タガログ語を話す国

約20年前にフィリピンへ移住を夢見て始めましたが
現在は長期旅行をするスタイルにシフトしました

洒落たお断りの仕方

2007-11-30 | JJ日誌
今日はスペインの植民地時代、
独立するため組織されたカティプナンの創設者、
アンドレス・ボニファシオの誕生日ですね。

フィリピンでは祝日でしょうか。

そういえばフィリピンでは昨日のお昼頃から、
4年前に軍隊によるクーデターを起こした首謀者で、
現在は上院議員のトリリアネス氏が、
ふたたびアロヨ大統領の退陣を求めて、
マカティのペニンシュラ・ホテルに立て篭っていましたね。



さて明日からは12月。
フイリピンではクリスマス・シーズンも終盤に入り、
人々の熱気も佳境に達する頃でしょう。

ところで皆さんに質問があります。

あちらからの国際電話で、
「私、オネガイガアリマス・・・」
といわれた時の対応ですが、
「あぁ、また金の話かい」
と云うのもストレート過ぎて何とも味がありませんね。


なにか洒落た返事ってありますか?


先にお断りしておきますが、
代わりにソクソクを・・・なんて安易な答えでは、
このブログ・リスナーのレベルには達しませんよ。





12月2日-追記

やはりホテルに立てこもったクーデター未遂は、
当初はボニファシオ・デーの11月30日に予定していたんだそうですが、
指示していた上院議員や反乱軍との歩調が合わなかったために、
前倒しの前日に決行されたんだそうです。


それで納得できました。




フィリピン・ローカル三面記事11月18日~25日

2007-11-28 | ローカル・三面記事
きょうもフィリピンパブで元気に遊んで来たら、
日付が変わって水曜日になってしまいました。

毎週火曜の更新を約束しておきながら、
早々にこんな醜態で申し訳ありません。

それでは、遅くなりましたが、
始めさせていただきます。




自殺の少ないと言われるフィリピンから、
今週も自殺の話でスタートです。

ビノンドに住む12歳の少年が、
学費の200ペソを路上の違法賭博で摩ってしまい、
家に帰って両親に怒られるのが怖くて、
首吊り自殺をしたそうです。

子供でも出来る手軽な賭博といえば、
フエテンだったのでしょうか。

ちょっと話が脱線しますが、
日本の外務省でも海外安全HPなどで、
フィリピンの賭博による詐欺に気をつけるよう、
呼びかけていますね。

さらに西日本新聞によれば、
タイでも日本人観光客だけを狙った賭博詐欺があって、
多くの日本人が被害に合っているそうです。

これはタイ観光警察の見解ですが、
ほとんどがフィリピン人による犯行なんですって。

「ヒット・アンド・アウエー」と言われる、
犯行後にすぐフィリピンへ逃げてしまう方法で、
お得意様の日本人相手に、荒稼ぎをしているんだそうです。

話を元に戻しますが、
そんな違法や詐欺の賭博国、フィリピンですから、
小学生くらいの子供に勝てるわけがありませんね。

それでもフィリピン人は賭博好きのようですから、
一攫千金、働かなくて金儲けがしたい気質に合っているのでしょう。



移住するならフィリピンなんかじゃなくて、
マレーシアの方がずっと良いよ!
との皆さんの意見が多くて、
正直、心が揺れているJJですが・・・

マレーシアで売春を強要されていたフィリピン人女性3人が、
フィリピンのデカストロ副大統領と、
マレーシア当局の協力により保護されました。

飲食店のウエートレスの仕事だと言われて、
マレーシアに渡った彼女たちを待ち受けていたのは、
軟禁状態で売春を強要される運命でした。

心配した親類らが副大統領に助けを求め、
マレーシアで保護されたんだそうです。

副大統領を動かしたなんて、
いくら掛かったのでしょうね(笑)
深い家族愛だけは敬服しちゃいます。

日本がアメリカから人身売買国と認定されたお陰で、
フィリピンパブにタレントさんが来れなくなっちゃいました。

売春は犯罪です!
でもマレーシアに行っても彼女たちと会えそうですね。



ナイフで20数カ所を刺されるなんて、
どんな恨みを買ったのでしょうか。

パシッグ市マリナオの23歳の男性はホモで、
「ちょっとメル友の男性に500ペソでサービスしてくる」
と会社の同僚に言って出掛けたまま、
いつまでも戻らなかったのを、
この同僚が不信に思い、周辺を探したところ、
近くの空き地で殺されているのを発見したんですって。

オカマちゃんは何かとトラブルが多いそうですが、
それだけ愛欲が強いのでしょうか。

この世界のことは、分からないです。



またマニラ市ビノンドでの話です。

貨物業者から250万ペソを奪って逃走したとして、
警察は元国軍兵士ら3人の行方を追っています。
事務所の社員たちを拳銃で脅して、
銀行の口座から現金を引き出させたそうです。

犯人が元国軍兵士だというのは、
被害者の社員からの供述ですから、
顔見知りの犯行なのでしょうか。

警察とか兵士とかが犯人ってこと多いですよね。
拳銃は所持できるし、取扱にはなれているし・・・
クワバラ・クワバラ

最近は日本でも犯人が無職で、
住所不定のプータローだったなんてことが多くなりました。

こちらも一攫千金を狙う無職たちの巣窟。
仕事がないから強盗もショウガナイネなのでしょうか。




石原慎太郎とアキノ

2007-11-26 | ニュース斜め読み
アジア大都市ネットワーク21第6回総会に出席の為、
石原慎太郎都知事は24日から5日間の予定で、
マニラへ行っています。

そして公の予定にはなかったのですが、
コラソン・アキノ元大統領に会ったはずなのですが、
どこのニュースにも出てきません。
カテゴリが「ニュース斜め読み」なのにね。


コラソン・アキノ元大統領は言わずと知れた、
マニラ空港で凶弾に倒れたベニグノ・アキノの奥さんですね。

実は最近になってhitomiさんから、
石原都知事とベニグノ・アキノは親友だと教わりました。
ブログ仲間って有り難いです。

親友というよりは革命の同志なんだそうですね。

マルコス政権のフィリピンに、
ミンダナオを奪い取って、そこから共に革命を起こそうと、
石原都知事が真剣に進言していたんだそうですから、
石原慎太郎の青春も熱いですよね。

結局、アキノは死を覚悟して、
多数の報道陣と共にマニラに向かったのですが、
自ら予想した通り謎の銃弾に倒れてしまいます。

直後に犯人のロランド・ガルマンも、
兵士に撃たれ死亡しています。


息子の石原宏高氏(衆議院議員)だって、
いまでも尊敬する人に、
父・慎太郎とベニグノ・アキノの名をあげています。


さて、
大きなニュースにはなりませんでしたが、
旧友、なにを話したのでしょうか。


偶然のことなのでしょうか。
この暗殺事件に深く関係しているとされる、
元陸軍曹長のパブロ・マルチネス受刑者が、
4日前、高齢を理由にモンテンルパの刑務所を釈放されました。




大学でフィリピンを味わう

2007-11-23 | こちらの話
行きたくても行けないフィリピン。
そんなフィリピンの匂いを少しでも嗅ぎたくて、
東京外語大学の大学祭に行って来ました。

各国の言葉を勉強するこの学校の大学祭の目玉は、
いろいろな国の料理を食べられる模擬店と、
日替わりに行われる外国語の劇です。

今日はhitomiさんとkongkongさんにお付合い頂いて、
フィリピン語劇を見に行きました。

入り口でプログラムが売られていて、
誰が買うのかジャンケンで決めようとしたら、
JJが一番負けになっちゃったんですが、
そこは姉御と呼ばれるほどの御仁、
「一番勝ったんだから私が出しておく」

なにか良からぬ事が起こりませんように・・・(笑)

早速、三人が向かったのは、
もちろんフィリピン料理の模擬店です。




JJはアドボとカラマンシージュースを頼みましたが、
ライスが終わってしまったとかで、
オジヤを注文しました。







kongkongさんは昼食だというのに、
サンミゲルを2本も飲んでいましたね。
この後も各国のビールや酒を、
5カ国ほどの模擬店で飲んでいましたよ。
どこのお酒が一番美味しかったのでしょうか?

フィリピン語の劇が始まる時間に合わせて、
校舎の中に入ったときには、
すでに100人くらいの列が出来ていました。
でも、フィリピン人らしき人は一人もいません。

数百人は収容可能そうな会場で、
3人が座ったのは前から5列目です。
なぜだかそれより前には誰も座らなかったので、
私たちが先頭の中央に陣取ってしまいました。
審査員みたいですね。
それも、かなり怪しい風体の・・・

劇の始まりです。

日頃学んだフィリピン語の披露です。
と思ったらダンスが多く入っていました。
こりゃあ肝心の語学を勉強する時間より、
ダンスを習う方に熱が入っていたんじゃないかな(笑)

観客は劇に合わせて笑っています。
こんなに一般人みたいな人達なのに、
フィリピン語に精通した方々だったんですね。
恐れ入りました・・・
しかも皆さんの最前列なんかに座っちゃって。

・・・・・って思って感心していたら、
映画のように字幕スーパーが出ていました(笑)
しかも左右両方に。
それが見難いんで皆さん後のほうに座ったんですね。

けっ素人どもが・・・なんて思いませんでしたよ。
少しも。



学生さんの熱演が続きます。
ちょっと緊張しているような人も居れば、
日焼けすればそのままフィリピン人で通るぞ!
と思わせるような人まで。

劇は、これまでの簡単な歴史を辿って、
フィリピンという国を紹介しています。



JJはディズニーランドのショーを見ているようで、
楽しかったんですよ。

最後の説明では、
「国内で仕事を探すのは難しいので、
多くのフィリピン人が海外へ働きに行っています」
なんて現実のことまで言ってました。

それでもフィナーレでは、
本当に素晴らしい国だフィリピンは・・・
みたいな歌で締められました。

日本の若い学生たちが、
一生懸命にフィリピン語を覚え、
フィリピンという国に希望を抱いていることを、
フィリピンの人達にも知ってもらうためにも、
是非見てほしい気分でした。


このあと、また各国の料理の模擬店を梯子しました。

韓国料理のブースの前でJJが、
「ここだけは辞めておこう」と云うと、
hitomiさんに、
「社会の底辺さんに叱られちゃうものね」
なんて突っ込みを入れられちゃいましたよ。
(社会の底辺さんとはもう一つのブログ
「JJのさすらい日記」の目付け役です)

本当はフィリピンの模擬店の横にあったから、
「あっ、さっき来た三人組だ」
なんて思われたくなかっただけなのですが。


短い時間の見学でしたが、
寒空の下の楽しい時間となりました。





フィリピン・ローカル・三面記事11月12日~17日

2007-11-20 | ローカル・三面記事
ブログのネタに困ったわけではないのですが、
最近あまり更新をしていません。
ちょっと書く気持ちが失せているのが、
正直な状況にあります。

しかし、それでは折角訪問をいただいた方に、
申し訳がありませんね。

そこで少し趣向を変えて、
まにら新聞に出ている「大衆の話題」を題材に、
自分なりの言葉に直して、
毎週、火曜日に「ローカル・ニュース」として、
載せたいと思います。

ひとつ、今までと変わらぬお付き合いを・・・






日本では東京の池袋駅まえで、
女性が8階建てのパルコの屋上から飛び降り自殺を計り、
ちょうど地上の歩道を歩いていた千葉県の男性会社員が、
巻き添えとなって亡くなる事件がありましたが、
ケソン市ノースアベニューにあるショピングモールでも似たような事件がありました。
24歳の男性が飛び降り自殺をしたところ、
1階にいた28歳の男性客に激突しました。
でもこちらは4階からの飛び降りだったので、
巻き添えの人も足の怪我ですんだそうです。


男性が働かないのはよく聞く話ですが、
マニラに住む夫婦も同様に、
奥さんは夫人警官なのに対し、
ダンナはプラプラと毎日過ごしていました。
このダンナ、能無しなだけでなくて、
酒乱の気もあったようです。
この日も暴れたあげくに奥さんのカバンから、
彼女の拳銃を持ち出そうとして、
止めに入った奥さんに最後は射殺されました。


男が不甲斐ないのはしょうがないとしても、
家族全員が不甲斐ないと生活も大変でしょうね。
マニラ市サンタクルスの一家は家賃が払えず、
その結果5ヶ月も滞納してしまいました。
とうぜん大家は怒って、一家に立ち退きを迫ります。
切羽詰まった家族の中で一番責任感が強かったのでしょうか。
37歳の奥さんが自殺してしまいました。

この週、2回目の自殺の記事です。
フィリピン人は宗教の関係で自殺しない!
なんて言ったのは誰でしょう。
不甲斐ないと言えば、情けない話もありました。


甲斐性がないばかりか、女性にチョッカイを出すのも、
フィリピン人のダンナには多いようです。
マニラに住むダンナは外に女を囲って、
それが奥さんにバレて家出をされてしまいました。
さらに情けないのはこの後の行動。
奥さんが恋しくて、彼女の実家に押しかけたのですが、
義母が居場所を教えてくれる訳がありません。
門前払いに頭にきたダンナは、
持参したナイフで義母を刺してしまいます。
そのあと自殺を計るのですが、
先ほど情けないと紹介したように、
死にきれずに駆けつけた警官に逮捕されました。


女にだらしがないのはJJも同じこと(笑)
しょうがないなぁと百歩譲ったとしても、
少年に手を出しては世も末ですよね。


リサール州カインタの男は国家警察交通管制隊員だと偽って、
9歳から16歳までの少年ばかり20名に、
脅しながら性的虐待を繰り返していたところを、
小児性愛者として逮捕されました。
それにしても少年達がビビルなんて、
フィリピンの警察官は信頼できる存在ではなく、
恐れられて一般人を脅すような存在なんでしょうか。






一応こんな感じで書いていきますので、
毎週火曜は更新していく予定です。
他の日は従来通り載せたりサボったりですが、
今後ともよろしくお願いします。


お土産

2007-11-18 | こちらの話
コメントでフイリピンに行く時の、
お土産について話しましたが、
ちょうどテレビでヒントにおりそうな番組がありました。

TBSテレビの「ランキンの楽園」という番組で、
日本に嫁いできた外国人の奥さんが、
日本では日常的にある物なのに、
さすが日本ってスゴイ!
って感心した便利グッズはなに?
という話なんですが、
言い換えれば外国人が喜ぶお土産になりそうです。


第1位は、洗濯小物干し
ハンカチ・靴下や下着なんかを干す、
あの100円ショップで売っている折りたためる物です。

ちなみにJJは持っていったことありますよ。
彼女に「これフィリピンでも売っている」と言われ、
見たらトンドの自宅にぶらさがっていましたけれど。

第2位は、お掃除粘着シート
ガムテープみたいなのがクルクルになっているアレです。
掃除機では無理なカーペットの中の髪の毛や、
洋服の誇りまで取れると好評でした。

第3位は、熱さましシート
子供の熱さましに使う正統派から、
南国出身の奥さんのリフレッシュまで用途が多彩です。

第4位は、使い捨てカイロ
寒い冬に同じく南国出身の奥さんに人気。
なぜだか暖かくなるグッズに、
日本人ってアタマいいねですって。
でもフィリピンのお土産にはなりませんね。

第5位は、洗濯ネット
小物など絡みやすい洗濯物を、
一緒に洗濯するときに使うネット。
登場したハワイからの奥さんは、
あちらでは枕カバーに入れてたんですって。

第6位は、クイックルワイパー(特にウエットタイプ)

第7位は、サランラップ

第8位は、はし

第9位は、ポケットティッシュ

第10位は、耳かき

それ以外にも、
衣服を入れる真空パック(ふとん用もありますね)
健康サンダル
などが登場していました。


フィリピンに限らず、
外国へのお土産として何か参考になりましたでしょうか?

ちなみに台湾の人が日本からのお土産にする、
ナンバー1は正露丸だそうですよ。



夜明け前の推理

2007-11-07 | JJ日誌
成田空港に朝の7時半までに行かなくてはならなくて、
近くの某駅から5時半発のリムジンバスを理由することにしました。

自宅からタクシーで乗り場まで行くと、
すでに15人ほどの旅行者が集まっていました。

最初の人々は年配の男女のグループで、
最後に並んでいる男の人だけが単独でしたので、
ちょっと遠慮気味に離れて立っていました。

うちの奥さんって結構図々しい性格ですから、
最後の男性の前の微妙なスペースにズル込みをしようとして、
娘に「並んでいる人がいるでしょ!」
と叱られて渋々最後列に並びます。

するとその男性は「どうぞ」と、
前を空けてくれたんです。

「あっどうも・・・」
ちゃっかり入ろうとする奥さんは娘に、
「恥ずかしいからやめなさいよ」
と注意をされてまた渋々後ろに戻ってきました。

こんな性格の奥さんですから、
その後も隙さえあれば前に出ようと、
列の前方に虎視眈々と注意を払っていたのでしょう。

やがて、グループの男性の一人と前の男性が、
会話をはじめ、行き先の紹介をしたのでしょうか・・・

聞き耳を立てていた奥さんが、
「前のグループは私たちと同じで台湾に行くんだって。
そして前に立っている男性は・・・」
と言いかけたところでJJが、
「あぁ、彼はフィリピンだよ」
と口を挟むと、奥さんは大層驚いた顔をして、
「・・・なんで知っているの?」

さてワトソン君(誰が?)

なぜJJは見ず知らずのこの前の男性の行き先が、
我らのフィリピンだってわかったのでしょうか。

(私達にとっては常識問題の範疇です)