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愛についてのキンゼイ・レポート

2005年09月05日 | 映画レビュー
「その“愛”に満足していますか?」




邦題は、「性についてのキンゼイ・レポート」の方が妥当だと思います。人間の性行動について真面目に研究に取り組んだ一人の魅力的な男のお話です。いやらしいとか気分が悪くなるようなものではなく、しっかりと作られた見応えある秀作。

実際のキンゼイ博士もそうだったのかどうかわからないが、とても魅力的で面白い人物だと思う。研究の為には自分の体をも利用する突撃取材を敢行する彼だけど、全ては研究を追求する為のものであって、いたってマジなところがイイ。キンゼイ夫婦は、本当にああだったのかなぁ。

傑作「ゴッド・アンド・モンスター」(マグニートーじいさんのネチっこさが不気味すぎ~)のビル・コンドン監督なので、往々にして同性愛者に対する視線が描かれています。キンゼイ博士自身も同性愛的嗜好があったようだし、実際に監督が描きたかったのは同性愛問題についてなのかも。

話題になっている性器の無修正シーンですが、学術的な講義での場面なのでいやらしくないし、特に衝撃的なものではないです。ご安心を。ただ、この場面が無修正なのに、なぜ他のシーンの男性器には修正が入ってるんでしょうか??映倫の基準がよくわからんち。

10秒でイケる男って、本当にいるの???



独断評価:★★★★

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