塩釜浦戸諸島の寒風沢島にて、東北ブロック浄青「ともいきカフェ」が開催されました。
浄青会員12名、全国曹洞宗青年会3名が参加し、飲み物とお菓子を提供しながら島民の方のお話を聞きました。
また昨年に続き兵庫・長楽寺の安達瑞樹上人による落語とギター弾き語りが行われ、会場が笑い声に包まれました。
約1年振りに訪れた寒風沢島では、抉れたり陥没した岸壁、地盤沈下により海水が逆流してくる側溝など、震災がまだ目に見える形で残っていました。
しかし今日も多くの重機が工事を進めており、港の一部では補修が完了し、新たに潮流発電所も設置されていました。二酸化炭素も放射能も排出しない自然エネルギーには水力、風力、太陽光などがありますが、波の力だけで発電する潮流発電は、海と共に生きる島の象徴だと思います。
今週31日には災害復興住宅の完成式があるそうで、集会所には式典用の和太鼓が準備されていました。
復興への道はまだまだ先が長いですが、それでも寒風沢島は1歩1歩新しい生活へと歩みを進めています。
復興に携わる多くの方の努力が実を結ぶ日が早く来るよう私達もこれからも活動を続けていきたいと思います。