ここ数年、駅までの道を 歩くようになりました。
先日の帰り道、新しく開拓したルートの、ある場所で、
金木犀の匂いがするのに気がつきました。
いつもキョロキョロと周りを見ながら歩いているのに、それらしい木を見ていなかったので、
はて、どこからだろう？と辺りを見渡して、行き着いたそこにあったのは、
見上げるほどの、おーきな おーきな 金木犀の木でした。
まぁるくこんもりと繁った緑の葉の あちこちに
あのオレンジ色の花が沢山！
それからは、 そこを通るたびに、立ち止まり見上げては、しばらく眺めていましたが、
雨が沢山降った日の翌日、その場所は一変、木はきれいな緑になり、その足下は、オレンジ色の絨毯を敷き詰めたようになっていました。
香りはもうなくなっていましたが、花は最後まで、美しい様子を見せてくれていました。
今はまた、ちらほら花が咲いていて、淡い甘い香りがしています。
ちょっとお疲れモードの帰り道、ほっとするひと時です。
樹齢、何年なのかはわかりませんが、ずっとあの場所で街の移り変わりを見てきたにちがいない、おーきな金木犀。
また来年も、沢山の花を咲かせてほしいものです。
