タガログ語を話す国

約20年前にフィリピンへ移住を夢見て始めましたが
現在は長期旅行をするスタイルにシフトしました

家系図

2005-10-31 | あちらの話
日本のようにフィリピンにも、家系図ってあるのでしょうか?
せめて戸籍とか、住民台帳くらいはありますよね?
前々回の「頑張って」を読み返していて、
ふと疑問が湧いてしまいました。
(自分のブログを読み返す?・・・ちょっと変わった暇人なもので)

男が妊娠させてしまった17歳と14歳の姉妹。
二人が生んだ子供たちのことを心配してしまいました。

この生まれてきた子供達って、
男を中心にして見たら、異母兄弟ですよね。
そして17歳と14歳の姉妹から見たら、従兄弟同士になってしまいます。
戸籍はどのようになってしまうのでしょうか。

フィリピンの場合、
お母さんの子供として育てられたけれど、
実はお姉さんの子供だった、
なんてことをよく耳にします。

これに似た応用編は、数多くあるようですが、
市役所の戸籍係の皆さんは、
さぞや頭を悩ませているのでしょうね。

さらに離婚率も多いようですね。
家系図を作ったら枝線だらけになってしまうのではと、
心配しちゃいます。

ついでに結婚しないで、
生んでしまう未婚の母も多いようです。
家系図の父親の欄は、
「?」とでも、しておくのでしょうか。

でもこちらは父親側の家系ないので、
半分だけで済みますから、
ある意味では戸籍係の味方ですね。

ところで、以前JJが加盟していた「日本犬保存会」では、
子犬の健康を思い、あまり若い犬の出産は認めていません。
フィリピンでは18歳以下の女性に手を出すと罪と聞きましたが、
出産は何歳から認められているのでしょう。

複雑な家族構成が多いのでしょうね。

かみ合わない

2005-10-30 | どちらの話
フィリピンでは今、「万聖節」とか「ホーリー・ウィーク」とかって言うやつのようですね。

「あした日曜日でしょー。
「田舎に行くんだよ。
うーん、日本の『お盆』みたいだからね」
と昨日彼女から国際電話が掛かって来ました。

「へぇー、田舎に行くんだ。皆によろしくね。
それじゃあ『お墓』に行くんだね。
それで『お墓』でパーティーなんかしちゃうんでしょー」
と言ったJJに、
「えっ、どこ?どこ行くって?」
「だから『お墓』だよ『お・は・か』」
「何それ、なんですか?」
「『お墓』ってわからないの」
「しらない」
「えーとね、タガログ語で言うと『プンドット』だよ」
「なんですかー?」
「えっ、それでもわからないの。
えっと、えっと、英語で言うと『メモリアル』だよ」
「はい!『お墓』行くよ」
「?????」

私のタガログ語の発音が悪いのなら理解できます。
それで『プンドット』が聞き取れなかったのでしょう。
しかし自称じゃなくて、レッキとした日本人なのに、
『お墓』の発音が悪かったのでしょうか。

別にオチョクッテルわけではないようですが、
二人の会話には、時々こういう事があります。

頑張って

2005-10-25 | ニュース斜め読み
10月18日のまにら新聞にとてもフィリピンらしくて、
ほのぼのとした記事が載っていましたので、
胸に仕舞っておけずに今日の話です。


カロオカン市という所に一人の男が住んでいました。
小銭を稼ぐ程度の仕事なら、探せばあるのですが、
「この国じゃあ、一生懸命働いてもたいした金にならないから」
という立派な持論がある彼は、いつもブラブラ暮らしていました。

そんな男には良く出来た奥さんがいました。
この奥さん、磨きあげればかなりの美人かもしれません。
そんな奥さんがある日、
「こんな生活を続けていたら幸せになれないわ。
私が日本へ行って大金を稼いできてあげる!」
と言ってくれました。

奥さんが日本へ働きに行ってくれたお陰で、
しばらくすると男のもとには、生活には困らない程の大金が、
日本に居る奥さんから送られてくるようになりました。

毎日グータラとしていた男も、生活にゆとりが出来ましたので、
「俺も何かを始めなければいけないな」
と考えるようになりました。
そんなある日男は町で、
一人の17歳の美少女を見つけます。
もう貧乏ではなくなった男は、早速アタックして、
その美少女を愛人さんにすることに成功します。

「あなた大丈夫ですか?
頑張っていますか?」
と、たまに掛かってくる奥さんからの国際電話に、
「大丈夫、すごく頑張っているよ!」
と答える男は、本当に愛人さんと毎晩、「頑張って」いました。
「そんなことよりお前、もう少しお金を多く送れないの?」
と尋ねた男に奥さんも、
「わかったわ。もう少し頑張るわ」
と言ってくれたのです。

奥さんからは、さらに大金が送られて来るようになりました。
金持ちとなった男に、喜んだ愛人さんは、
彼女のお母さんと3歳下の妹も、男の家へ呼び寄せます。
こうして男は奥さんの仕送りにより、
愛人さんやその家族と共に、幸せに暮らしたとさ

めでたし、めでたし 
・・・・・・ には、まだなりません。
フィリピンという所はもっと奥が深いんです。

幸せに暮らしていたある日の夜中、
17歳の愛人さんは、ふと目を覚ましました。
暗闇の中に何やら動いています。
よーく、目を凝らして彼女は、
それが何であるかわかってビックリしました。
男が14歳の妹を相手に「頑張って」いたのです。

こうして男は、未成年わいせつ容疑で逮捕されました。
日本で働く奥さんは、刑務所の中の生活費やら裁判費用やら、
さらには保釈金やら示談金やら、
まだまだ「頑張って」もらわないといけませんね。

あれっ、これで終わっては、
めでたし、めでたし・・・にはなりませんね。

でもご心配なく、
キリスト教徒の男は、当然避妊具なんか使いませんから、
17歳の愛人さんのお腹には、新しい生命が宿っていました。
さらに14歳の妹のお腹にも、新しい生命が宿っていました。

ね、おめでたが2件で・・・

めでたし、めでたし

金銭感覚(こちら編2)

2005-10-23 | お金の話
薄給のJJは、昼食を食べる時にも、
チャーシュー麺を我慢してラーメンに、
鍋焼きうどんを我慢して天麩羅うどんにしています。

こうして退社時間になると、
「今日は200円浮いたな」
と細く微笑んで生きている小市民なのに、
一歩フィリピンパブへ足を踏み入れると、
性格が変わっちゃうんです。

ご存知のように一度来店すれば、
最低でも1万円は掛かりますね。
調子に乗れば一晩で数万円の出費です。

もちろん普段はそんな大金を使いません。
なのに、例え靴下に穴が開いていようと、
パンツのゴムが緩みかけていようと、
ここ数年新しいネクタイは買ってなかろうと、
それを買わずに、フィリピンパブへ足を運んじゃうんですね。

そんなJJにとっては、
まさに『魔性の国-フィリピンパブ』なんです。

しかもJJの悪い癖で、仲間と行くのが好きなんです。
しかしその仲間連中ときたら、
「悪いけれどお金貸しといて」か、
「すんません、今日持ち合わせないんですけど」等々で、
結局JJが払うことが多いんですね。
そうなると、一晩で片手も珍しくはありません。

多少ならフィリピンで遊ぶ値段は、知っています。
以前、マニラとアンヘレスの価格差を話していますものね。
だからフィリピンパブがいかに割高なのかも、
頭ではわかっています。
お酒が入ると、身体が勝手に行っちゃうんです。

翌日には、何の会話をしたか思い出そうとしても、
たいした内容の話もしていないので思い出せません。
後悔の一日を過ごします。

でも数日後には忘れちゃっているんですね。
しかもその回復力?は、すさまじく早くて、
短い時には二日後に、同じ過ちを犯してしまいます。

3ヶ月間の仕事

2005-10-22 | こちらの話
昨日久しぶりに行きつけのフィリピンパブへ顔を出しました。
衰退への一途を辿っているのかと思いきや、
結構にぎやかに繁盛していました。

ここのお店のタレントさんの数、
最高に多いときで25人くらいでしたが、
昨日は23人で、特別減っている感じはありませんでした。

以前は日本へ数回日本へ来ている経験者に、
新人タレントが少し混じるくらいでしたが、
現在は半数ずつというところでしょうか。

普通タレントさんは3ヶ月のビザで来日して、
日本で更に3ヶ月の延長を申請して、
計6ヶ月間タレントさんを務めますよね。

その3ヶ月の延長の許可が下りないそうで、
タレントさん全員が、たぶん3ヶ月で帰国するようです。

ブローカーやプロダクションに払うお金のことを考えると、
彼女たちも大変ですね。
日本滞在が3ヶ月だろうが6ヶ月だろうが、
航空券などは同じ額を払うのですから。

それでも、たとえ3ヶ月でも来られた子は、
幸せな方と思っているんでしょうか。

金銭感覚(あちら編2)

2005-10-21 | お金の話
フィリピンの人は気前が良いようですね。
小銭は身近にいる人に分けてしまうし、
大金の場合は・・・
他人のお金なら、気前が良いようです。

数年前のはじめて渡比する時に、
彼女のご両親へのお土産は何が良いか、
ベテランタレントさんに聞きました。

「うーん、そうね。やっぱりお金のほうが喜ぶんじゃない」
「えっ、お金って言ったっていくらくらい?」
「お父さん、お母さんにそれぞれ2万円もあげれば大丈夫よ」
って教えてくれました。

このベテランタレントさん、
日本人と2回結婚していて、今は独身です。
たまにフィリピンに帰国しますが、
またすぐに戻ってきて、国の娘に仕送りを続けています。
あっ、その娘は日本人の子供ではありませんから、
結婚は3回以上なのでしょうかね。
日本には彼女の人生の半分くらい住んでいます。

それにしても、両親に一人ずつ2万円ですか。
高いのか安いのか・・・ いや、高いでしょ!
ここでちょっとだけ考えました。

もし彼女が日本人の場合だったら、
両親には計4万円もあげますかしら。
たぶん「何なのこの人」ってビックリされちゃうでしょうね。
普通は5千円くらいのお菓子の手土産で充分でしょう。

フィリピン人はどうなのでしょう。
2万円と言ったらあちらの男性の一ヵ月分の給料でもおかしくないですね。
それを両親に一人ずつ?合計二ヶ月分?
結納なら日本の場合、給料三ヵ月分ですが、
私は別に結納に行く訳ではなく、
ただ遊びに行くお土産の話ですから。

そう考えて決めました。
チョコレートやシーフードヌードルの他に、
両親には一人ずつ1000ペソ(2000円)あげました。
それでも非常に喜んでいましたね。

どうも彼女たちはフィリピンへお金!って聞いちゃうと、
それが自分にはまったく関係のない他人へのお金でも、
張り切っちゃって思わず多く言っちゃうようですね。

帰国してから当のベテランタレントにこの話をしたら、
「それでよかったのよ」
ですって・・・・・・ ?

フィリピーナの英才教育

2005-10-20 | どちらの話
先日、国際電話を掛けていたら、
彼女が姪っ子に代わると言います。

3歳になるこの姪っ子BJちゃんは、
まだ8ヶ月の赤ちゃんの頃から知っています。
はじめは言葉を話し始めるのが遅いと、
家族を心配させていましたが、
今は、いっぱしのオシャベリです。

「BJが話したいことあるって言うから、電話代わるね」
と彼女に言われて電話口に出た姪っ子は、
「ねぇJJ。私ね、お菓子を買いたいの。
だからお金ちょーだい」
と言うじゃありませんか。

普通の日本人の感覚だったら、
父親でもない他人に対して、
3歳の子供にお金のムシンなんてさせないですよね。

恐ろしや、フィリピーナ! です。
もうすでに他人の懐を狙う教育が始まっているんですね。
きっと彼女も大人になったら、
国際送金によって家族を養うような、
立派なフィリピーナになるんでしょうね。

使用人に殺される?

2005-10-16 | ニュース斜め読み
ブラジルのサンパウロ市南部にあるパレリェイロスで、
日本人夫婦が7月に殺害されていたことがわかました。

大分県出身で野菜農場を営むカワムラ・トミハルさん(74)と、
同棲生活していたセツコ・トミカ・コンドウさん(74)の二人が、
今回の被害者となりました。

二人は自宅にいるところを強盗に襲われ抵抗したために、
カワムラさんはナイフで背中を刺され、
コンドウさんは木材で殴り殺されました。

当地の警察は今月になって容疑者を逮捕しましたが、
いずれもブラジル人の女性一人の男性二人です。
そしてその女性容疑者はなんと、
カワムラさんの農園で6年間も働いていた元家政婦でした。

この元家政婦は事件の20日ほど前に、
農園の物を盗んだということで解雇されています。
その逆恨みの反抗だったようですね。

こういう話を聞くと、JJの移住の夢も薄らいできてしまいます。
たしかカンボジアであった小学校立てこもり人質事件も、
韓国人に殴られて解雇された使用人が犯人でした。

フィリピンの人はプライドが高いと聞いています。
人前で怒ったりすると後で仕返しされることもあるとか。
外国人を使用人に使うのも大変そうですね。

それを思うとフィリピンパブでは、
上手にタレントさん達を扱っているように見えますね。

フィリピンに移住したらメイドなんか雇わずに、
あちら版フィリピンパブでも始めた方が、
無難なのでしょうか。
(冗談ですからね)

悪者ぞろいの家

2005-10-15 | どちらの話
今日は日本昔話を一つご紹介しましょう。


『悪者ぞろいの家』

昔あるところに一軒の農家がありました。
そこの家族は仲が悪くて、いつも喧嘩ばかりして暮らしていました。

ある日、この仲の悪い農家の主人が、
村一番、仲が良いと評判の家族を訪ねて行きます。

「我が家は家族の者同士、仲が悪くて困っています。
どうぞ、家族が仲良くなる方法を教えてください」
と聞かれてその家の主は答えます。
「いやぁ、そんな方法なんて別にないですよ」
「そんなことはないでしょ。
意地悪しないで教えてくださいよ」

そんな会話をしていると、
そこの娘さんがお茶を運んできました。
「お客様、粗茶ですがどうぞ」
そう差し出した途端、お茶がひっくり返ってしまいました。

驚いた娘さんはすぐに、
「すみません、失礼をしました。
お茶は掛からなかったですか?」
そう謝っていると、奥から母親が飛んできて、
「うちの娘がとんだ粗相をしました。
火傷はしませんでしたか。
運ばせた私のせいです。申し訳ありません」
するとその家の主も、
「いやいや娘に注意をするよう、言わなかった私のせいです。
堪忍してくださいな」
と謝って、集まった家族全員で客に詫びました。

「お茶をこぼされたのは構わないが、
結局、仲良くする方法は聞き出せなかった」
とガッカリして帰ろうとする農家の主人に、
この家の主が言います。
「たぶん、あなたのご家族は皆さん良い人なのでしょう。
ところが我が家は、ごらんの様に皆が悪者になります。
それが仲の良い秘訣かもしれませんね」

それを聞いて帰った農家の主人は、
家族全員を集めてこの話を聞かせて、
それからというものは、家族の皆が悪者になるよう努力しました。
そのお蔭でこの家族も仲良く、いつまでも末永く暮らしたということです。

めでたし めでたし


ボホールにお住まいの若さんのブログをヒントに、
思い出した日本の昔話です。

若さんのフィリピンで体験しているのは、
契約したのに工事がなかなか始まらない。
確認したら最初にセールスマンの言った約束は間違えだった。
でもクレームを言いに行った窓口では、
仕事中に携帯で話しているのに、お客は散々待たせ、
挙句に「それは私のせいじゃない」という態度。
高くなった価格や経費は、全てお客さんの負担。
結局、お客さんの泣き寝入り。

フィリピンに在住の方からは、よく聞く話ですよね。
日本はこういう場合、まず「申し訳ありません」から始まります。

悪者ぞろいの日本、
誰も悪い人のいないフィリピン。

ご家族にフィリピンの方がいらしゃったら、
この昔話を話して聞かせてくださいな。
そして是非その感想をコメントで教えてください。
お待ちしています。

国連の非常任理事国

2005-10-14 | ニュース斜め読み
日本が国連の常任理事国を目指しているのは知っていましたが、
安全保障理事会の非常任理事国に、
フィリピンが入っているのは知りませんでした。

非常任理事国の任期は2年間で、
2004年からは、
フィリピン、ルーマニア、ブラジル、アルジェリア、ベナン
2005年からは、
日本、デンマーク、ギリシャ、アルゼンチン、タンザニア
2006年からは、
カタール、コンゴ共和国、ガーナ、スロバキア、ペルー
各国が勤めるそうです。

だからフィリピンの任期は今年で終わりです。
日本はあと一年残っていますね。

フィリピンも国際貢献していたんです。
彼女は知りませんでした。
でも私も日本がなっているなんて、知りませんでしたから、
お互い様ですね。