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野鳥の「ウソ」です

2024年09月13日 | 野鳥

ウソ(鷽、学名:Pyrrhula pyrrhula Linnaeus, 1758)は、スズメ目アトリ科ウソ属に分類される鳥類の一種。

和名の由来は口笛を意味する古語「うそ」から来ており、ヒーホーと口笛のような鳴き声を発することから名付けられた。

その細く、悲しげな調子を帯びた鳴き声は古くから愛され、江戸時代には「弾琴鳥」や「うそひめ」と呼ばれることもあった。

ヨーロッパからアジアの北部にかけて広く分布する。冬季に北方に生息していた個体は南方へ移動する。

日本では、漂鳥または冬鳥として全国に広く分布する。亜種ウソ(P. p. griseiventris)が本州中部以北の亜高山帯などで繁殖し、冬は九州以北の低地に移動して越冬する。

亜種アカウソ(P. p. rosacea)は冬鳥とて飛来し秋から春にかけて滞在する。

囀声は「フィー、フィー」と口笛のような澄んだ声で、単調な節を交え、雄だけでなく雌も囀る。前述の通り、この口笛のような鳴き声から、口笛の古語を意味するウソという和名になった。飛翔は浅い波形。地鳴きは「ヒー」、「フィッ」など。

全長は15~16cm、翼開長は約26cm。体重は21~34g。体はスズメよりやや大きく、頭の上と尾、翼の大部分は黒色、背中は灰青色。

くちばしは太く短く黒い。雄の頬、喉は淡桃色をしているが、雌にはこの淡桃色の部分はない。雄は照鷽(てりうそ)、雌は雨鷽(あめうそ)と呼ばれる。

全長は15~16cm、翼開長は約26cm。体重は21~34g。体はスズメよりやや大きく、頭の上と尾、翼の大部分は黒色、背中は灰青色

春に木の実や芽(時にはサクラ、ウメ、モモなどの花)などを食べ、繁殖期に昆虫のガの幼虫やクモなどを食べ、秋にはズミやナナカマドの果実などを食べる。

繁殖期は山地の針葉樹林に生息し、非繁殖期には低地の林にも生息する。非繁殖期は10羽ほどの小規模の群れを形成する。

繁殖期は5-7月で、縄張りをもちつがいで生活する。針葉樹の枝の上に枯れ枝などを使って椀形の巣を作る。

1腹4-6個の卵を産む。抱卵期間は12-14日で、雌が抱卵する。雛は12-18日で巣立ちする。


野鳥の「ウ科」です

2024年09月13日 | 野鳥

ウ科(鵜科、ウか、Phalacrocoracidae)は、カツオドリ目に分類される。

漢字の「鵜」(テイ)は元々中国ではペリカンを意味し、「う」は国訓である。ウを意味する本来の漢字は「鸕」である。

アフリカ大陸、オーストラリア大陸、北アメリカ大陸、南アメリカ大陸、ユーラシア大陸、インドネシア、日本、ニュージーランドに分布。

主に温帯域や熱帯域の河川や湖沼、海岸などに生息するが、ヒメウのような寒帯にも分布する種もいる。

ほとんどの種は飛翔できるが、ガラパゴスコバネウは翼が退化しており飛ぶことはできない。

喉の皮膚は袋状に伸びるが、あまり発達はしない。喉の袋には毛細血管が集まっており、膨らませて震わせることで外気に冷やされ、体温を下げることができる。この袋は獲物を飲みこむ際に向きを変えて飲みやすくするのにも役立つと考えられている。全身の筋肉には血管が密に走り、比較的大量の血液が流れる。そのため酸素を大量に摂り入れることができ、長時間の潜水に適応している。脂肪は少ない。後肢は胴体後方にあり、近接する。そのため陸上ではうまく歩行することができないが、体と比較して大腿部の筋肉が発達し水中では大きな推進力を得ることができる。4本全ての趾の間には水かきが発達する(全蹼足)。

全長45 -101センチメートル。羽色は黒や黒褐色、緑色の光沢がある褐色などの種が多いが、下面が白い種もいる。

 

多くの群れで飛ぶことも多い

羽毛は浸水しやすい構造になっており、素早く潜水することができる。翼は小型で幅が広い。水中では翼が小型のため、水の抵抗が少なく泳ぐのに適している。

 

嘴は長くて上嘴の先が鉤状に尖り、側面に鋸状の突起がある。これにより咥えた獲物が逃げにくくなっている。

頭骨の基部に独特な形状の骨があり、これにより上下の嘴を別々に素早く動かすことができる。

人間が考える以上のエサを飲む込むことも珍しくない