「ちょっとお願いが有るのですが・・・・」と手を合わされた。
わたしゃ神でも佛でもないので拝まれても・・・
「子どもたちが草を抜くので、その後耕してもらいたいの・・・」
学校に3台の耕耘機が有るのは分かっていたが、まだ使ったことが無い。
まあ使ってみるのも面白そうだし、元祖メカ屋としてもできないとは言えない。
「ああいいですよ」
3台のなかで手ごろに見えたHONDA/FU650(3.9馬力)を使うことにする。
経験から取説なんて保管されていないのは分かっていたので、ネットで検索、
さすがネットの時代PDFをじゅっくり読み早速作業開始
エンジンも気持ちよく一発起動
難なく完了
「先生終わりました」
「もひとつお願いが有るのだけれど・・・ピーナッツ植えるのだけれど畝も作ってもらいたいの・・・」
・・・・畝を作る・・・鍬で・・・・しんどそう・・・
「一人じゃしんどいですね」
「機械で出来ると聞いたことが有るのだけれど・・・」とベテラン先生
「分りました、ちょっとスーパー用務員に聞いてみましょう」
と言うことで例のリーダーに電話で聞くと、倉庫にあるアタッチメントを付ければ出来るとの事。
取り付けて作業しようとしたら、何のことはない・・・アタッチメントが壊れている・・・羽がプラスチック製で折れている。設計者のセンスを疑う。
倉庫を調べたら金属製のアタッチメントが見つかった。
ヤンマーのGA210用のアタッチメントの様だ。 仕方なくこの大きな耕耘機を引っ張り出して使うことにする。
取り付けたところ本体の刃が回転すると、このアタッチメントが干渉してしまう。
困った困ったで近所の学校のリーダーに来てもらった処、取り付けネジの調整で直った。
エンジン快適に起動、畝も1時間程度で作ることが出来た。
ちょっと曲がってしまったが、まあ初めての耕耘機・畝作りなので・・・これで良しとする・・・メデタシ・・メデタシ
しかし耕耘機が3台もあるなんて、この小学校は「市立農業学校小学部」なのか・・・
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なんとこのヤンマーの耕耘機 DK8デカポチトラクター というもので9馬力 価格は42万円 のようだ。 もっと大切に取り扱わないと・・・・