震災からもうまもなく2年となります。
2月には照徳寺様の合同三回忌法要が予定されておりますのでお知らせいたします。
日時:2月11日(月)
12時30分より 法話
13時15分より 追悼コンサート
14時46分より 三回忌法要
場所:仙台 宮城野清月記
(合間の休憩時間に炊き出しを行う予定です)
本年も所員一丸となって復興に進んでまいりますので、よろしくお願い申し上げます。
昨年12月に入りまして、浄土宗災害復興事務局による宮城・岩手慰霊法要のみなさまが訪れてくださいました。津波によって伽藍が全流失してしまった浄土寺さまではプレハブの仮本堂で中澤秀宣ご住職お話を聞いていただき、地区の慰霊塔の前でご回向賜りました。
自治体の仕事始めでしたが、村井宮城県知事は「興起(好機)到来」と四字熟語を用いて本年のとらえ方を示されました。
さて、宮城教区には津波被災のご寺院が6か寺ありますが、北から順に現状をご覧いただこうと存じます。
無量壽庵さま(石巻市渡波町)・・・津波被災により建物は解体。跡地も水はけが悪くなっており、盛土の必要性を感じます。トレーラーハウスを設置して、ボランティアの方々の宿泊等の便宜を図っておいでです。一部の方々は家を直して住んでいる地域ですが、石巻市街からの道にある渡波中、石巻女子商の校舎はそのままで校庭にはいまだに瓦礫が積まれたままです。
西光寺さま(石巻市門脇町)・・・軒を連ねるようにあった町並みはすべて流失。境内に押し寄せた瓦礫も片づけられ、本堂にはお念仏の声が響きます。この町内の一部は災害危険区域になりました。
石巻をはじめとして県北沿岸部の復旧復興はまだまだこれからです。昨日も仮処分場は煙を上げて稼働していました。復旧作業にあたるダンプも多く行き交っています。
「被災地に心を寄せて」と天皇陛下が新年にあたりお言葉をのべられましたが、被災地に暮らす一人としても全国の皆さまにお願いしたいことでもあります。