シネマティックかふぇ

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THE JUON/呪怨

2005年03月05日 | 映画レビュー
「恐怖は、全世界に増殖している---。」

日本でヒットしたホラー映画「呪怨」を、オリジナル版でメガホンを取った清水崇監督がハリウッドでリメイク!それだけでも凄いことなのに、何とボックスオフィスで2週連続1位、興行収入1億ドル突破のスーパーヒットを記録。はっきり言って超快挙です。で、先月行われたジャパンプレミア試写会(生バフィーも来日♪)で見たこの映画の感想をば。

さて、全米で旋風を巻き起こした伽椰子と俊雄君が凱旋帰国。気になる日本版の違いは・・・あんまり変わっとらん!奥菜恵がサラ・ミシェル・ゲラーになっただけ?いやいや、そんなことはなく、色々とアレンジはされています。全体的な印象は、ほぼ日本版に忠実に作られています。ストーリーは当然同じです。だから日本版を見たことある人には、新鮮味はないです。では、どこが違うかというと、ストーリーがとてもわかりやすくなっていました。恐怖演出もCGを使用して、より明確に~!・・・って、わかりにくくて何だか意味不明な部分が、オリジナルの恐怖の原点だったと思うんだけど。ただ、そのおかげで、日本的な恐怖がアメリカ人にも受け入れられたんでしょうね。それがヒットの要因でしょう。もともと面白い作品なので、オリジナルを見たことない人には十分楽しめる内容だと思います。

続編企画も進行中だとか。

さて、和製ホラーが全米でブームになりつつあるようです。「呪怨」のヒットに続けとばかり、「ザ・リング2」が再びナオミ・ワッツ主演で公開されます。どうせPOCの続編で手が離せないのであろう前作のゴア・ヴァービンスキー監督に代わってメガホンを取るのは、何とオリジナル「リング」の中田秀夫監督!メチャクチャ楽しみです。さらにさらに、「仄暗い水の底から」も「ダーク・ウォーター」としてリメイクされました。黒木さんの役は、かつての超美少女ジェニファー・コネリー(僕は「フェノミナ」が好き♪)が演じています。今年は和製ホラーが世界を席捲することでしょー


独断評価:★★★☆

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