徒然なる写真日記

趣味に関する事や、日々の中での出来事を脈絡もなく貼り付けていく絵日記帳ブログです

2023京都紅葉・厭離庵

2024-02-01 15:35:48 | 京都散歩
2023 11/28 京都 厭離庵

毎年秋の限られた時期にだけ特別公開されている、知る人ぞ知る紅葉の隠れ家的名所。小倉山の麓にひっそりと佇む厭離庵は、まるで外の世界と隔絶されたような囲気を醸し出していました。

左右趣ある竹林に囲まれた路地を進んでいくと、こちらの門へ


山門入ってすぐに石畳の園路と茅葺屋根の茶席が目に入り、境内全体が露地庭園といった風情。


1910年(明治43年)~大正時代にかけて仏堂に庫裏、本堂、書院、“待庵”“時雨亭”という茶室・茶席とその露地庭園が作庭され、現在見られる姿へと整えられました。その際に山岡鉄舟の娘・素心尼が住職として入り、以来臨済宗天龍寺派の尼寺となっています。


書院南庭は一面が苔に覆われ、数本のカエデが植えられ、灯籠・蹲踞が配されています。


数本の真紅の楓の枝が、庭面全体を覆うように植えられている。




新古今和歌集・小倉百人一首を編纂した歌人・藤原定家の小倉山荘跡に近代に作庭された露地庭園。数寄屋風の藁葺の茶席・待庵と、書院に隣接した藁葺の茶室 ・時雨亭が設けられ、山門から書院にかけては、石畳の露地 と槇の生け垣が続き、書院南庭は、その背後の竹林で閉じられている。さらに敷地北西の小高い平場に本堂がある。


書院の縁側に腰かけて、苔と紅葉の美しい主庭園を眺め、日本の侘び寂びを感じることができる場所です


厭離庵の名前にある「厭離(えんり)」は、「厭離穢土(おんりえど)」という言葉にも使われている仏教用語です。
「穢れた土を厭い、離れる」と書く「厭離穢土」は、「汚れた現世を嫌って往生すること」を意味しています。














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