
CPU内ではプロセッサとレジスタ(プロセッサ内部のメモリ)で
データの出し入れをしながら演算しますが、すべて電気信号に乗せて行われます。
電気が伝わる速度は変えられないため、プロセッサとレジスタの距離を近付けて製造することにより
動作周波数を引き上げてきましたが、それも限界に来たようです。
では、限界が来たからそのままかと言うと、そうではありません。
次はマルチコア化と低電力化が進みました。
2010年代
マルチコア化と低電力化は今も継続されていますが、単にプロセッサ数を増やすだけでなく
パソコン用途では画像処理用のプロセッサを同居させたり、スマホ・タブレット用途では
通信制御を行うプロセッサを同居させたり、今までのCPUとは違った付加価値を持たせるようになりました。
最近知って驚いたのですが、あのスパコン(京)の動作周波数が2GHzだという事です。
単に動作周波数だけで性能が決定されるのではなく、ディスク装置とかデータ転送方式とか
全体としての性能を決定付ける部分が重要になってきているのでしょう。
CPUの今後の性能向上はそれほど見込めない模様ですが、
その反面、CPU以外の部分にアイデアが注ぎ込まれるようになったと思います。
なにかいいアイデアを出して、一山当てたいですね(笑)
monipet
動物病院の犬猫の見守りをサポート
病院を離れる夜間でも安心
ASSE/CORPA
センサー、IoT、ビッグデータを活用して新たな価値を創造
「できたらいいな」を「できる」に
OSGi対応 ECHONET Lite ミドルウェア
短納期HEMS開発をサポート!
GuruPlug
カードサイズ スマートサーバ
株式会社ジェイエスピー
横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
最新のものに目を向けがちですが、
歴史を踏まえて紹介していきたいと思います。
1970年以前
コンピュータのようなものは存在していましたが、演算装置には
現在のCPUのような1つのIC(集積回路)ではなく、
真空管やトランジスタ、複数のICを組み合わせて構成されていました。
そして、1970年に世界初のワンチップのマイクロプロセッサが登場しました。
F14戦闘機の飛行制御用に開発され、動作周波数は50Hz程度だったそうです。
1970年代
性能的にCPUと呼べる程度のものが、この頃から世の中に出回り始めました。
前半は電卓程度のプロセッサでしたが、後半に入ると8ビットのCPUが主流となり、
やっとパソコンと認識できるようなものが世に出回りました。
この年代に開発された8ビットCPUから派生したCPUが、初代ファミコンで採用されています。
動作周波数は5MHz程度まで上がってきました。
1980年代
16~32ビットCPUが主流となり、業務用ワークステーションという分野が一気に広がりましたが、
パソコンの分野では16ビットCPUがまだまだ主流でした。
Pentiumが登場するのは次の年代ですが、動作周波数は100MHzまで上がりました。
なお、この時代に開発された32ビットCPUが、初代プレイステーションで採用されています。
1990年代
初の64ビットCPUが登場し、サーバー用の高性能CPUとして採用されました。
一方、パソコンの分野では16ビットから32ビットへの転換期でした。
Windows95が発売された時は、ニュースでも大きく取り上げられましたが、
OS自体は16ビットでしたので、32ビットOSであるWindowsNTを使用する人もいました。
この頃から自作パソコンが復旧し始め、速度を求める流れが始まった気がします。
動作周波数は1GHzを超えてきました。
プレイステーション2では128ビットCPUが専用開発されたりもしました。
2000年代
中盤までは速度重視の流れを引き継ぎましたが、動作周波数が4GHz程度まで上がると、
それ以降は技術的な問題で、速度を上げられない領域に入りました。
CPU内ではプロセッサとレジスタ(プロセッサ内部のメモリ)で
データの出し入れをしながら演算しますが、すべて電気信号に乗せて行われます。
電気が伝わる速度は変えられないため、プロセッサとレジスタの距離を近付けて製造することにより
動作周波数を引き上げてきましたが、それも限界に来たようです。
では、限界が来たからそのままかと言うと、そうではありません。
次はマルチコア化と低電力化が進みました。
2010年代
マルチコア化と低電力化は今も継続されていますが、単にプロセッサ数を増やすだけでなく
パソコン用途では画像処理用のプロセッサを同居させたり、スマホ・タブレット用途では
通信制御を行うプロセッサを同居させたり、今までのCPUとは違った付加価値を持たせるようになりました。
最近知って驚いたのですが、あのスパコン(京)の動作周波数が2GHzだという事です。
単に動作周波数だけで性能が決定されるのではなく、ディスク装置とかデータ転送方式とか
全体としての性能を決定付ける部分が重要になってきているのでしょう。
CPUの今後の性能向上はそれほど見込めない模様ですが、
その反面、CPU以外の部分にアイデアが注ぎ込まれるようになったと思います。
なにかいいアイデアを出して、一山当てたいですね(笑)
monipet
動物病院の犬猫の見守りをサポート
病院を離れる夜間でも安心
ASSE/CORPA
センサー、IoT、ビッグデータを活用して新たな価値を創造
「できたらいいな」を「できる」に
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株式会社ジェイエスピー
横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業