T.Kのオーストラリア漂流記(麻雀)

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裁判所へ

2009年05月29日 00時40分31秒 | Weblog


そんなわけで霞ヶ関の東京高等裁判所に傍聴しに行ってきた。

アレだ、裁判員制度が導入されるので社会見学ってわけさ。
 

しかしながら、はじめて来たので勝手が解らない。
まず入り口で持ち物検査。最初の難関だ。
なんか屈強な警備員がたくさん居たのでタイツとカバチはおろおろしていた。
どうみても不審者だったが、芸人の『阿蘇山大噴火』がテレビ通りの格好でやってきたおかげで、警備員の注意がそれた。
その間隙をぬってゲートを突破!!どうみても奴のほうが不審者だ。
しかし本当に傍聴しに来てるんだな。

最初の難関持ち物検査を紙一重でクリアしほっとしたのもつかの間、なにをどうすればいいのかわからない。
カバチは行政書士のくせに「うひひひ」とかいいながらオロオロしていた。

なんか人がたくさん集まっている机があったので言ってみたら、本日の民事・刑事事件の法廷リストがあった。そのリストに場所やら時間が書いてあるようだ。

で、タイツたちもそれを見て探した。

 


法務局


まず最初に強制わいせつの第一審を傍聴しに行った。

手錠を掛けられた被告が現れ、裁判官に名前、住所、職業等を聞かれた後に検察が事件の内容を読み上げ、それに間違いないかの確認から始まった。

重苦しい雰囲気の中、『阿蘇山大噴火』が入ってきたので噴出しそうになった。
なんせ被告よりも犯罪者っぽいからな。
加えて検察が陰茎だとか口淫だとか卑猥な単語を慣れた口調で淡々と読み上げる。
笑いを堪えるのがこんなに大変だとは思わなかった。
カバチも苦しそうだった。
しかし検察って大変な仕事だな。

 

 

大体30分ぐらいで終わったので、次は民事事件を傍聴しようと思って探してたけど、やはり民事ってのは金貸し系の事件ばっかりだった。

とりあえず残業代未払いのトラブルの審理を傍聴しに行った。
荒れもせず淡々と進行していった。「意義あり!!」とか「静粛に」とかは一切ないようだ。

 

次に隣の建物の簡易裁判所に行ってきた。
傍聴席に原告と被告がいて、順番が回ってきたら呼び出される感じだ。
第一審のみの日だったから大体5分ぐらいで終わってた。
見てると貸し金返済の請求ばっかりだったので面白くなかったが、ある件で中国人の女性が原告として現れたんだが、それがまたおかしかった。

実はそのおばさん原告本人じゃあないのに法廷に立っていたんだ。
実は原告の奥さんらしい。
裁判官はそれに気づかないまま質問をしていたが、そのおばさんが突然「本人はそこにいるけどここに呼びますか」とか言い出す。

会場のだれもが「あんた誰?」と思った中、 

裁判官が「あんた誰?」と素でつっこんでいたのはうけた。

そんで本物の原告登場。色々説明が行われたあと裁判官から同意を求めらる原告のおっさん。
そう、おっさんは日本語まったく解らないらしいので何も理解していない。
そんでも通訳で来ているはずのおばさんは、おっさんには目もくれず早々と同意すると言ったんだが、

裁判官:
あなたが同意しても本人は意味が解ってないでしょ?中国語で通訳してください。

中国人:
あ、わたし中国語できます。

裁判官:
いえ、だから旦那さんに中国語で通訳してください。

中国人:
私中国語できますよ。

 

実は日本語下手なおばさん。。。そんなグダグダなやり取りが延々と行われていた。しゃあなしやでぇ。。

 

そんなこんなんで昼になった。

殺人死体遺棄の法廷の傍聴もあったが、そういうのは人気商品で、傍聴券というのを抽選でゲットしなければならない。人がたくさんいたのでやめた。

その後は痴漢の審理や傷害やら住居侵入・強姦とか傍聴して終わりにした。
麻薬の第一審も傍聴したかったが、満席で入れなかった。
麻薬は人気が高いらしい。

 

その後はTOKYO見学してやった。皇居とかに行ってやった。
ここで裸の外人が騒ぎを起こしたせいか、外国人観光客だらけだった。しゃあなしやでぇ

 


以下皇居系


『奴』が登った石垣