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酒の仕込み中!

2023年10月20日 | 季節
😱仕込み桶に落ちた話は、残念ながら珍しくありません。酒蔵や醤油蔵で仕込み中に、仕込み桶の中の醪(もろみ)や醤油の様子を見に行ったり、掃除したりする際に、誤って桶に落ちてしまうことがあります。

仕込み桶は高さが2メートルほどあり、直径も1メートル以上あるので、一度落ちてしまうと自力で脱出するのは困難です。

また、桶の中は高温で酸素が少なく、二酸化炭素やアルコールが多いため、窒息や中毒の危険があります。仕込み桶に落ちた人は、救助される前に死亡することも多くあります。

仕込み桶に落ちた話の中でも有名なものは、江戸時代の落語家・三遊亭圓朝が作った「仕込み落ち」という噺です。

これは、酒蔵で働く男が仕込み桶に落ちて死んだという話を聞いた主人公が、その男の妻を慰めようとして逆に怒られるというものです。

この噺は、あらかじめ咄(はなし)の枕や半ばにそれとなく説明しておかないと理解できない落ちであるため、「仕込み落ち」という言葉は、そういう種類の落ちを指すようになりました。


🈲2019年1月、福島県会津若松市の酒蔵で、仕込み桶の中の醪(もろみ)を掃除していた男性が桶に落ちて死亡しました。男性は一人で作業をしていたとみられ、桶の中で窒息したと考えられています。

🈲2018年12月、岐阜県高山市の醤油蔵で、仕込み桶の中の醤油をかき混ぜていた男性が桶に落ちて死亡しました。男性は一人で作業をしていたとみられ、桶の中で溺死したと考えられています。

🈲2017年3月、新潟県新潟市の酒蔵で、仕込み桶の中の醪(もろみ)を見に行った女性が桶に落ちて死亡しました。女性は一人で作業をしていたとみられ、桶の中で窒息したと考えられています。

これらの事故は、仕込み桶に落ちる危険性を示しています。仕込み桶に落ちた話は、決して笑えるものではありません。





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