浄土宗宮城事務所のブログ

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ともいきカフェ 塩釜・寒風沢島(10月27日)

2015-10-28 21:06:48 | 日記

  
塩釜浦戸諸島の寒風沢島にて、東北ブロック浄青「ともいきカフェ」が開催されました。
浄青会員12名、全国曹洞宗青年会3名が参加し、飲み物とお菓子を提供しながら島民の方のお話を聞きました。
また昨年に続き兵庫・長楽寺の安達瑞樹上人による落語とギター弾き語りが行われ、会場が笑い声に包まれました。

    
約1年振りに訪れた寒風沢島では、抉れたり陥没した岸壁、地盤沈下により海水が逆流してくる側溝など、震災がまだ目に見える形で残っていました。
しかし今日も多くの重機が工事を進めており、港の一部では補修が完了し、新たに潮流発電所も設置されていました。二酸化炭素も放射能も排出しない自然エネルギーには水力、風力、太陽光などがありますが、波の力だけで発電する潮流発電は、海と共に生きる島の象徴だと思います。
今週31日には災害復興住宅の完成式があるそうで、集会所には式典用の和太鼓が準備されていました。
復興への道はまだまだ先が長いですが、それでも寒風沢島は1歩1歩新しい生活へと歩みを進めています。
復興に携わる多くの方の努力が実を結ぶ日が早く来るよう私達もこれからも活動を続けていきたいと思います。


2015.10.11 なむちゃんといく!わいわいファミリーともいき田んぼ稲刈りツアー

2015-10-13 16:59:06 | 日記
10月11日(日)

昨年に引き続き、本年で2回目となる、

なむちゃんといく!わいわいファミリーともいき田んぼ稲刈りツアー

が仙台市青葉区大倉地区に於いて開催されました。


この活動は、東日本大震災により被災された浄土宗御寺院の檀信徒をつれて、

田植え、稲刈り体験を通じ、親子のコミュニュケーションと、お子さんには食を学んでもらおう

という浄土宗災害復興局が主催される企画です。


本日は親子、またその上の世代の方、70名ものご参加をいただきました。




初めに5月に田植えをした「ともいき田んぼ」の稲刈りをしました。

この度田んぼを提供してくださいました農家の早坂さんの説明、お話をお聞きします。













慣れない釜に四苦八苦!

一生懸命される親御さんの姿が見られました。


浄土寺様ご一行




照徳寺様ご一行




また、5月の田植えの際に植えたジャガイモの芋ほりもさせていただきました。

大きくなったジャガイモにみんなびっくり!











ご協力くださいました、農家の早坂さま、お手伝いくださいました皆様、

田植え・稲刈りとお世話になりました。いろいろとご配慮いただき本当にありがとうございました(^^)



その後、お昼ご飯の会場へと向かいます。

お昼ご飯は仙台名物の芋煮で芋煮会!釣り堀も体験しました(*^^*)







おなかもいっぱいになり、今回の稲刈りに際し御縁をいただきました、定義如来・西方寺さまへお詣りをしました。

初めに御住職にお話をいただきました。










なむちゃんだー!!!





今回のタイトルにもなっているなむちゃんが登場!!

子供たちに一気に囲まれ、相変わらずの人気です(^^)



本日は稲刈り、芋煮会、西方寺参拝と、無事にすることができました。

ご協力くださいました、農家の皆様、芋煮会場の皆様、

また5日後に晋山式を控える御住職、西方寺の皆様、

また参加してくださった皆様、、本当にありがとうございました(*^^*)



震災から4年半以上が経ち、刻一刻と変わる被災地の状況ですが、

こうした親子のふれあいを大切にしていきたいと感じさせられました。







2015.10.7 念仏行脚in岩沼市・専光寺さま

2015-10-07 20:55:25 | 日記

10月7日(水)


宮城教区浄土宗青年会の皆様が、東日本大震災で被災された地を行脚する

念仏行脚が、岩沼市・専光寺様にて行われました。


この活動は、宮城教区浄土宗青年会石山会長の、

「震災から4年半が経った今、改めて被災地・復興地に出向き、今一度震災と向き合い、

念仏行脚を通じて自信教人信の実践を、念仏行に勤しむと共に震災物故者にご廻向申し上げたい」

とのご意志から、第4回目の行脚が行われました。



初めに専光寺さま御本堂にて、石山会長御導師のもと、東日本大震災の復興から

志半ばで御遷化された、木幡仁應上人、木幡寂應上人、また東日本大震災物故者の

御回向を行いました。





その後専光寺さまを出発し、東日本大震災メモリアルパーク千年希望の丘まで向かいます。








道中、復興工事のトラックが多く行きかい、もともと民家が立ち並んでいたこの地ですが、

あたりでは盛土や防波堤を作る工事が見渡す限り行われております。




出発から7.5km、千年希望の丘に到着しました。



供養塔前で物故者の御回向を致します。





「千年希望の丘」とは震災復興プロジェクトで、東日本大震災の悲劇を二度と繰り返さないという思いと、

その思いを千年先まで伝えるという意味が込められています。

またこの慰霊塔は、津波の到達した水位と同じ8mで作られ、石碑には犠牲者の氏名が刻まれています。














浄土宗の被災寺院がある地域を行脚するこのプロジェクトは、

次回11月に気仙沼市・淨念寺さまにて行われ、宮城県津波被災6カ寺を全て回られます。

本日は風が強い中、地元宮城教区の青年会の皆様大変お疲れ様でした。




居酒屋会 石巻・新栄仮設住宅(10月4日)

2015-10-06 21:20:32 | 日記
   
 
東京・心光寺様による居酒屋会が石巻で開かれました。
今回もイタリアン料理、焼肉、煮物、おにぎり、チョコレート菓子など様々な料理が用意されました。

  
子供向けの遊び場も作られ、子供を連れて家族で来られる方も多くいました。宮城事務所では綿あめの提供をさせていただきました。
新栄仮設住宅にお住まいの方だけでなく近隣にお住まいの方もお越しになられ、一緒に食事をとりながらお話をしました。こうした食事の場が、普段会うことのない懐かしい方と久し振りに顔を合わせる機会にもなっているようでした。
冷たい風の吹く中でありましたが、夜7時の終了までにほとんどの料理が完食となる大盛況でした。
居酒屋会は今回で第11回を数えます。心光寺様にはこれまで継続的な支援を続けていただきありがとうございました。