10月7日(水)
宮城教区浄土宗青年会の皆様が、東日本大震災で被災された地を行脚する
念仏行脚が、岩沼市・専光寺様にて行われました。
この活動は、宮城教区浄土宗青年会石山会長の、
「震災から4年半が経った今、改めて被災地・復興地に出向き、今一度震災と向き合い、
念仏行脚を通じて自信教人信の実践を、念仏行に勤しむと共に震災物故者にご廻向申し上げたい」
とのご意志から、第4回目の行脚が行われました。
初めに専光寺さま御本堂にて、石山会長御導師のもと、東日本大震災の復興から
志半ばで御遷化された、木幡仁應上人、木幡寂應上人、また東日本大震災物故者の
御回向を行いました。
その後専光寺さまを出発し、東日本大震災メモリアルパーク千年希望の丘まで向かいます。
道中、復興工事のトラックが多く行きかい、もともと民家が立ち並んでいたこの地ですが、
あたりでは盛土や防波堤を作る工事が見渡す限り行われております。
出発から7.5km、千年希望の丘に到着しました。
供養塔前で物故者の御回向を致します。
「千年希望の丘」とは震災復興プロジェクトで、東日本大震災の悲劇を二度と繰り返さないという思いと、
その思いを千年先まで伝えるという意味が込められています。
またこの慰霊塔は、津波の到達した水位と同じ8mで作られ、石碑には犠牲者の氏名が刻まれています。
浄土宗の被災寺院がある地域を行脚するこのプロジェクトは、
次回11月に気仙沼市・淨念寺さまにて行われ、宮城県津波被災6カ寺を全て回られます。
本日は風が強い中、地元宮城教区の青年会の皆様大変お疲れ様でした。