さて、以前掲示板に書いたが、実はバンダバーグでの
ファームを辞めてシドニーに行くことにした。
なぜって、年末年始にこんな田舎に居たくないからさ。
そう、僕は我儘なんだよ。
とりあえず、ファームは二ヶ月間終了したから、
残りはあと一ヶ月なんで、少しはハメをはずしたって
良いはずだ。なんせ2ヶ月で3300$貯金できたからな。
ホントは年末年始も、バンダバーグで
腐っていようかと思ったけど、ファームメイトに
車持っている奴がいてなぁ、そいつがシドニー行くとか
言い出したから、これはチャンスだと思って便乗したわけさ。
そう、僕は図々しいんだ。
さて、ネタもないんで二か月分の簡易日記でも公開しますか。
因みにこのブログは一個の記事において10000文字以上は
記載できないらしいので、五個に分けて公開するわ。
あと、コレを公開するのは12月25日だが、
日記は10月14日から12月14日までなんや。
まあ色々あるんですよ。
あと、編集する時間が十分にないせいで、
ぶっちゃけ文章つまんないし、どんどん手抜きに
なっていくから読まなくてもいいだろう。
あと、ファームについて参考になればと思うが、
毒にも薬にもならない麩菓子のような文章ななって
しまったから、全く参考にならんな。コレは。
これが噂のカプシカン!!
肉野菜炒めの際に威力を発揮するぜ!!
2006年10月14日(土)
ついにバンダバーグに向けて出発だ。
長距離バスにのるためにリーフフリートターミナルとか
いうところに行った。
そう、フェリー乗り場の近くだ。
200$もして22時間の旅だから、そうとう豪華なバス
なんだろうと思ったが、なんてことはない、
少しでかいだけのバスだった。
っちぇ、ガッカリだぜ!
席が狭くて窮屈だし、隣の人はでかいし、散々だったぜ!
まあ、途中でたくさん降りたから結局隣の席も
使えるようになったけどな。
そうそう、バスの中にテレビがあって、
ターミネーター3が上映されてた。
なかなか判ってるじゃないか。
2006年10月15日(日)
そんなわけで長距離バスに乗って22時間かけて
バンダバーグ到着した。
俺に部屋を提供してくれるバニーさんという方がお出迎えだ。
ったく、なにがバニーさんだ!ふざけやがって!!
完全に名前負けしてるよ!!
それはそうと俺の部屋、なぜかジャーマン三人との
シェアになっちまった。
俺にドイツ語を話せと・・・注文の多い野郎だ!
まあ、例によって奴ら英語ペラペラなのな。
なんと、幸運なことに生後間もない子猫がいたぜ!!
名前はゴードンだ!!
2006年10月16日(月)
初出勤だ。4時50分に迎えの車が来るから4時に
起きなくてはならない。全く、俺は新聞屋か!!
初日はチェリートマトのピッキングだ。
残念!イチゴだったら楽しめたのだが。
なんか、緑と赤い奴は採っちゃだめで、
赤緑の奴を採らなくてはならないらしい。
つまり、半熟状態のトマトを採れってこった。
注文の多い野郎だ。(出荷時には完熟トマトになるから)
で、でかいバケツにトマトを入れていくわけだが、
なんとそのバケツが、一個につき5$なんだぜ!
なんだよ、子供の小遣いかよ!!
バケツ一杯にしたら5$あげるよー ってか!!
全くひでえ話だ。噂には聞いていたが、
チェリートマトがこれほどや安いとはな。
炎天下の中トマトを茎からぶち抜いて
バケツにぶち込むわけだが、
いつになったら満タンになるんだコレはって感じだ。
屈まなきゃいけないから腰に悪いし、
こりゃあ割りにあわなすぎる。
みんな、チェリートマトは止めとけ、時間の無駄だ!!
因みに3バケツしかできなかったから15$だ。
おいおい4時間でそれかよ。
慣れてないとはいえ、厳しいぜ。
なんか10バケツの奴がいたらしい。
っち、この俺の三倍以上だとはな、一体どんなトリックを
使いやがったんだ!?
で、その日の仕事は午前中に終わったので、
這這の体で家路に着いた。
居間で勉強してたら、外にいたバニーさんと目が合ってしまい、
「やべっ!」って思ったが、時既に遅く
「ヘイ!!タイーツ!!!カマン!!!」とか
言い出す始末。なんでそんなに無駄にテンション高えんだ。
行ってみたら、一時間15$でフィールドワークの仕事を
今からやらないか?とのこと。
トマトじゃあ稼げないので承諾したら、
「5分でしたくしな!!」って言われた。
ったく、あんたは「天空の城ラピュタ」におけるドーラか!
そして俺はパズーか!!
で、行ってみたら畑に刺さっている杭を抜けとのことだ。
なんか、トラックが次々と杭を抜いていくから、
抜かれた杭を拾ってトラックに積めとのことだ。
なんか見てみたら、とんでもなく広い畑なんだ。
一レーンに杭が70本あって、距離にしたら200㍍は確実か?
で、杭は一本辺り7キロってとこだな。
ふふ、コレぐらいで驚いてもらっちゃぁ困るぜ!
話はまだ続くんだぜ!!
数えたら50レーン在った。つまり、
杭の数は70×50で3500本で、
距離にしたら200×50で10000メートルだ!!
コレを俺一人で処理しろと。ふふ、どうやら人間扱い
されていないらしい。
そんなわけで、仕事に取り掛かったさ。
最初のほうは、なかなか簡単じゃねえか!
やっぱり体を動かすのは楽しいぜ!!
って思っていたが、それがいつしか悲鳴に変わるとは、
一体誰が予想したのか・・・
依頼人のオージー、あの野郎休みくれねえんだ。
なんか俺も意地になって、黙々と働いてたよ。
こうなったら、お前のトラックのガソリンが切れるか、
俺が死ぬかじゃねえと勝負はつかねえぜ!
って思ったけど、冗談抜きで限界がきたので、
「た・・・竹原さん・・・・・・み・・・水を・・・ください・・・・・・」
って言っちまった。
なんせ、この仕事は急に決まったので、昼飯は食ってないし、
水は午前中の仕事の残りもんで、250mlしかなかったんや。
そりゃあ体力が持つわけない。
水のうまいのなんのって。
「なるほど……… こいつはいいもんだ………」
って感じだ。ボクサーがこの世で水が
一番美味いって言うわけだ。
で、その数時間後にもう一度休ませてくれといったけど、
あともうすぐで終わりだから頑張れみたいなことを言われた。
畜生こいつ俺を殺す気か?
お前と違って俺は機械の体じゃあねえんだよ!!!
って思った。
そんな感じで初日はぼろぼろになった。
2006年10月17日(火)
また例の杭抜きです。5時50分出勤だ。
今日はちゃんと飯も食って、水も用意し準備万端で挑んだぜ!
そのおかげなのか、慣れたのか、2000本近く杭を処理したけど、
昨日ほど疲れなかった。俺・・・強くなっている?
そうそう、ついにトラックがガソリンが切れたぜ!
そう、俺は機械に勝ったんや!!
依頼人にグッジョブ!って言われたけど、
色々堪っていたので、Thank youって言った後日本語で
「サイヤ人は戦闘種族だっ!!!! なめるなよーーっ!!!!」
って言ってやった。
2006年10月18日(水)
今日はチェリートマト狩り行ってきた。
4箱なので20$です。5時間で20$だぜ!
わりにあわなすぎるぜ!!
今日は仕事中にトマトを食べてみた。
別にトマト好きじゃないけど、さすがにもぎたてはうまかったな。
なんか青臭くなくて、かなりさわやかな味だった。
かの海原雄山も、生野菜対決の際に、生っている状態の
トマトを丸ごと出したぐらいだから、トマトは至高のメニュー
なのだろうな。
あと、土だな。調べてみたけど
「この土なら いい栽培マンが育つぜ」
って感じだった。さすがは豪州っていったところか?
居間で夕食を楽しんでいたら、突然バニーさんが来て、
明日からカプシカン狩りに行けと言ってきた。
自給15$とのことなので、いい笑顔でYESと答えてやった。
そしたらバニーさんもいい笑顔でGood!と答えてくれた。
へへ、見ろよ。マックスターン跡があるぜ!
どこにでも族はいるんだな。
2006年10月19日(木)
そんなわけでカプシカン狩りに行ってきた。
訳の判らないピーマンがほぼ地面に面してなっていたので、
屈まなきゃいけない。だからけっこうきつかった。
特にバケツボーイとかいう仕事がつらい。
バケツ一杯のピーマンをトラックに運んでいくという単純作業だ。
ピッキングのように常時腰を屈めるということはないので、
楽だと思われがちだが、ところがどっこい、
見た目よりもかなりつらい。
炎天下の中重いバケツを何百回も運ぶので、
そうとうスタミナが必要だ
「見た目で判断するなという、良い見本だな」
そんなわけで6時から3時まで働いた。
2006年10月20日(金)
今日もカプシカン狩り。
6時から2時までだった。
バケツボーイ無かった上に、太陽が雲に何回か
隠れたので昨日よりは楽だった。
カプシカンファーム第一ブロック
隣にサトウキビが群生しているので、
疲れた際はサトウキビをかじって
体力回復だ!!
2006年10月21日(土)
今日もカプシカン狩り。
6時から3時までだった。
いきなりバケツボーイから始まったので大変だった。
なにが大変かって? アレはスタミナをかなり使うので、
水の消費量がハンパじゃあねぇ。
午前中に800ml消費しちまった。残り200ml。
飲んだら後が大変だぞと言い聞かしたけど、
飲まずにはいられなかった。
次からは2㍑持ってこようと思った。
隣の部屋にRさんという新しい人が入ってきた。
2006年10月22日(日)
初めての休日なので、ゆっくり休んだ。
また俺の部屋にTさんという新しい人が入ってきた。
何もないところだが、俺のバッパーから30秒で
ビーチに行けるから。それだけは良かったな。
2006年10月23日(月)
今日もカプシカン狩り。
6時から2時までだった。
バケツボーイ無かった上に、太陽が雲に何回か
隠れたので昨日よりは楽だった。
2006年10月24日(火)
今日もカプシカン狩り。
6時から2時までだった。
バケツボーイ無かったが、太陽が常に
出ていたので暑かった。
また俺の部屋にUという新しい人が入ってきた。