タガログ語を話す国

約20年前にフィリピンへ移住を夢見て始めましたが
現在は長期旅行をするスタイルにシフトしました

通じない国際電話

2006-09-30 | JJ日誌
台風15号はフィリピン名でMILENYO(ミレニョ)だそうですが、
大変な被害だったようですね。

そんな中を飛び立って行った、
よ~く考えよう-フィリピン」のたけだ氏は無事に着いたのでしょうか?

昨日・一昨日と夜の10時頃にフィリピンへ電話をしてみたら、
「今の時間、この方面への電話は大変込み合っている」そうで、
普段も繋がりづらいけれど、それ以上のようでしたね。

彼女の電話はまたプリペードがなくなっていて掛からず、
家の電話へ掛けました。
プリペードがないと掛けるだけでなく、
受けるのもダメになっちゃうんです。
日本のものなら利用金分がなくなっても、
数ヶ月は受けられるのに、
フィリピンはキビシイネ・・・なんですね。

子供「ハロー・・・」
JJ「もしもし・・・」(日本語)
子供「ハロー・・・」
JJ「えー、Cちゃんはいますか?」

電話の向こうで子供の叫ぶ声
「ねぇちゃん、ヘンな電話が掛かってきたよ!」

女「ハロー・・・」
JJ「もしもし・・・」(日本語)
女「ハロー・・・JJ?」
JJ「そうです」
女「JJ久しぶりじゃない! 元気だった・・・+※*∵?×#!」
JJ「ええ、元気だよ~ん」
(ところで誰?)

JJ「Cちゃんは居ないの?」
女「彼女、病気で大変なのよ」
JJ「えっ、どこが悪いの?」
女「・・・+※*∵?×#!・・・」
JJ「ふーん、で病院へは行ったの?」(わかっていない)
女「病院?・・オオ・+※*∵?×#!・・・」
JJ「ふーん、ちゃんと薬飲んでいる?」(全然わかっていない)
女「クスリ?・・・+※*∵?×#!・・・」
JJ「ふーん、じゃあCちゃん今は居ないんだ」(もう切りたくなっている)

また電話の相手が代りました。
「もしもし・・・」(日本語)

Cちゃん!
居るんだったら早く出てよね!
私にはこれ以上のタガログ語が出来ないんだから!

フィリピンの人って、皆で電話を回すのが好きじゃありませんか?
それとも、この家族だけ?

C「すごく熱あるよ」
JJ「えっ、なんの病気?」
C「・・・+※*∵?×#!・・・」(ふたたびわからない)
JJ「きっと、それは性病か痔です」
(それ以外のタガログ名を知らない)
C「そんな訳ないでしょ!・・・+※*∵?×#よ!・・・+※*∵?×#!」
(だから、わからないちゅーの!)

・・・ということで、
翌日の朝一番で病院代のお金を届けました。
悲しいかな・・・結論はいつも一緒です。

認知をして日本国籍を2

2006-09-27 | ニュース斜め読み
以前にフィリピンから来日して、
「お父さんはお母さんと結婚していませんが、
認知はちゃんとしてくれているので、
僕達は日本人の子供です。
だから日本の国籍をください!」
という裁判の話をしました。

今日は国内組みの話です。

海外組みの時には、
お勧めは東京地裁ですよと話しましたが、
今回の国内組みも1審は東京地裁だったそうです。

東京地裁は子供たちにやさしいですね。
「お母さんが日本人なら、
外国人の内縁でも国籍をみとめるのに、
お父さんが日本人の時はダメというのはおかしい」
と国籍を認める判決をしたのです。
でも日本国が不服として上訴したんですね。

そこで東京高裁の口頭弁論になりました。

子供たちは皆、フィリピン人のお母さんと日本に住んでいるんです。
アレッ、
内妻であるお母さんは日本の永住権があったのでしょうか。
結婚していなくても日本に住める?・・・

そこが日本国としても、
海外組みには国籍を認めておきながら、
国内組みに二の足を踏む理由かも知れませんね。

その話はワキに置いておくとして、
とにかく子供たちは日本で生活しています。

「お父さんの記憶はありません。
でも僕は自分が日本人だと思っています」

「日本で生まれて日本の学校に通っています。
言葉だって日本語しか話せません」

「でも友達がフィリピン人と言っていじめます。
早く日本人になって、みんなの仲間にいれて欲しい」
と訴えています。

前回と同じ結論ですが、
認知だけでもしてあげていると、
その子の将来は大きく変わってくるようですね。

タイのクーデターで

2006-09-20 | ニュース斜め読み
一昨日に移住の候補地で、
「タイもありかな」っていう話をしていたら、
クーデターになってしまいましたね。

日本では絶対にありそうもないクーデターなんてことも、
フィリピンに似ているなどと思っていたら、
金融関係もそう感じたのでしょうか、
タイのバーツに影響されて東南アジアの通貨、
特にフィリピンのペソが値を下げています。

ペソは先日4年ぶり高値だったのに、
先日1ドルが50.06ペソが、
今日は1ドル50.35ペソだそうです。

このままいくと早い時点で1ドル51ペソになりそうなのだとか。

ちょっとペソ高になったかと思われたフィリピンの経済ですが、
タイのクーデターでまた元に戻りそうですね。

日本人としては他人の不幸を、
喜んじゃマズイんでしょうね。

目標設定

2006-09-19 | 移住計画
別に夜空に向かって
「天よ、我に七難与えよ・・・」
なんて呟いている訳ではないのですが、
目標は明確にしておいた方が達成しやすいと思い、
PROFILEの欄に期限を設けました。

いつか聞いた話なのですが、
移住って55歳までにしないとシンドクなるんだそうです。

中には60歳でも元気に移住できる人も居られるでしょうが、
一般的には55歳位が限度で、
それ以上になると人生を大きく変える移住は出来なくなるんですって。

そこで具体的に、
2008年4月にはリタイヤして、
(我が社は3月が決算なので)
同年5~6月には奥さんと下見というか渡比して、
7月から本格的に移住したいと思います。
(7月というのは前々からの計画です)

今までのPROFILEには「○年後には・・・」
という表しかたでしたが、
少しだけ単位が細かく具体化させました。

果たして、その根性が私にあるのか・・・
それが最大の難関です。


アリンアリン

2006-09-18 | 移住計画
移住先はフィリピン!と考えていますが、
テレビなどで最近の話題に触れると、
タイへの移住も人気があるようです。

以前に両国の船員同士は仲が悪いという話をしましたが、
そのせいなのか私には
「フィリピンとタイはライバル関係」というイメージがあるんです。

タイへ移住した方の理由は、
1・物価が安いこと
2・気候が日本より暖かいこと
3・比較的治安の良いこと
とありましたが治安以外はフィリピンと同じようなものですね。

私のようにフィリピン馬鹿になってしまった人間ではなく、
一般的にはどちらの国に興味があるのか、
連休の暇を利用して、
少し大きな本屋へ行って調べてみました。

とは云え、観光の本を開いたわけではないんです。
語学の辞書コーナーに行って売られている本の種類数をみました。
東南アジアの言葉を紹介する本(辞書?)

マレーシア・・・2種類
インドネシア・・・3種類
フィリピン・・・3種類
ベトナム・・・5種類
そしてタイ・・・17種類

この1件の本屋で何かが決まるわけではありませんが、
商売ですから、売れなければ置いておかない筈ですよね。
ある程度の目安にはなると思います。

世間は圧倒的にタイの方を注目しているんです。

移住先はタイも含んで検討した方が良いのでしょうか。
そして冒険家HELL氏は、
タイランドへも行くのでしょうか。
(詳しくはこちら)

横の奥さんは今でも、
「移住先はハワイ!」
と言い張っていますが・・・



EPAで白衣の天使

2006-09-12 | ニュース斜め読み
フィリピンではタレント養成所に代わって、
看護士の養成が多くなっているようですが、
そんな人々に朗報です。

以前より足踏み状態が続いていた経済連携協定(EPA)で、
ついに厚生労働省が重い腰をあげて、
フィリピン人の看護師・介護福祉士の「人の流入」に、
昨日OKを出しました。

2年間に看護師400人と介護福祉士600人を、
受け入れる調印をしました。

でもその内容は大変厳しくて、
フィリピンパブのタレントさんのようにはいかないようです。

まずフィリピンで看護師や介護福祉士の資格を取得して、
半年間の研修期間に日本語をマスターし、
さらに日本の国家資格を、
看護師は3年・介護福祉士は4年の期限内に、
それぞれ取得しなくてはなりません。

この厳しい条件をクリアしたエリートは、
日本人と同等か、それ以上の報酬が約束されるんですって。

たかが1000人の枠ですから、
いなくなったタレントさんの人数に達するのは、
いつのことになるのでしょうか。

それでも来年には第一陣が入国してくるそうですから、
フィリピーナの白衣の天使に、
お世話いただく日が早く来るとよいですね。

医療費の人道援助

2006-09-11 | お金の話
どうもフィリピンの人は、
送金依頼をすると時に、
「ダメモト精神」で多めに言って来るような気がします。

先日もそうでした。

お父さんが入院しているそうで、
入院費が一日2000ペソもするんだそうです。
あまりに高いので三日間の入院だけで、
退院させるのだけれども、
ドクターへの謝礼(治療費?)や薬代も掛かって、
その支払いに苦悩していると言ってきました。
(JJはケチなのではっきり「金送れ」とは言わないんです)

日本人が怪我や病気で入院する場合は、
「日本人なんだから、ちょっと良い部屋にしてよ」
なんて病院から云われちゃったりして、
冷房完備のテレビ・シャワー・トイレがついた個室が多いようですね。
場合によってはメイド室なんかもついているそうです
場所にもよりますが一日2500~3000ペソ程度だと聞いています。
(帰国後に申請すると、
旅行保険とか国民保険からだいぶ戻って来るそうです)

トンドに住む彼女のお父さんが、
どの程度・ランクの病院に入院したかは、
容易に察しがつきますね。
少なくても上記のような個室ではないでしょう。

だから今回は5000ペソだけ送金して、
その全てを賄うよう云いました。

30分後にお金を受け取ったか確認の電話を入れたら、
(あちらから掛けてくる筈がないので)
彼女は「ありがとう」
とは云いましたが、
「これじゃあ足りない!」
とは云いませんでしたので、
これで何とかなったんだと思います。


以前に兄貴の嫁さんが出産で、
帝王切開になった時は、
25000ペソが必要だと言われました。
(なせだか帝王切開が多いらしいです)

日本人と結婚していれば、
それなりの医療を受けられる病院で、
20000~30000ペソ程度でしょうか。

トンドのあんちゃんの奥さんですから、
こちらもそれなりの病院だと想像できます。

25000ペソは高い気もしましたが、
ニノンのご指名も受けていますので、
お祝い金も含んでという事で送金しました。

それ以来・・・
兄弟に出産があるときは、
私が生ませる(お金を出す)係りのようです。
・・・気持ち良い思いをしたのは私じゃないのに・・・


同じような話で、
多額の要求を受けた人の騙されたという話を聞きます。
その方は「騙された被害者」であることは確かですから、
お気の毒サマとは思いますが、
これだけネットの発達した時代ですから、
言い値を鵜呑みにして払っちゃうというのは、
ちょっとお人好しの「ロコロコちゃん」だと思いますよ。

よくフィリピン人のことを、
「サル」とか「土人」なんて悪口を言う人がいますが、
それは失礼ですね。
言うなれば彼ら・彼女らは「道徳を持たない異星人」なんですね。

もちろんそうじゃない人も居ますよ。
上流階級では日本人より、
アメリカやヨーロッパの高等教育を受けている人の方が多いですものね。
でもそれは一握りでしょう。
大半は金銭の「道徳を持たない異星人」と思って間違いありません。

だから、
その分こちらがしっかりとした情報を手に入れておかないと、
言うなりになっちゃうんですね。

さて、
こんな話はあちらのご家族のある方や、
現地の方には常識でしょうが、
JJを始めとする日本の「迷える子羊」お父さんの参考に、
よそからパクッてきた情報を書いておきますね。

何だか分からないけれど具合が悪いので調べてもらいます。
レントゲン代 400ペソ程度
精密検査代 2000ペソ程度

肺炎なんかで呼吸困難になった時には、
酸素呼吸器一式 5000ペソ
なんだそうで、かなりヤバイときですね。

いつもこのブログで話している事ですが、
騙されていると知りながら騙させれるのって、
なんとなく幸せです。

でもタレントさんから数十万円とか、
酷いのは100万円を越す緊急援助を頼まれたとしたら、
笑い事ではありません。

払っちゃった人が「笑いもの」です。

働く理由

2006-09-08 | あちらの話
ちょっとした訳なんかがありまして、
すっかりご無沙汰だった彼女へ、
久しぶりに国際電話をかけました。

「日給80ペソ(165円位)のクツ屋の仕事は続いているの?」
と聞いてみたら、
タレントをしていた彼女にとっては、
金額の安い仕事をしていたことが少し恥ずかしいようで、
「もう、やめちゃった」
という答えでした。

フィリピンでは雇用のシステム上、
三ヶ月の見習い期間が終わった時点で、
一度解雇されちゃうと聞いていましたから、
予想通りの答えですね。

でも三ヶ月ではなく五ヶ月間勤めたそうで、
なんで二ヶ月間多くなったかは、
私たちの会話力に限度があるように、
その理由もまた分かりませんでした。

ただ五ヶ月間勤めたという返事は、
ちょっと自慢げで鼻息が荒くなっていました。

「いまは何をして働いているの?」
と尋ねたら、
「いまは何もしていない」そうで、
元のグータラ生活に戻っちゃったようです。

「何んで働かないの?」
という質問に彼女は、
「だって、あなたまた働けって言わなかったじゃない!」
なのだそうで・・・

食べていくために働くのかと思いきや、
私にうるさく言われるので、
しかたなく働いていたようでした。





「ご無沙汰」といえば、
このブログもだいぶご無沙汰しちゃいましたね。