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”ハーブの女王”と言われるラベンダー
日本にラベンダーが入ってきたのは1930年代後半のようです。
一般的に知られるようになったのはポプリやアロマテラピーの普及とともに
1970年代、1980年代に入ってからのようですね。
今では、アロマテラピーなどに興味はなくてもラベンダーはわかるという人は多いと思います。
ラベンダーは、紫色の花穂が美しく、しそ科のハーブ独特のすっきりとした香りに
ふわりと柔らかいフローラルの香りが相まって、多くの人に好まれる香りの一つですね。
このラベンダーは、古代ローマの時代から沐浴に使われたりしていたそうです。
また、古くからの栽培地であるプロバンス地方では、クローゼットにサシェをつるしたり、
箪笥の引き出しに入れたりと、広く日常にも取り入れられていたそうです。
洗濯したリネンをラベンダー畑に広げて干したりすることもあったとか。
LAVENDERの語源である、ラテン語の”LAVARE"という言葉は、”洗う”という意味を持っているそうですから、
まさしく清潔感のある優しい香りにはぴったりのネーミングですね。
そしてラベンダーの香料は、フレグランスの世界でも大切な香りです。
オーデコロンや、特にメンズフレグランスの調香には欠かせない香りとして、用いられています。
単独で嗅ぐと、ふわりとやさしい香りも、フレグランスの中に入ると、
すっきりと、骨太の重厚感を演出して、香りの方向性をがらりと変えることができます。
ポマードやチックの香り、小さのころは大の苦手でしたが、その中にもラベンダーの香りが入っていたなんて、
中身を知ると興味深いです。
香料は自由自在、香りの中のどのポジションにいるかによって、いろいろな顔を見せてくれるのだなと、思います。