小学校新人用務員の木工・つぶやき

民間会社を無事卒業して小学校の小使いさんになった。 何事も初めてでわからず、おろおろの日々。

ペットボトルロケット発射台の製作

2012年06月21日 | 木工・他
    

先生からペットボトルロケットの発射台の製作を依頼された。
発射口(825円)と噴射口(367円)はネットで購入したとの事。

改めてネットで調べたら発射台は1800円で販売されていた。

まあ1800円払えば済むことであるが、せっかく依頼されたのでは後へは引けない。
ネットで調べたが、ロケット本体の製作方法はいろいろ出ているが、発射台の製作は出ていない。
この丸い発射口(ホース用のクイックジョイントを改造したもの)を固定する方法が難しい。
飛行距離を伸ばすためには、安定的な発射台が必要である。

ここでぐるりと周りを見回すと、こんな物が見つかった。


小学生用の机の脇についている鞄かけである。


これがぴったり発射口にはまる。 偶然であるがラッキー!


これを木に取り付ける


図工室から子供用工作台?を引っ張り出し、ネジで取り付けて完成。
強固な発射台ができた。


発射口と噴射口をあわせると1200円ほどで、結構値がはるので自作も考えたが残念ながら良いアイディアは浮かばなかった。(^_^;)

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いよいよ発射実験
うまく行かないと見っとも無いので、まずは内輪で試射・・・成功
自信を持って先生に引き渡すことができた。



30m以上飛ばすことができた。
かなりの速度で威力があるので、子供の安全には十分注意する必要がある。





小学校の一輪車の修理 / 15mmスパナ

2012年06月13日 | 木工・他
学校には50~60台の一輪車が昇降口に置いてあり、業間休み(授業と授業の間の休憩時間:学校独特の言い方?)に子供たちが良く使っている。
しかしそのうちの10台近くが、整備不良でほこりを被っていた。 使わないのももったいないので、修理することにした。

パンク、ペダルの不良、ペダル脱落等であった。 パンクの修理は自転車に比べて、簡単に完了。


ペダルを外そうとしたら幅が合うスパナが無い!  古いスパナが30個ぐらいあるのだが、2面幅15mmのスパナが無いのである。 出入りの金物屋さんに聞いたら在庫が無いという・・・仕方ないので取り寄せてもらった。 15mmというのは自転車業界特有?の寸法みたいだ。 



この真新しいスパナと倉庫にあった古いペダルを使用して、修理完了。
ここで注意する事はペダルには右用と左用があることである。 RとかLとか刻印されている。



どうしても修理できない一輪車が2台あった。 クランク軸のネジ穴がガタガタになってしまったものである。 これはクランク部品を新規に購入する必要がある。
考えられる原因は
◎ 左右のペダルを間違えて無理にねじ込んでネジを壊した
◎ 寸法の合わないスパナで力ずくでネジ込んだ
ということでクランクの雌ネジをバカ穴にしてしまった。

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教訓 (^_^;)
『一輪車のペダルには左用、右用の2種類がある、また修理をするには15mmのスパナが必須である。』

刈払機のチップソー(回転刃)の交換

2012年06月06日 | 木工・他
雑草を刈るために倉庫を探したら刈払機が3台あった。
2台は油が漏れて使えそうもなく、残りの1台を試したら起動した。


ただごらんの通りの古さ・・



チップソーが茶褐色に錆び、超硬チップは歯抜けしたり、丸くなったり・・と言う事でチップソーを交換することとした。



チップソーはボックススパナを使わなければ外せない。 13mmのボックススパナは見当たらなかったので新規に購入してもらった。・・



ナットは左ネジなので右方向に回して緩める。・・



真新しいチップソー maid in japan 2,800円 ・・



無事組み付け終了・・


早速使ってみる・・・・・非常に気持ちよく切れた。 2時間ほど雑草を刈ったが、残念ながらもう刈るべき雑草が無くなってしまった。 早く雑草が伸びないかなー (^^)









運動場用100M巻尺修理

2012年06月04日 | 木工・他
学校には運動場に白線を引くための巻尺がある。
その100メータ用の巻尺が運動会前に壊れた。
巻き上げるつまみが壊れて取れてしまったのである。
これではまったく使い物にならない。・・・・・・そこで修理依頼


これが100メータ測れる巻尺 これを巻き上げる先端のつまみが壊れて取れてしまった・・・



ちょっと代替え品が無いので手近にあったサラ小ネジを使用して修理した。



プラスチックの裏側にはスチールの補強が有ったので、鉄用ドリルで穴をあけ、バネ座金をかませて両側からナットで締め上げて完了・


まあこれで問題なく使えるはずである。
しかしいい加減な設計・作りである。 前の学校でも同じ箇所が壊れた。

コードリールの修理

2012年06月02日 | 木工・他
小学校には10個近くのコードリールがある。
校庭等屋外でも使用したりして使い方がけっこう激しい。
今回はリールを軸に止めている、部品が紛失してしまった。
部品が緩んだとき直ぐに締めなおせば済むことであり、取れてしまったとしても、部品を失くさなければ締めなおせばよい事である。・・・とは言っても直さなければリールは使い物にならない。


これが正常なコードリール この軸の端面を止めているプラ部品が紛失した。 電気配管用の部品で秋葉原でも行けば20~30円で簡単に入手できるが面倒だ・・・



まともに直すなら、20ミリの穴の開いた座金を使用し、抜け防止にピンをセットすれば終了・・・であるが適当な座金が見つからない・・・そこで頭をひねる・・・



頭をひねった結果・・・座金の代わりにペットボトルのキャップを使用(木工用ドリルで穴開け)、中心のパイプに鉄鋼用ドリルで小穴をあけて針金を通し抜け防止・・・ 


キャップはプラスチックだが、まあ軸方向には力は掛からないし、逆に摩擦も小さいので問題ないであろう・・・

考えた時間・・・・・・1~2日
作業時間・・・・・・・1時間
使用した道具類・・・・電気ドリル、鉄鋼用ドリル、木工用ドリル
費用・・・・・・・・・0円

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暇が有ればこの方法で良いが、出入りの電気工事業者に部品(キャップ)をわけてもらうのが、一番手っ取り早い・・・!(^^)!