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キャプテン・ウルフ

2005年10月22日 | 映画レビュー
「ディズニー最強のヒーローは、史上最悪の《ハウスキーパー》!?」




「トリプルX」「リディック」のアクションスター、ヴィン・ディーゼル主演のファミリー映画。「ウェディング・プランナー」のアダム・シャンクマン監督による、ディズニーらしい全米大ヒット作品です。

百戦錬磨のマッチョな海軍特殊部隊員の次なる任務は、ある家族の警備と子供達のお守り。ヤンチャな子供達に振り回される主人公の姿を面白おかしく描いて笑わせてくれます。原題の「The Pacifier」とは、赤ちゃんの”おしゃぶり”のこと。邦題は「パシファイアー」でいいのに、何で「キャプテン・ウルフ」なんだろ。微妙・・・

これはかなりのオススメ作。老若男女誰にでも楽しめるディズニー映画らしい人畜無害な素敵な作品。いきなり派手なアクションから始まるのは、もちろんヴィン・ディーゼルだから。ここで敏腕マッチョぶりを披露することで、その後のハウスキーパー姿のギャップに笑わせられるわけです。笑いあり、アクションあり、ちょっぴり涙ありの全米大ヒット作。これは、まさに配役の勝利で、ディーゼルを起用したからこそ面白くなったと言えると思います。ファミリー映画なので、お子様向けと言ったらそこまでなんですが、素直に楽しめる映画だと思います。

バリバリのアクションスターがコメディ映画に出る。しかも子供相手のファミリー映画・・・と言ったら、シュワちゃんの「キンダーガートン・コップ」を思い出してしまう人が多いと思います。本作は、演技達者な子供達のおかげで、ある意味あれ以上の面白さを持ち合わせている。

なぜヴィン・ディーゼルがコメディ映画で方向転換を図ろうとしているのか。やはり前作の「リディック」が大失敗に終わったからなのかな。かなりの入魂作だっただけでに、結構ショックだったのかもね。「トリプルX」の続編をも断って、この軽めの映画に出演したのは正解だったようです。結果的に大成功を収めたわけだし。まぁ、彼の今後の出演作を見ても、アクションスターを卒業するつもりはないみたいですが。

元祖アクションスター、スティーブン・セガールも歌手デビューなんかしないで、方向転換を図ってみればいいのに。


独断評価:★★★★

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