熱帯魚ブリーダーと言っても私はアフリカンシクリッドのブリードが一番得意です。
熱帯魚を飼いはじめて29年になります。
最近、初めてコリドラス(ベネズエラオレンジ)の稚魚数匹ふ化に成功しました。
何度も卵は生まれてるのですが上手くいきません。
また、エンゼルフィッシュも何度か稚魚成長を成功させてはいますが
何度も何度もふ化させても育ちません。
グッピーや他のメダカも成功してますが、それほど持続して殖やしてません。
アフリカンシクリッドはコツさえつかめば、誰にでも殖やせる楽なペットです。
アフリカンだけでも数十種類殖やしてきました。
メスが卵をくわえて育てるマウスブルーダーの魚が特に得意です。
下の写真は、アルビノレッドドラゴンピーコックのハーレム120W水槽(2014年)、種親オスと娘メス(2世)たち
★いかに立派なオス1匹をゲットできるか
★いかに母性愛に満ちた「おしん」メスをたくさんゲットできるか~この二つが鍵を握ります。
オス1匹に対してメスは何匹でもOK、多ければ多いほどグッドのハーレム水槽でブリーディングします。
逆に1対1のオスメス水槽では、メスはオスの連続アタックに耐えられません。
逃げて逃げてボロボロにされますので、メスは多い方がいいのです。
アメリカンシクリッド代表のエンゼルやディスカスは一夫一婦制で2匹で愛情深く子を育てますが、
アフリカンはメスだけが1か月絶食して命削って口の中で稚魚を育てます。
オスは全然面倒なんかみまへん。自分の娘が大きくなったらはらませます。(ここはグッピーと同じ)
しかし、オスの世界は厳しいです。1匹の最強ボスしか自分の子を残すことはできません。
弱いオスはメタリックカラーに輝くこともできずに最強オスにボロボロにされます。
ですから、複数のオスを飼いたい場合は、数十匹で飼うのがおススメです。
いじめられる対象が分散されて上手く飼えます。
せまい水槽では可哀想です。できる限り大きな水槽で、隠れ家も作って飼いたいです。
そこが住宅事情が厳しくせまい日本ではアフリカンシクリッドが比較的人気ない原因です。
日本以外の世界では、アフリカンが大人気です。
海水魚は一桁値段が違う(飼育に数十万かかる)ので、海水魚と同じくらい美しい原色淡水魚である
アフリカンシクリッドを優雅に飼っているのです。
誰が見てもあのメタリックブルーやオレンジ、イエロー、シマウマのような縞模様に魅了されます。
動く宝石、動く芸術、最強の熱帯魚は、このアフリカンシクリッドだと思います。
先進国ドイツに負けないアフリカンブリーダーになりたいです。
ハーレム水槽から生まれ育ったドラゴンピーコックシクリッド3世120W水槽(2014年)
孫の世代で白く輝くプラチナ個体と劣性遺伝のアルビノ(赤目)個体(種親オスと同じ)が出現しました