天気の良かった日曜日。
ひとり、工場の事務所に缶詰めで仕事してたわけですが。
2階のトイレから外を見たら。
工場の番犬が木漏れ日の中、とても気持ちよさそうで。
思わず窓を開けて、写真撮影。
緑に囲まれて良い感じ。
ちょっと前まで、ウチの実家なんぞも。
犬は外で、犬小屋で。
家の中で飼うなんて、どこの貴族か公家の話だよ。
なんて風潮でしたが。
今じゃ犬小屋にヒトが住んでるよ、我が家。
夜になって。
工場住み込みの若い衆(とはいえ立派な成人男子)が帰宅。
「留守番ご苦労様でした」
そう言って2階のトイレに入った気配がしたと思いきや。
すぐさま出てきて降りてきて青い顔して。
「と、トイレにでっかいクマンバチがっ」
事務所の戸棚、中やら上やら後ろやら。部屋の隅から机の下まで。
探したけれど殺虫剤が見つからず。
無言で差し出したハエ叩きを受け取って。
「せ、成敗して来ますっ」
面白そうなのでついていったら。
描写するのがかわいそうなくらいのへっぴり腰ヘタレ虫。
奥まで踏み込みもせずカレンダーのウラとか洗面台の隙間とか。
ハエ叩きで突つくのみ。
ダメだこりゃ。
ハエ叩き奪い取って便座の横、死角にいたハチをひっぱたき。
窓から死骸をポイ。
「なんで窓、全開?」
「開けておけばハチが逃げてくれるかと思って」
「なるほど」
「でも、なんで窓が開いていたんだろう?」
「…ん?」
「窓、全開だったんですよ」
「…ハチを逃がすために開けておいたんだろ?」
「逃がすために開けておきましたけど、開いてました最初から」
「…誰が開けたんだ?」
「…それは今日、ここにいた誰かですよね?」
「…オレしかいねぇーよ」
教訓。
トイレから出るときは。
窓を閉めよう。
社会の窓とは、よく言ったもんだ。
ひとり、工場の事務所に缶詰めで仕事してたわけですが。
2階のトイレから外を見たら。
工場の番犬が木漏れ日の中、とても気持ちよさそうで。
思わず窓を開けて、写真撮影。
緑に囲まれて良い感じ。
ちょっと前まで、ウチの実家なんぞも。
犬は外で、犬小屋で。
家の中で飼うなんて、どこの貴族か公家の話だよ。
なんて風潮でしたが。
今じゃ犬小屋にヒトが住んでるよ、我が家。
夜になって。
工場住み込みの若い衆(とはいえ立派な成人男子)が帰宅。
「留守番ご苦労様でした」
そう言って2階のトイレに入った気配がしたと思いきや。
すぐさま出てきて降りてきて青い顔して。
「と、トイレにでっかいクマンバチがっ」
事務所の戸棚、中やら上やら後ろやら。部屋の隅から机の下まで。
探したけれど殺虫剤が見つからず。
無言で差し出したハエ叩きを受け取って。
「せ、成敗して来ますっ」
面白そうなのでついていったら。
描写するのがかわいそうなくらいのへっぴり腰ヘタレ虫。
奥まで踏み込みもせずカレンダーのウラとか洗面台の隙間とか。
ハエ叩きで突つくのみ。
ダメだこりゃ。
ハエ叩き奪い取って便座の横、死角にいたハチをひっぱたき。
窓から死骸をポイ。
「なんで窓、全開?」
「開けておけばハチが逃げてくれるかと思って」
「なるほど」
「でも、なんで窓が開いていたんだろう?」
「…ん?」
「窓、全開だったんですよ」
「…ハチを逃がすために開けておいたんだろ?」
「逃がすために開けておきましたけど、開いてました最初から」
「…誰が開けたんだ?」
「…それは今日、ここにいた誰かですよね?」
「…オレしかいねぇーよ」
教訓。
トイレから出るときは。
窓を閉めよう。
社会の窓とは、よく言ったもんだ。