Jon's Photo Blog !

趣味の写真をちょこちょこと

野鳥の「キジ」です

2024年09月29日 | 野鳥

キジ(雉子、雉)は、キジ目キジ科キジ属に分類される鳥類。

日本産の個体群のみで独立種とする説と、ユーラシア大陸に分布するコウライキジの亜種とする説があり、後者の説に従うとの和名がキジとなり本種のみでキジ属を構成する。

日本鳥学会が選定した国鳥であるとともに、国内の多くの自治体でも「市町村の鳥」に指定されている。

キジやコウライキジは世界中で主要な狩猟鳥とされ、キジ肉は食用でもある。

 

全長オスが81 cmほど、メスが58 cmほど。翼開長は77 cmほど。体重はオスが0.8-1.1 kg、メスが0.6-0.9 kg。

山地から平地の林、農耕地、河川敷などの明るい草地に生息している。

地上を歩き、主に草の種子、芽、葉などの植物性のものを食べるが、昆虫やクモなども食べる。

繁殖期のオスは赤い肉腫が肥大し、縄張り争いのために赤いものに対して攻撃的になり、「ケーン」と大声で鳴き縄張り宣言をする。

その際両翼を広げて胴体に打ちつけてブルブル羽音を立てる動作が、「母衣打ち(ほろうち)」と呼ばれている。

日本では北海道と対馬を除く本州、四国、九州に留鳥として分布している。

日本には、東北地方に生息するキタキジ、本州・四国の大部分に生息するトウカイキジ、紀伊半島などに局地的に生息するシマキジ、

九州に生息するキュウシュウキジの4亜種が自然分布していた。ユーラシア大陸が原産地である。

もともとキジが生息していなかった北海道、対馬、南西諸島などに狩猟目的で放鳥され、野生化している。

メスは「チョッチョッ」と鳴く。子育てはメスだけが行う。地面を浅く掘って枯れ草を敷いた巣を作る。

4-7月に6-12個の卵を産む[4]。オスが縄張りを持ち、メスは複数のオスの縄張りに出入りするので乱婚の可能性が高い。

非繁殖期には雌雄別々に行動する。夜間に樹の上で寝る。

飛ぶのは苦手だが、走るのは速い。スピードガン測定では時速32キロメートルを記録した。

人体で知覚できない地震の初期微動を知覚できるため、人間より数秒速く地震を察知することができる。

 


野鳥の「カワラヒワ」です

2024年09月25日 | 野鳥

カワラヒワ(河原鶸、学名:Chloris sinica)はスズメ目アトリ科に分類される鳥類の一種である。

英名 "Oriental Greenfinch" は東洋にいる緑色のアトリ類の意味。種小名sinicaは支那(中国)の意味である。

低山から低地にかけての森林に広く生息する。近年は、都市部の市街地の公園や川原などでも観察される。

繁殖期には低山から平地にかけての針葉樹林などで番いで生活し小さな縄張りを持つが、秋季以降は数十羽から数百羽の群れを形成することがある。

秋に雄は樹上で集団で求愛ディスプレイを行う。

体長は約 14cm 、翼開長約24cmでスズメと同大だがやや小さい。全体的に黄褐色で、太い嘴と、翼(初列風切と次列風切)に混じる黄色が特徴的である。

東アジア(中国、モンゴル、ロシア東南部、朝鮮半島、日本)に分布する。

日本国内ではほぼ全域に分布する留鳥。ただし北部のものは冬場は暖地へ移動する。

地鳴きは「キリリ、コロロ」等と聞こえ、メジロの「チリチリ」という鳴き声にも似ているが、本種のほうが声量があり太い鳴き声なので識別できる。

さえずりは「チョンチョンジューイン」等と聞こえる。「ジューイン」の部分はセンダイムシクイの囀りの一部とよく似ている。

しかしながら、囀りの全体を比較すれば識別は容易である。

主に植物食で、植物の種子を食べることが多い。人為環境下ではヒマワリなどの種子を特に好み、大きな種子を太い嘴でついばむ様子が観察される。

樹木の枝などの茂みの中に、枯れ枝や細根等々を使って椀状の巣を造る。

一腹卵数は5卵前後。都市部の市街地で繁殖する個体は、巣材としてビニール紐などを利用する。

抱卵日数は11-13日、育雛日数は14日程度である。

 


野鳥の「カワセミ」です

2024年09月23日 | 野鳥

カワセミ(翡翠、翡翆、魚狗、川蟬、学名:Alcedo atthis)はブッポウソウ目カワセミ科カワセミ属に属する鳥。水辺に生息する小鳥。鮮やかな水色の体と長いくちばしが特徴。

ヒスイ、青い宝石、古くはソニドリと呼ばれることもある。全長は17cmほどで (16-20cm) 、スズメよりも大きいが、長いくちばし(嘴峰長3.3-4.3 cm)のため体はスズメほどの大きさ。

日本のカワセミ科のなかでは最小種となる。翼開長は約25 cm(24-25cm)。体重19-40g。くちばしが長くて、頭が大きく、頸、尾、足は短い。また、若干メスよりオスの方が色鮮やかである。頭、頬、背中は青く、頭は鱗のような模様がある。

オスのくちばしは黒いが、メスは下のくちばしが赤いのでオスと区別できる。

 

喉と耳の辺りが白く、胸と腹と眼の前後は橙色。足は赤い。幼鳥は全体に黒っぽく、光沢が少ない。

カワセミの青色は色素によるものではなく、羽毛にある微細構造により光の加減で青く見える。

これを構造色といい、シャボン玉がさまざまな色に見えるのと同じ原理。

この美しい外見から「渓流の宝石」などと呼ばれる

特に両翼の間からのぞく背中の水色は鮮やかで、光の当たり方によっては緑色にも見える。漢字表記がヒスイと同じなのはこのためである。

 

 


野鳥の「カケス」です。

2024年09月22日 | 野鳥

カケスは、鳥綱スズメ目カラス科カケス属に分類される鳥。学名はラテン語で Garrulus が「おしゃべり」、 glandarius は「ドングリ(の好きな)」を意味する。

アフリカ大陸北部、ユーラシア大陸の中部から南部にかけて分布。日本では九州以北で繁殖する留鳥で、北部に生息するものは冬季に南に移動する。年により移動する個体数には変動があり、これは餌とする木の実の量に依存するものと考えられる(量が少ないときには、餌を求めて移動する)。

 

全長約33cm。成鳥は額から頭のてっぺんまでが白と黒のまだら模様で喉、腹は白色、目の周りや尾羽は黒く後頭部、背面、胸部等は葡萄褐色。

羽の色が美しく特に基部は黒、白、青がだんだら模様を作っている。くちばしは鉛色で先が黒い。雌雄同色である。

 

日本においては屋久島以北の平地、山地の森林に生息する。繁殖期は縄張りを形成する。

食性は雑食で昆虫類が主食だが果実、種子等も食べる。他の小鳥のひなを食べることもある。

また信州・美濃地方では「カシドリ」の異名もありカシ、ナラ、クリの実を地面や樹皮の間等の一定の場所に蓄える習性がある。

冬は木の実が主食となり、蓄えたそれらの実を食べて冬を越す。

しかし貯蓄場所に戻らないこともあり、それが森の再生に重要な役割を果たしている。

繁殖形態は卵生。マツ、スギなどの樹の上3-10mのところに木の枝を使って皿状の巣を作る。1腹5-6個の卵を産む。

抱卵期間は16-17日で、雌雄協同で抱卵する。雛は17-20日で巣立ちする。


葛城古道に曼殊沙華の花を訪ねて

2024年09月20日 | 日記

葛城一言主神社
境内は祭神の一言主大神が現れた神降の地とされ、神秘的な雰囲気が漂う。正しくは葛城一言主神社。一言主神は雄略[ゆうりゃく]天皇が葛城山を訪れた際にも現れ、「吾[あ]は悪事[まがごと]も一言、善事[よごと]も一言、言離[ことさか]の神、葛城の一言主の大神なり」と名乗ったという。地元で「一言さん」と親しまれ、一言の願いなら何でもかなうと信じられている。境内には推定樹齢1200年の大イチョウや土蜘蛛[つちぐも]を埋めたとされる蜘蛛塚、松尾芭焦の句碑などもある。

大和平野の東を走る「山の辺の道」に相対するように、西の葛城連山の麓には「葛城古道」が走っています。道沿いには古代豪族の 葛城(かつらぎ)氏・鴨(かも)氏ゆかりの古社が散在し、神さびた雰囲気が漂います。 
 起点となる近鉄御所駅から西進、六地蔵石仏を目印に南へ折れると、すぐに田園風景が広がり、大和平野が一望にできます。千体石仏のある九品寺(くほんじ)から先、道は徐々に細くなりますが、そんな中、杉の巨木の間にひっそりと第2代綏靖(すいぜい)天皇の高丘宮跡(たかおかのみや)の碑が立っています。近くの葛城一言主神社は、一言ならどんな願いも叶えてくれると信仰されます。 
 趣きある古民家が多い名柄(ながら)の集落を抜け山道を登ると、橋本院に出ます。金剛山腹のこの台地一帯は、天照大神が統治した天上界 「高天原(たかまがはら)」の伝承地。特に杉の巨樹が茂る高天彦(たかまひこ)神社参道は、神秘的な雰囲気があります。 麓にある高鴨神社は全国の鴨(加茂) 社の総社。京都にある世界遺産の下鴨(しもがも)・上賀茂(かみがも)両社も、源流はこの神社にあります。参拝後は国道に下り、風の森バス停にゴールします。

ヒガンバナ)は、ヒガンバナ科]ヒガンバナ属の多年草である。

別名は曼珠沙華(マンジュシャゲ)、カミソリバナ、トウロウバナ、スイセン、アマリリスなど。学名からリコリス・ラジアータとも呼ばれる。
原産地は中国大陸であり、日本においては史前帰化植物に分類される。

分布は日本全国である。秋の彼岸(9月)の頃に、花茎の先に強く反り返った鮮やかな赤い花を咲かせ、秋の終わりに葉が伸びて翌年の初夏に枯れるという、

多年草としては特殊な性質を持っている。地下の鱗茎(球根)に強い毒性を有する有毒植物であるが、かつて救荒作物として鱗茎のデンプンを毒抜きして食べられていた。

彼岸花、曼珠沙華

日本では各地方のみで通じた異名が派生し、別名・地方名・方言は数百から1000種以上あると言われている。

葬式花(そうしきばな)、墓花(はかばな)、死人花(しびとばな)、地獄花(じごくばな)、幽霊花(ゆうれいばな)、火事花(かじばな)、

蛇花(へびのはな)、剃刀花(かみそりばな)、狐花(きつねばな)、捨て子花(すてごばな)、灯籠花(とうろうばな)、天蓋花などがその例で、

不吉な別名が多く見られる。それに加え、開花時に葉が無く花と葉を同時に見られないため、葉見ず花見ず(はみずはなみず)の別称も有する。