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野鳥の「エナガ」です

2024年09月14日 | 野鳥

エナガ(柄長[5][6]、Aegithalos caudatus)は、エナガ科エナガ属に分類される鳥の一種である。

ユーラシア大陸の中緯度地方[注 1]を中心にヨーロッパから中央アジア、日本まで広く分布する。

日本では九州以北に留鳥または漂鳥として生息する。渡りはしない。

黒いくちばしは小さく(約7 mm)、嘴峰は湾曲している。

首は短く、丸い体に長い尾羽がついた小鳥である。雌雄同形同色で、外観上の区別はできない。

成鳥は瞼が黄色く、南方系の亜種(エナガなど)の場合は黒色の太い眉斑があるが、北方系の亜種(シマエナガなど)の場合は頭部全体が白い。

眉斑を有する南方系亜種の場合、眉斑はそのまま背中まで太く黒い模様になっている。肩のあたり(背の両側)と尾の下(下尾筒)は淡い葡萄色で、

額から頭上、および顔と体下面は白い。

 

全長は約14 cmないし13 cm。翼開長は約16 cm。体重は5.5 - 9.5 g。左記体長には長い尾羽を含むので、尾羽を含めない身体はスズメ(体重約24 g)

と比べるとずいぶん小さいが、羽が柔らかく膨らみ、尾が長いため、実際よりやや大きく見える。尾の長さは約75 mm。

翼・尾は黒い。羽毛は薄褐色の初列風切が10枚で野外では黒く見え、

次列風切りが6枚で重ねると黒く見え、3列風切が3枚で他の風切羽より褐色味が強く、尾羽は6枚で内側3枚は黒色、外側3枚は黒色に白色の模様が混じる。

幼鳥は成鳥で黒色になる部分が淡色で、眉斑などは褐色味を帯びる。また頬は淡黄色で、瞼は赤く、背・下腹部の淡い葡萄色味はない。

名前の由来は、属名 Aegithalos はギリシャ語で「シジュウカラ類の一種」を、種小名 caudatus は中世ラテン語で

「(長い)尾の」をそれぞれ意味する単語で、学名は「長い尾のシジュウカラ類の一種」という意味である。

和名は極端に長い尾は、全長14 cmに対して尾の長さが7 - 8 cmを柄の長い柄杓に例えたことに由来し、江戸時代には「柄長柄杓(えながひしゃく)」、

「柄柄杓(えびしゃく)」、「尾長柄杓(おながひしゃく)」、「柄長鳥(えながどり)」などとも呼ばれていた。