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葛城古道に曼殊沙華の花を訪ねて

2024年09月20日 | 日記

葛城一言主神社
境内は祭神の一言主大神が現れた神降の地とされ、神秘的な雰囲気が漂う。正しくは葛城一言主神社。一言主神は雄略[ゆうりゃく]天皇が葛城山を訪れた際にも現れ、「吾[あ]は悪事[まがごと]も一言、善事[よごと]も一言、言離[ことさか]の神、葛城の一言主の大神なり」と名乗ったという。地元で「一言さん」と親しまれ、一言の願いなら何でもかなうと信じられている。境内には推定樹齢1200年の大イチョウや土蜘蛛[つちぐも]を埋めたとされる蜘蛛塚、松尾芭焦の句碑などもある。

大和平野の東を走る「山の辺の道」に相対するように、西の葛城連山の麓には「葛城古道」が走っています。道沿いには古代豪族の 葛城(かつらぎ)氏・鴨(かも)氏ゆかりの古社が散在し、神さびた雰囲気が漂います。 
 起点となる近鉄御所駅から西進、六地蔵石仏を目印に南へ折れると、すぐに田園風景が広がり、大和平野が一望にできます。千体石仏のある九品寺(くほんじ)から先、道は徐々に細くなりますが、そんな中、杉の巨木の間にひっそりと第2代綏靖(すいぜい)天皇の高丘宮跡(たかおかのみや)の碑が立っています。近くの葛城一言主神社は、一言ならどんな願いも叶えてくれると信仰されます。 
 趣きある古民家が多い名柄(ながら)の集落を抜け山道を登ると、橋本院に出ます。金剛山腹のこの台地一帯は、天照大神が統治した天上界 「高天原(たかまがはら)」の伝承地。特に杉の巨樹が茂る高天彦(たかまひこ)神社参道は、神秘的な雰囲気があります。 麓にある高鴨神社は全国の鴨(加茂) 社の総社。京都にある世界遺産の下鴨(しもがも)・上賀茂(かみがも)両社も、源流はこの神社にあります。参拝後は国道に下り、風の森バス停にゴールします。

ヒガンバナ)は、ヒガンバナ科]ヒガンバナ属の多年草である。

別名は曼珠沙華(マンジュシャゲ)、カミソリバナ、トウロウバナ、スイセン、アマリリスなど。学名からリコリス・ラジアータとも呼ばれる。
原産地は中国大陸であり、日本においては史前帰化植物に分類される。

分布は日本全国である。秋の彼岸(9月)の頃に、花茎の先に強く反り返った鮮やかな赤い花を咲かせ、秋の終わりに葉が伸びて翌年の初夏に枯れるという、

多年草としては特殊な性質を持っている。地下の鱗茎(球根)に強い毒性を有する有毒植物であるが、かつて救荒作物として鱗茎のデンプンを毒抜きして食べられていた。

彼岸花、曼珠沙華

日本では各地方のみで通じた異名が派生し、別名・地方名・方言は数百から1000種以上あると言われている。

葬式花(そうしきばな)、墓花(はかばな)、死人花(しびとばな)、地獄花(じごくばな)、幽霊花(ゆうれいばな)、火事花(かじばな)、

蛇花(へびのはな)、剃刀花(かみそりばな)、狐花(きつねばな)、捨て子花(すてごばな)、灯籠花(とうろうばな)、天蓋花などがその例で、

不吉な別名が多く見られる。それに加え、開花時に葉が無く花と葉を同時に見られないため、葉見ず花見ず(はみずはなみず)の別称も有する。

 

 

 



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