Josephcunlife107の日記

ロンドン(カナダ)生活、IVEY BUSINESS SCHOOLの日常。

塩を撒く

2007年01月23日 | カナダ
 カナダでは雪が降ると道路に塩を撒く。だから、ある程度まとまった雪が降った後でも、主要な道路には殆ど雪が無い。これとは対称的に歩道には雪が積もっていたりするのだが。

 塩といっても純粋な塩を撒くわけでは無い。塩とは、ある程度加工が施された融雪剤のことだ。だから、塩害によって車は錆びてしまう。冬の北海道では、競走馬のトレーニングをするために融雪剤が用いられている。車が錆びるように、環境や馬にも何らかの影響がでないのか疑問の限りだ。
 
 昔、北海道に住んでいた頃には、道路が凍っていたりしてもこれほど融雪剤は使われていなかった。一方で、ロードヒーティングの存在には感動したことを覚えている。

 僕は、カナダ人の雪が降ったら塩を撒くという行為が、北米の合理的な行動習慣を反映しているように感じてならない。除雪のコストや手間を省くためには塩を撒くことは効果的だし、事故も防げるだろう。更に、日中でもマイナス10度位のこともざらにあるので、雪を解かすためには止むを得ないのかもしれない。

 大量の塩を撒くことが環境にどのような影響を及ぼそうと、彼らは詰まるところ合理的に行動しているのではと推測する。

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